西村艦隊の人とは、艦これ実況生主「どどんぱ」提督の別称であり、奇跡の人である。
概要
艦これにおける西村艦隊と縛りプレイ
西村艦隊の詳細は当該記事を見ていただくとして、西村艦隊に属していた艦これサービス開始時点で実装されていたのは以下の5隻であった。
「どどんぱ」提督はこの5隻で、難関海域(ステージ)や期間限定イベント海域を攻略していく縛りプレイ生放送を行ってきた。(後に、「朝雲」と「山雲」が実装されると、この2隻を加えた全7隻。)
扶桑型戦艦の両隻は戦艦の中でもっともレアリティが低く、回避も極めて低い。さらに運も低いため思わぬところで敵のクリティカルを受けて大ダメージということも少なくない。
さらに、上記5隻のうち、「満潮」を除いた4隻を編制2-3ボスに勝利するという任務(クエスト)と、「満潮」を含む5隻を編制して5-1ボス勝利する任務がある。
今日においては、特にイベント海域連合艦隊システムにより軽巡が必須となったり、機動部隊編制が必須として航空母艦を組み込まざるを得なくなっていたり、水雷戦隊による作戦を再現するために軽巡や駆逐だけしか投入できなくなったり、出撃制限(特定の海域に出した艦娘が以後、別のイベント海域に出撃不可能となる)により、同じ艦娘をイベントを通じて出撃することが出来なくなったりと、厳密な意味における「縛り」は不可能になってしまっている。
また最弱戦艦であった扶桑型姉妹も改二実装に伴い、長門型に匹敵する火力と伊勢型を超える水上機運用能力を持つようになり、その評価は一転することとなった。
それでも、同時に投入できる戦力数に厳しい制限がある艦これにおいては十分な「縛り」であり、後述の数々の奇跡を含め、他の提督は畏敬の念を禁じえないのである。
それでも呼んだ奇跡
5-5海域のボス初撃破
5-5、サーモン海域北方、第二次サーモン海戦は、以後の海域を出撃できるように解放するのには関係ない「拡張作戦 ExtraOperation」の一つである。ゆえに運営自ら最強ならぬ最凶と称する難易度を持っている。
西村艦隊の人が初めて投稿したその動画は、そのボス艦隊旗艦を時雨ではなく扶桑の、時雨ではなく扶桑の(大事なことなので2回言いました)主砲カットインで葬り去る光景が記録されていた。
そんな、馬鹿なことが・・・
夜戦カットイン攻撃の発動は、その艦娘の運に大きく左右される。改二において運が50と大きく向上し、史実に違わぬ幸運艦となった時雨ならともかく、前述の通り、扶桑型姉妹は運がかなり低い。
旗艦配置や装備により確率を底上げ可能であるが、動画は時雨の探照灯のみであり、旗艦配置でもない。ケッコンカッコカリで運が13に向上しただけでは、その確率は20%にも満たないであろう。低い。(2017年6月現在の推定計算式によれば探照灯込でのカットイン発動率はおおよそ30.5%)
さらに、カットイン自体が発動しても、そう都合よく旗艦を狙ってくれるというわけでもない。旗艦以外にも随伴艦が2隻いるので単純に考えても1/3である。
その低確率を、生放送中にやってしまったのが西村艦隊の人なのである。
朝雲実装
2014年11月14日、14年秋イベント「発動!渾作戦」開始と同時に、満潮型駆逐艦「朝雲」が実装された。
しかし報酬(海域突破で必ず貰える)ではなく、ドロップ(戦闘勝利限定ガチャ)のみであり、それも限定海域の2海域目以降のボス勝利だけである。
西村艦隊の人も、いつもどおり限定海域を西村艦隊を中心に編制し攻略を開始。
そして全4海域中の3海域目、支援艦隊が敵艦隊の半数を撃沈するという大健闘と、時雨のカットイン攻撃によりボスに勝利し、突破したその時である。
よりによってこのタイミングである。
なおその後、朝雲は2015年4月10日に1-6「鎮守府近海航路」の追加実装と同時に当海域でドロップするようになった。筆者の鎮守府にも着任してください~。山雲も待ってます~。
山雲実装
朝雲実装からまだ日も浅い同年12月26日、満潮型駆逐艦「山雲」が実装。例によって入手はドロップのみである。
なお、今回は期間限定海域ではない通常海域であったものの、最も周回(ドロップ狙いやレベリング等を目的に同じ海域を周り続けること)しやすい1-5は翌年1月9日までの期間限定となっていた。
早速、西村艦隊の人も西村艦隊から4隻を選出し山雲を狙って1-5へ出撃、いつものようにボスを撃沈したその時であった。(同海域は4隻編制でないとボスに到達することができない)
まさかの1発ツモであった。
なお、後日の統計情報によると確率は1.86%であり、山雲に限らずドロップ艦は何十週、下手すると百週はしないと獲得できないのが普通である。
まだまだ続く奇跡
2015年8月10日から開催された夏イベ「反撃!第二次SN作戦!」。
全7海域という史上最多の海域数に、これまた最多の4種類の出撃制限。14年夏イベを彷彿させる、第2・第3海域の時点での高難易度、13年秋イベを彷彿させる第4海域、そして史上最も硬い装甲値を設定されたボス艦隊旗艦と此れを弱体させる、毎日0時にリセットさせられるギミック。秋月型2番艦照月の実装に浮き足立った多くの提督が丙攻略や攻略自体を断念していた。筆者も丙攻略です。可愛いよ照月。
そんな困難なイベントにも西村艦隊の人は甲難易度で、西村艦隊+那珂、飛鷹、龍鳳で攻略を挑んでいた。
ダメコンこそ使用しながらも、後はボス旗艦を撃沈するれば攻略完了というところまで到達。しかし、夜戦開始時まだ敵旗艦は無傷で随伴艦も2つ残り、こちらの行動可能艦は朝雲、最上、満潮、時雨だけであった。
朝雲のカットインで瀕死の随伴艦1を撃沈、最上、満潮のカットインは不発の上、随伴艦に攻撃。
この時点で此方は時雨のみ。敵には随伴艦が1残っており、そちらを攻撃する可能性、さらに無傷のHP255では撃沈まで至らない可能性が高い。
今回も駄目かと誰もが思った。
だが西村艦隊の人は違った。「ワンパン!(一撃で旗艦を撃沈の意)ぶっ飛ばせーっ!」
「残念だったね。」
敵旗艦に257ダメージを与えて撃沈したのである。
西村艦隊の人自身も歓喜して絶叫し、画面は某ぴょんぴょんアニメのごとくコメントの弾幕に埋め尽くされた。
信じられねぇ……この提督、時雨から運を御裾分けしてもらってんじゃねぇのか……※1
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
※1 ちなみにキスカ撤退作戦で有名な木村昌福中将は中佐時代に第21駆逐隊司令に着任している。その時の司令駆逐艦は初霜。そのキスカ撤退作戦に初霜も参加していた。
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