貸借主忘却の法則とは、学術的には正式な定義がなされていない法則の1つ。
概要
「らき☆すた」の登場人物である日下部みさおが提唱する法則。
早い話が相手から借りたものを持ち主が忘れてそれを勝手に自分の物にすること。
要は世間一般で言う「パクリ」と呼ばれる行為に近い。
正直、この説明が正しいかさえも怪しい為、詳しくは「らき☆すた」3巻参照。
この貸借主忘却の法則と「ジャイアニズム(剛田主義)」は似てはいるものの、決して同義ではない。
異なる点の例を挙げると次項の様な点が挙げられる。
余談だが、日下部みさおは他にも「3秒るぅるぅ」なる新たな法則を提唱している。
ジャイアニズム(剛田主義)との相違点
- 貸す側と借りる側の関係
ジャイアニズムの場合、大抵貸す側は気が弱いなどの理由がつく弱者で、借りる側は「喧嘩に強い」や「気が強い」などの理由が付く強者となる。
所謂「いじめっ子といじめられっ子」の関係である。
一方で、貸借主忘却の法則の方はと言うと、そういった上下関係は殆どの場合無く、寧ろ親密な関係のケースが多い。 - 借りる側の借りた当初の意識の違い
ジャイアニズムの場合、自身の所有・占有物の権利を主張する一方で、更に相手の所有・占有物でさえも法的根拠無しに相手の所有権を否定し、所有権は自分にあると主張する一方的なものである。
まさに「お前のものは(ry」である。
反対に、借りた当初は返すつもりはあったが、借りる側も貸す側も借りている事自体を忘れてしまった為、自動的に所有権が借りた側の人間に移行してしまう(もしくは、借りる側がうっかり忘れてしまっていたケース)というのが貸借主忘却の法則である。 - 「借りる」という概念の違い
そもそも、「借りる」という行為自体相違点に含まれる。
ジャイアニズムは、相手の物でも所有権は自分にある事を主張していることから、借りるのではなく返してもらうという感覚でいるケースが多い為、第三者から見てみれば物の貸し借りと言うよりは一方的に奪い取ると言った方が近い。
以上の事を踏まえて、貸借主忘却の法則に当てはまる人物は、そもそも悪意はなかったのだが、知らないうちにその所有権を奪取してしまっている。
早い話が、「ま、いいか」や「あ、やっちゃった♪」である。
いずれにしても、どちらの例も窃盗罪などに当てはまる可能性が高い場合もあるので、注意が必要と言える。
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