豊田線とは、名古屋鉄道の路線である。
概要
愛知県日進市の赤池駅と愛知県豊田市の梅坪駅を結ぶ路線である。ただし、全列車が三河線の豊田市駅まで直通する。また、名古屋市営地下鉄鶴舞線・名鉄犬山線と直通している。1979年の開業から1986年までは「豊田新線」と名乗っていた。
豊田線内で完結する列車は設定されておらず(臨時列車として運行されることはあり)、基本的には鶴舞線の上小田井駅と豊田市駅間を往復しているが、平日の全時間帯および土休日の早朝・深夜には犬山線犬山駅まで直通する運用がある。
豊田線内は各駅停車しかないが、線形が良好であることや、駅間距離が比較的長いことから表定速度は50km/hと河和線の急行と大差ない。
もともとは新三河鉄道が戦前に取得した八事~挙母(豊田)間の免許が起源である。しかし、経営困難のため着工されず、免許は三河鉄道→名古屋鉄道と引き継がれることになった。
名古屋鉄道は当初免許の全区間を建設する計画であったが、名古屋市内は名古屋市が地下鉄を建設することになったこと、用地買収の関係で赤池に車庫を設置する必要が出てきたことから、名鉄と名古屋市が協議を行った結果、八事~赤池間は名古屋市に免許を無償譲渡し、見返りとして瀬戸線の栄町~東大手間の免許を手に入れることになった。
沿革
- 1973年:着工。
- 1979年:梅坪駅~赤池駅間開業、全通(当時は「豊田新線」)。開業当初より名古屋市営地下鉄鶴舞線と相互直通運転。
- 1986年:路線名を「豊田線」に変更。
- 1993年:鶴舞線が庄内緑地公園駅~上小田井駅間において延伸開業したのにあわせ、犬山線との相互直通運転を開始。
駅一覧
全列車が各駅に停車する。便宜上、三河線の梅坪駅~豊田市駅間も掲載する。
駅名 |
営業キロ (駅間) |
■のりかえ○周辺施設 |
赤池駅 | 0.0(-) | ■名古屋市営地下鉄 鶴舞線(犬山駅まで相互直通運転) ○レトロでんしゃ館 ○ピアゴラフーズコア ○メグリア ○あさくま |
日進駅 | 3.0(3.0) | ○愛知警察署 ○日進市役所 |
米野木駅 | 4.8(1.8) | ○名古屋商科大学 ○愛知池 |
黒笹駅 | 7.1(2.3) | ○愛知牧場 ○ピアゴ |
三好ヶ丘駅 | 9.0(1.9) | ○東海学園大学 ○トヨタスポーツセンター ○名古屋刑務所 |
浄水駅 | 11.4(2.4) | ○中京大学 |
上豊田駅 | 13.2(1.8) | ○さなげアドベンチャーフィールド |
梅坪駅 | 15.2(2.0) | ■名鉄 三河線(猿投方面) ○川端公園 ○平山公園 ○西山公園 |
豊田市駅 | 16.6(1.4) | ■名鉄 三河線(知立方面) ■愛知環状鉄道 愛知環状鉄道線(新豊田駅) ○豊田市役所 ○T-FACE ○メグリアセントレ ○参合館 ○コモ・スクエア ○豊田市美術館 ○豊田スタジアム ○VITS豊田タウン |
関連動画
関連項目
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