超操縦メカMGとは、2006年9月に発売された、ニンテンドーDS用のロボットアクションゲームである。
開発は、『リモートコントロールダンディ』『ギガンティックドライブ』などで有名なサンドロット。
発売は任天堂が担当。同社とサンドロットがはじめて組んだ作品である。
概要
MG(マリオネーションギア)と呼ばれる巨大ロボットを操縦して、敵のMGとの戦闘や、レースなどのミッションをクリアしていく、重量感あふれるアクションゲーム。
MGの操縦は、そのほとんどをタッチスクリーン上に表示されたコクピット(操縦桿、ボタン、ハンドルなど)をペンで押したり、引いたり、回したり叩き壊したりして行う。
ボタンによる操作は、十字ボタン(ABXYボタン)による移動・回避のみである。
そして、それらの操縦法=コクピットはMGによって大きく異なる。
登場するMGは100体以上。
変形、爆発、ドリル、剣、大砲、重機、昆虫、ライオン、ミサイル、自爆装置など、男の子成分がとても多い。
ビルを掴んで投げつけるなど、サンドロットの「鉄人28号」のような要素も抑えている。
自分好みのMGを集めてゲームを進めていくことができる。
DSのソフトながら、MGのバリエーションが豊富なほかにも、ビル群などのステージも巨大感溢れるスケールで描かれており、タッチペンによる操縦もストレスがなく、主に男の子、つまり『地球防衛軍』シリーズなど、サンドロットの作品に反応するプレイヤー達から大きな人気を得た。
ニンテンドー3DSやWiiUなどの、よりスペックの高い2画面ハードでの続編製作・リメイクを望む声は未だに強い。
CM
テレビCMには当然のごとく水木一郎が起用され、短い枠ながら、お馴染みの熱い歌声で、ゲームの特徴と熱さを歌いきっていた。
ちなみに歌詞はこんな感じ。だいたいこれでゲームの魅力を説明しきれている。
「超操縦メカMG!!」
操れー!!
戦えー!!「ニンテンドーDS!!」
超操縦メカMG!!
登場人物
主人公とその周辺人物
- 主人公
- 主人公。13歳。人形使い(操縦士)を目指してガロイ工房で修行中。
- ゲームの主人公らしく殆ど喋らないのが特徴。表情だけで意思を伝える。
- ちなみに、漫画版での名前は「ジン」である。
- ケイ
- 主人公の親友。13歳。人形師(人形技師・整備士)を目指してガロイ工房で修行中。
- 喋らない主人公の代わりによく喋り、物語を進行していく。
- 新し物好きで、古臭い人形が嫌い。
- ガロイ
- 主人公達の師匠でガロイ工房の主。顔が広く、八工房の工房主とも親しい。
- 1年前から弟子(主人公とケイ)を育てるという大役に挑戦中。
- メリッサ
- ガロイの一人娘。男勝りな性格。
- マリオネーションギアを運搬するための特殊大型車両「オメガ・カーゴ」の運転をする。
- アンマリー・ダンクール
- 人形使いの名門ダンクール家の娘。13歳。名門の出であることにプライドを持っている。
- わがままな性格だったが主人公にポール壊し、レース、模擬戦2回の4つの勝負全てに負けたあとは少しおとなしくなる。
- ダディクールではない。
- 巫女川エリー
- 弓工房の人形使い。13歳。名家 巫女川家の一人娘で幼い頃から人形繰りの極意を叩き込まれていた。
- 使うMGは全て弓工房製である。ツンデレ。
- リュー・ガウゼン
- 自称「炎の人形使い」の14歳。山ごもり等のワイルドな特訓で自身を鍛えた・・らしい。
- フィン・ディー
- MG協会の職員のお姉さん。主人公がMG協会に行くと色々な情報を教えてくれる。
- ミオ
- 主人公達のクラスメイト。両親の経営する青い屋根の喫茶店「カフェ・アリス」を手伝っている。
- 明るく朗らかで、学校でも人気者らしい(公式より)。
- もし、クロノタウンでのミッションで青い屋根を見つけたら必ず破壊しよう!
登場MG
CMソングで歌われているように100体以上のMGがある。今そのすべてを紹介することは難しいので、ここではゲーム序盤から登場するMGをいくつか紹介する。
MGを製作しているのは、世界各地に存在する「工房」であり、それぞれ、製品に特色がある。
例えば輪工房・重工房は、それぞれ、車・重機に変形するMGを開発している。弾工房は、その名の通り銃器の扱いに優れたMGがウリ。極端なものだと、コンバトラーそっくりなロボットアニメらしいロボットを作りまくっている特工房や、ゲーム中ではぼかして書いているが要は核兵器の開発失敗でまるごと吹き飛んだ、爆弾を使用するMG専門の爆工房など、
- ゴッドフリードG4
- 40年ほど前に作られた人形。このゴッドフリードはケイが勝手に魔改造したため、ミサイルなどの武器が付いている。
- 本来なら動くだけでも精一杯のオンボロMG。見た目もデッサン人形の倍は貧相な、骨組みだけのようなMGである。改造されて武器が付いていてもやっぱり弱い。
- ハットマン
- 45年前に作られた糸繰り式人形。歴史的な価値はあるが、戦闘能力は無いに等しい。骨董品。
- 人形武者ガウス
- パッケージにも登場している輪工房製の人形。スイッチを切り替えることで車から人型に変形する。
- その腕に構えた魔刀ファルシスは回転レバーを回すことにより妖気を帯びて威力を増す。紫に輝く妖気剣はカッコいいぞ!
- 人形重機ダンヴァー
- ダンプカーから人型に変形できる重工房製の人形。ミサイルを搭載しているが、最大の武器はその腕である。
- 右側の十字レバーを左右に動かすと強力な連続パンチを、左側の回転レバーを回せば必殺のサイクロンパンチを繰り出す!
- 人形甲虫ヴィーガル
- カブト虫型の木工房製の人形。このMGは虫型なので人型よりも姿勢が低い。つまり敵の攻撃が当たりづらいのだ。
- バトルモードに変形すると二連爆雷砲やミサイルなどの火器が使えるようになる。もちろん、ツノも強力な武器だ!
- 爆人形ランディス
- 爆工房が10年前に製作した作業用人形。古い作業用のMGとはいえ、爆工房製だけあって爆弾の威力は
- 前述のMGに搭載されているミサイルよりも強力だ。建物を壊すミッションなどで大活躍するぞ!
ゲームにはまだまだ多くのMGが登場するぞ。君も全てのMGを手に入れろ!
こうして設計図集めという名の修羅の道にまた1人、足を踏み入れてしまうのであった……。
用語
- MG(マリオネーションギア)
- 全長30mを越える巨大なロボット「機械化マリオネット」の総称。
- 糸繰り人形(マリオネット)がその起源であることから人形と呼ばれることが多い。
- 動力は様々で、ガソリンや電池、果ては蒸気やゼンマイ、バネで動く人形さえ存在する。
- 八工房
- 世界中に多く存在するMGを製作する工房の中で、特に優れた技術を持つ工房を「八工房」と呼ぶ。
- 輪・重・木・円・忍・爆・弾・闇の八つをこう呼ぶが、闇工房は閉鎖、爆工房は爆弾の実験事故により消滅している。
- なので、それらに代わる「八工房候補」として弓工房、特工房、牙工房などの名前が挙がっている。
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関連項目
リンク
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