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覚醒剤とは、薬物の一種。広義には中枢神経を刺激して心身を活動的にさせる薬物を、狭義には「覚せい剤取締法」によって規制される薬物をいう(法律上は覚せい剤と表記)。
本稿では狭義の「覚醒剤(覚せい剤)」を概説する。化学的性質、詳しい歴史などはwikipedia
等もあわせて参照。
概要
覚せい剤取締法においては
- フエニルアミノプロパン(アンフェタミン)、フエニルメチルアミノプロパン(メタンフェタミン)及び各その塩類
- 前号に掲げる物と同種の覚せい作用を有する物であつて政令で指定するもの
- 前二号に掲げる物のいずれかを含有する物
と規定される(同法二条一項各号)。
19世紀末に合成され、1930年代に入って医薬品として販売されるようになり、第二次世界大戦中には各国で軍人や軍需工場の労働者に使用された。戦後、日本では軍需用の備蓄が民間に放出され、広く使用されるようになったが副作用や嗜癖(依存)が社会問題となり、覚せい剤取締法の制定によって規制されることとなった。以後、医療用・研究用などの例外を除いて原則的に製造、使用などが禁止されている。
禁止後も覚せい剤の娯楽・能率向上目的などの使用は後を絶たず、日本における薬物犯罪の大部分を占めている。合成自体は比較的容易であるが、大量生産にはある程度の規模の施設が必要となるため、個人での製造はあまりなく暴力団などの犯罪組織によって行われる場合が大半である。近年では国内での生産は稀で、流通しているものはもっぱら海外からの輸入品。現在では入港規制によって縮小しているが、かつては北朝鮮の重要な「輸出品」でもあった。
効果
中枢神経に作用し、ドーパミンなど伝達物質の充溢を生じさせることで、覚醒作用や快感、疲労の減退などの効果をもたらす。まさに「覚醒」剤である。前述の医療品としての効果はこういったものを想定している。
反面、副作用として不眠、食欲減退、強い倦怠感、幻覚・幻聴などをもたらす。これらの症状は統合失調症のものと酷似しており、服用を停止した後もフラッシュバックとして残る場合がある。依存性も高く、中毒患者が譫妄状態に陥って暴力沙汰を引き起こす可能性もある。
刑罰
- 営利目的での輸入→無期若しくは3年以上の懲役及び3000万円以下の罰金 (覚せい剤取締法上は「1000万円以下の罰金」だが,通常は関税法違反にも該当するため,同法による3000万円以下の罰金が併科される)
- 法定の除外事由のない,営利目的での所持,譲渡,譲受け→1年以上の有期懲役及び500万円以下の罰金
- 法定の除外事由のない所持,譲渡,譲受け→10年以下の懲役
- 使用→10年以下の懲役
関連動画
覚せい剤所持・使用が露見した著名人
※大百科に記事があるもの。随時追加されたし
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関連項目
関連リンク
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E8%A6%9A%E9%86%92%E5%89%A4


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読み:カクセイザイ
初版作成日: 09/08/13 18:23 ◆ 最終更新日: 12/04/20 00:22
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