西岡利晃(にしおか・としあき)は、日本人のプロボクサーである。現WBC世界スーパーバンタム級チャンピオン。通称は「スピードキング」「モンスターレフト」。
概要
兵庫県加古川市出身。デビュー当初はバンタム級。日本人の中では段違いのスピードを持ち「スピード・キング」の異名を持っていた。当時から世界王者になることが嘱望され、西岡自身も「俺の才能で世界王者になれないはずがない」と思ってたと述懐している。
だが、当時の名世界王者ウィラポン・ナコンルアンプロモーションとは、4度も対戦して2敗2分と勝つことができず、また、二度目の挑戦後にアキレス腱を断裂して持ち味のスピードが出なくなった。
その後はスーパーバンタム級に転級するも、かつてのような精彩を欠き、「西岡は終わった」とファンのみならず陣営からも思われていた。会長からは引退を勧告されるほどだったという。
しかし西岡は挫けなかった。2008年9月15日、当時の世界王者イスラエル・バスケスの負傷による暫定王者決定戦が組まれ、その試合(対ナパーポン・キャッティサクチョーチャイ)に3-0の判定で勝利。5度目の挑戦にて世界王者となった。(同年末にイスラエル・バスケスが王座返上(名誉王者となる)したため、正規王者に昇格)
2009年1月3日に初防衛戦を行い、ヘナロ・ガルシアを相手に12RTKO勝利。長谷川がポイント的に苦しんだガルシアは、頭から突っ込むラフさが厄介でタフな選手である。西岡はラフファイトに対してなんなく対処してポイントを重ねた。途中で右拳を負傷した西岡は、片手だけで戦う事を余儀なくされたが、最終ラウンドインターバルでセコンドにはっぱをかけられると、左手だけでアッパーを突き上げガルシアをKOしてしまった。
そして、5月23日に二度目の防衛戦(指名試合)。相手は強豪ジョニー・ゴンザレス(のちに長谷川を完璧にKOしてWBC世界フェザー級王者を戴冠する選手)。しかも敵地メキシコということで前評判は不利であったが、3Rに左ストレートをズバリと決めKO勝利。海外防衛は渡辺二郎に続いて2人目、敵地での指名試合防衛は史上初の快挙であった。この試合は2009WBCノックアウトオブザイヤー、2009日本ボクシング年間最高試合を受賞している。
2011年10月1日には、日本人として初めて、ラスベガスでのメインイベンターとして7度目の防衛戦を行った。相手のラファエル・マルケスは2階級制覇の経験があり世界的な評価も高い強豪だったが、序盤をしのぐと中盤以降は得意の左ストレートが決まりはじめ、後半はほぼ一方的な展開に。3-0の文句のない勝利を飾り、自身2度目の海外防衛成功となった。この試合は2011日本ボクシング年間最高試合を受賞している。
ラファエル・マルケスとの試合後、本田会長が8度目の防衛戦後の引退の可能性について発言した。ただ、トップランクとのドネア戦の交渉の方便とも見られており、西岡自身も進退について明言を避けている。8度目の防衛戦の相手は、全階級でも世界屈指の強豪、ノニト・ドネアが濃厚となっている。
現在までに7度の防衛戦を行い、いずれも磐石の内容で勝利している。現在では、もっとも国内外で評価が高い日本人ボクサーといえる。専門誌(ボクシングマガジン・ボクシングビート)では平成最強王者との見解で一致しており、また歴代日本人ボクサー最強の呼び声も高い。リングマガジンではオールタイムジュニアフェザーランキング第9位にランクしている。
戦績
タイトル:日本バンタム級王者(2度防衛)、WBC世界スーパーバンタム級王者(7度防衛中)
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関連項目
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読み:ニシオカトシアキ
初版作成日: 09/12/18 06:55 ◆ 最終更新日: 12/04/06 14:28
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