概要
赤城山の南の山麓、標高700~900mの大自然に囲まれた鄙びた温泉街で、近隣の忠治温泉・滝沢温泉・梨木温泉と共に名を連ねる赤城温泉郷の中で唯一の高温泉(42℃以上)である。ちなみに標高400m地域には赤城高原温泉もあり、そちらは独自の源泉により泉質もかなり異なる(後述)。
「上州の薬湯」として名高く、古くは奈良時代の文献に禽獣が傷や病を癒やす霊泉としてその名が登場し、鎌倉時代には新田義貞も湯治に訪れたという。江戸時代の元禄期初めに前橋藩主が湯小屋を設置し(当時創業の老舗宿も多い)、嘉永期には国定忠治一家も利用したと言われている(温泉郷の一つの忠治温泉は彼に因んだ命名である)。
現在は周囲にレジャー施設や観光スポットも増えてきているが、やはり高地ならではの四季折々の美しい景色と雄大な前橋市の夜景も大きな見どころである。
なお白みがかった温泉の泉質はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム・炭酸水素塩泉で、熱が体の内部にまでじっくり浸透する炭酸ガスが特徴である。ちなみに赤城高原温泉の方は鉄イオン・メタ珪酸含有泉であり、こちらは円やかな感触と高い保温効果に人気がある。
艦これ(アニメ)では
赤城たちの浸かっている湯も白みがかっている。つまり、そういうことである。
関連動画
赤城山の方
赤城さんの方
外部リンク
- 赤城温泉郷公式サイト - 赤城温泉観光協同組合
関連項目
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