足立祐一単語

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足立祐一（あだち　ゆういち、1989年9月22日-）とは、東京都出身の元プロ野球選手（捕手）である。現在は東北楽天ゴールデンイーグルスのスカウトを務める。

概要

小学3年時に野球を始め、当初は投手だったが中学時代に捕手に転向する。
高校では2年時に都大会準優勝まで勝ち抜くが、結局これが最高成績となり甲子園に出場することは叶わなかった。

大学では2年時にレギュラーとなると、3年連続でベストナインに輝く活躍を見せ、特に3年時には第41回明治神宮大会出場決定戦にてチームを準優勝に導き敢闘賞に選ばれている。

大学卒業後は社会人のパナソニックに進み、最初の2年はあまり出場機会に恵まれなかったが、3年目に起用が増え、2014年のJABA長野大会では9回に決勝点となるソロホームランを放ってチームを優勝に導き、同大会のMVPに選出。
2015年の都市対抗野球では大阪ガスの補強選手として出場し、準々決勝JR東北戦では10回にサヨナラ2ランホームランを放っている。

この年は9月に社会人の侍ジャパンのメンバーにも選ばれているが、捕手には2歳年下の木下拓哉がいたため足立は左翼や一塁での起用が主だった。

2015年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから6位指名を受けて入団。背番号は同年限りで引退した斎藤隆の44。

楽天時代

2016年（1年目）の春季キャンプでは一軍キャンプに帯同し、オープン戦では猛打賞を記録する等好調さをアピールしたが開幕一軍には残れなかった。しかし5月に正捕手の嶋基宏が骨折で戦線を離脱すると急遽一軍に昇格し、5月21日にいきなり先発マスクを被る形でプロ初出場を果たしている。
7月半ばに嶋が復帰すると以降は併用起用が増え、最終的に嶋に次ぐ73試合に出場した。この年は主に安樂智大や釜田佳直が先発する際にマスクを被ることが多かった。

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2017年は開幕一軍を逃すもすぐに一軍昇格し、嶋基宏の離脱時にはスタメンマスクを被った。嶋の復帰後は打撃で結果が出ていなかったこともあって二軍落ちしたものの、8月に一軍復帰後は2番手捕手として嶋の交代後や嶋が休みの際にマスクを被り、出場試合数は49試合に減ったが、2番手捕手を務めた。

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2018年は山下斐紹の加入で2番手捕手の地位を奪われ出場機会が減少。一軍と二軍を往復し、20試合の出場、スタメンマスクは4試合に留まった。

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2019年は腰痛で出場が減少した嶋に代わって序盤はスタメンマスクの機会を多く得たが、相変わらず打撃が振るわず、ゴールデンウィークに二軍落ち。その後は堀内謙伍や新人の太田光が台頭したため8月に一軍復帰したが出場機会は少なく、21試合の出場に留まった。

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2020年は太田の控え捕手として開幕一軍入り。8月から出場機会が増えたが、9月半ばに下半身のコンディション不良で離脱、正捕手確保とはならなかった。それでも前年の倍となる42試合に出場した。

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2021年は10試合の出場に留まって戦力外通告を受け、現役を引退した。

引退後

2022年からは東北楽天ゴールデンイーグルスのスカウトを務める。

成績

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2016年	楽天	73	208	185	14	42	5	0	1	14	0	11	2	10	0	36	2	.227	.264
2017年		49	87	76	5	16	1	1	1	7	0	5	0	5	1	18	1	.211	.268
2018年		20	20	18	1	2	0	0	0	0	0	1	0	1	0	4	1	.111	.158
2019年		21	47	39	4	6	1	0	2	4	0	5	1	1	1	12	0	.154	.190
2020年		42	66	60	6	10	1	1	1	3	0	0	0	6	0	15	2	.167	.242
2021年		10	20	17	0	1	1	0	0	1	0	2	0	1	0	2	0	.059	.111
NPB：6年		215	448	395	30	77	9	2	5	29	0	24	3	24	2	87	6	.195	.243

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