踊り子とは、みんなのアイドルである。
ここでは、ファイアーエムブレムにおける特殊補助ユニットについて扱う。
概要
味方に対して「踊る」ことによって味方を元気づけ、再行動を可能にする特殊なユニット。
作品によってはその他の補助技を使用できる場合もある。
攻撃はできる場合とできない場合があり、できる場合は剣を用いることが多い。
ステータスは基本的に戦闘向きではないためHPや守備が低く非常に脆いが、素早さは高いことが多く割と回避能力が高い。攻撃できない作品の場合は力と技は意味を為さないため最低値しかない。
初期状態では一撃で即死することもあるので、慎重な運用が求められる。
不安な場合は守備やHPをドーピングで底上げするのもいいだろう。
他のクラスと異なり特殊な能力であるため論ずるのは難しいが、味方が再行動可能になるということは味方ユニットを分身させるのとほぼ同義であるため非常に役に立つ。
特殊なユニットであるためファイアーエムブレム無双を除いて上級職が存在しない。
その救済措置のためか、Lvが30まで上がるもの、回避関係の能力の上限値が上級職並になっているシリーズもある。
この職が2人以上登場する作品も結構あるが、2人同時に出ると無限ループが成立するため、ルート分岐で仲間になるキャラが変わったり、途中で交代したり、勢力毎にバラバラにされたりして自軍に2人以上存在できないようにされている。
専用BGMがあったりと、戦闘面以外で優遇されていることも多い。
余談だが、子供を設ける展開や後日談のある作品の場合、何故か子供は男の子が多く(息子のみor息子&娘)、娘のみという踊り子枠はいない。
強さの変遷
可愛いだけで価値がある。実際便利なのだが。
作品によって再行動させることができるユニットの数が変動している。
暗黒竜と光の剣
クラス | 特殊能力 |
---|---|
コマンド(剣) | 変身 |
踊り子は登場しないが、他のユニットに変身できる「コマンド」のチェイニーが仲間になる。
この当時はSFC版と違いHP最大値も上げられるため、運用が楽だった。
外伝
登場しない。
紋章の謎
クラス | 特殊能力 |
---|---|
コマンド(剣) | 変身 |
踊り子(剣) | 踊る |
第1部は暗黒竜と光の剣のリメイクのため、踊り子は登場せず「コマンド」のチェイニーのみが登場する。
コマンドはパラメータのほとんどが低く、特殊能力の「変身」で他のキャラに変身してそのステータスをコピーして戦う。つまりコピーするユニットが分裂することになる。変身する際に経験値10を得ることができる。だが、変身したまま戦うと一切経験値が得られないうえにHPはチェイニーの値のままなのでオリジナルに比較して打たれ弱いという状態になってしまう。また、変身にはターン制限があるため敵に囲まれた際に変身が解けてしまうと大ピンチである。さらに、変身したユニットに合わせた武器が必要なためその調達に手間がかかる。あるいは変身しないまま素の状態の高い魔法防御力を生かして魔道士系の敵ユニットをおびき出すのに使えないこともない。
第2部ではシリーズ初の踊り子であるフィーナと、第1部に引き続きコマンドのチェイニーが登場する。
チェイニーは導き手としてストーリーに大きく関わるものの性能自体は第1部と変わりない。
フィーナはシリーズ初の踊り子として登場。特殊能力「踊る」(この作品のコマンドでは「おうえん」)で隣接した行動済みのユニット1名を再び行動できるようにしてくれる。
戦闘の他、踊るたびに経験値10を得ることができるため剣を振らなくてもレベル上げが可能という特性はデビュー作である本作から変わっていない。
また、この作品に限り本来マルス専用武器のレイピアを握ることができた。
村を巡らなくてはならないマルスの補助、闘技場などでの稼ぎの補助、隠された財宝探しの補助、1ターンで倒さなくてはならないボスとの戦いなど、直接戦闘以外の様々な場面で必須となってくるユニットである。
力の成長率が良くある程度レベルが上がれば直接戦闘もこなせるようになるが、やはりクラス特性を活かしサポートに務めた方が軍全体の強化に貢献できるだろう。
ちなみに味方を再行動させる「アゲインの杖」も登場する。こちらは3回しか使えず、武器ステータスのカンスト(20)が必須だが、行動済みの味方全員を再行動させるというチート性能となっている。
聖戦の系譜
クラス | 特殊能力 |
---|---|
ダンサー(剣C) | スキル「踊る」 |
前半で旅の踊り子シルヴィア、後半でシルヴィアの娘リーン(シルヴィアが独身orロストの場合レイリア)が仲間になる。
スキルはシルヴィアが「祈り」「連続」、リーンは両親のスキル、レイリアは「カリスマ」。
今回も踊るたびに経験値10を獲得する。
紋章の謎では再行動できるようにすることができるのは隣接した行動済みユニット1名だけだったが、今作では隣接した4人を再行動できるようになっている。また、本城内で踊った場合、城内にいる全ての行動済みユニットが再行動可能になる。この作品では騎兵系ユニットの攻撃後再移動の概念が加わったため、ダンサーを安全圏に置いたまま『攻撃→ダンサーの隣に再移動orダンサーが中央に来るようにユニットを配置→踊る』といった運用法などで前作よりも積極的に踊りが使えるようになっている。
今作ではマップが非常に広いため、ナイトリングやレッグリングで騎兵に追いつけるようにカスタマイズするとさらに便利になる。
シルヴィアは一応剣を使えるものの力が低く「追撃」も無い、さらに剣レベルCなため戦闘能力は非常に低い。
