赤ちゃんポストとは、諸事情のために子育てをできない親が匿名で、赤ちゃんを病院などに安全に保護をしてもらう為の施設やシステムのこと。
概要
赤ちゃんポストは、望まない子どもを授かった女性の中絶や、諸事情で育児が困難になった親の危害行為、育児放棄を避けるという目的で作られた。
当初想定されていた新生児だけでなく、乳児や幼児が預けられるケースも多くある。
日本では唯一、熊本県にある慈恵病院がこのシステムを採用しており、施設名には「こうのとりのゆりかご」とつけられている。
施設は病院内の人目に付きにくい場所に新生児が入るサイズの扉があり、中には適温に設定された保育器が設置されている。
保育器に赤ちゃんを入れるとセンサーが働き、職員が迅速・安全に保護できるような工夫が施されている。
また施設までの経路や保育器のそばには、母親に宛てた案内板や手紙が設置されている。内容は、相談窓口や児童相談所の連絡先などが書かれており、将来を考えた配慮も見られる。
2017年2月、関西でのこうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)設置を目指す団体が、神戸市北区のマナ助産院に設置することを発表した。
しかし、資金や医師の確保など課題も多く、運営開始にはまだまだ時間がかかるようだ。
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関連項目
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