リーンは父親によってはそれなりの強化は可能。特殊剣スキルをはじめとした様々なスキルを付与することで戦闘もある程度こなすこともできる。
代替ユニットのレイリアは個人スキルとして「カリスマ」を持っている、イベントで非売品のバリアの剣を入手できる、弟のシャルローも概ね優秀、とステータスこそリーンには及ばないものの参戦のメリットは多く、支援要員としては優秀なユニットである。
トラキア776
クラス | 特殊能力 |
---|---|
ダンサー(剣) | スキル「踊る」「盗む」 開錠 |
盗賊(シーフorシーフファイター)のラーラがイベントによってダンサーにクラスチェンジする。クラスチェンジ後も盗賊としての能力を残すという変わったユニットである。踊るたびに経験値10を獲得。
今作から再び再行動させられるユニット数が1に戻った。騎兵系ユニットの再移動は健在なので聖戦の系譜と同様の運用もできないこともないが、城内マップが復帰したこともあり、あまり使われることはないと思われる。むしろ紋章の謎と同様の運用や今作から導入された救出システムでのユニット上げ下ろしの補助が多いと思われる。
ラーラはシーフ→シーフファイター→ダンサー→シーフファイターと最大3回クラスチェンジが可能という特殊なユニットでもある。成長率補正アイテムと組み合わせれば最強ユニットを作ることもできるが、ダンサー→シーフファイターのクラスチェンジでは「踊る」が消えてしまうのでしないほうがオススメ。ダンサーにクラスチェンジした際にはユニットの基礎ステータス分のステータスがダウンしてしまうことにも注意。
敵側にもダンサーが登場。なぜか貴重なアイテムを持っていることが多いので確実に捕獲してアイテムを奪っておきたい。
ちなみに吟遊詩人に相当するバードも兵種として登場するが、どちらかと言うと魔道士系の兵種なので割愛。
封印の剣
クラス | 特殊能力 |
---|---|
バード(なし) | 奏でる |
踊り子(なし) | 踊る |
西方三島でレジスタンスに協力しているバードのエルフィンと踊り子のララムが一緒に仲間になるが、ユニットとして戦闘に参加するのは片方のみで、北ルートだとエルフィン、西ルートだとララムが参加する。
余ったもう片方は自軍の戦績評価を教えてくれる「占い」の担当になる。
今回から踊り子やバードは攻撃はできなくなり、専ら味方の再行動のためのユニットとなっている。
しかし、再行動だけでも効果は抜群であり、最後の一人を誰にするか迷ったら出してよい。
今回はクラスチェンジができない下級職扱いでステータス上限値が低めだが、ヘタレなければ普通にプレイする分には追撃を受けることは稀なので問題ない。
成長率の差はエルフィンの方が耐久力が若干伸びやすい程度でさほど大きなものではないので、支援や他の仲間や入手できるアイテムとの兼ね合いで選ぶといいだろう。
ララムは主人公ロイとのペアエンドに繋がる支援会話があること、ある国の重要人物であるエルフィンは物語の裏側の掘り下げを行えることが売り。
烈火の剣
クラス | 特殊能力 |
---|---|
踊り子(なし) | 踊る・踊る(指輪使用) |
バード(なし) | 奏でる・奏でる(指輪使用) |
踊り子のニニアンとバードのニルスの姉弟が仲間になるが、支援関係以外は事実上同一のユニットである。
リン編ではバードのニルスが仲間になり、エリウッド編及びヘクトル編ではニルスのステータスを引き継いだ状態で踊り子のニニアンが仲間になり、両編の終盤で再びニルスと交代する。
今回仲間になるニニアンは事実上エリウッド編のメインヒロインであり、弟のニルスと共にストーリーにもかなり関わる他、前作『封印の剣』の「理由づけ」になると思われるある秘密を持っている。
今までの踊り子とタイプが異なり儚げで物静かな性格をしているなど、色々例外的。
ステータス面は若干ながら強化されており速さの上限値が上がっているが、基本的な運用はそこまで変わらない。
今回からクラスチェンジしない踊り子・バードもステータス上限値が上級職並になり育て上げた際の恩恵が大きくなったが、敵も強くなっているので育てても油断は禁物である。
封印の剣での再行動に加え、特殊なアイテムを使用することで味方の特定の能力を1ターンだけ能力を上げる特殊能力を使うことができるようになった。持続時間が短いためせいぜいボス戦で使うぐらいなのだが、「救出で担がれた状態のユニットは特殊状態のターンが経過しない」というバグ(仕様かも?)があるため、闘技場で
味方Aを強化する→Aが闘技場で戦う、楽勝→行動済みのAを担ぐ→ターン終了→(この時、Aは強化されたまま)
→Aを降ろす→「踊る」でAを再行動させる→闘技場でまた戦う→担ぐ→終了→降ろす→再行動→戦う→担ぐ…
とすることで闘技場で楽々勝利することができるという裏技がある。
聖魔の光石
クラス | 特殊能力 |
---|---|
踊り子(なし) | 踊る |
ジスト傭兵団所属の踊り子、テティスが仲間になる。
砂漠の国ジャハナ出身だけあって、本人も「踊る」のBGMも所謂アラビアンな大人の女性である。
基本的な特性や成長率は烈火と同じだが、強化アイテムを使用することはできなくなっている。
ちなみにある裏技を使うことで闇魔法を使えるようになる。が、元々戦闘モーションが存在しない兵種なので、アニメーションありで追撃が出ると確実にフリーズするので注意。
蒼炎の軌跡
クラス | 特殊能力 | 化身 | クラス | 特殊能力 |
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鳥翼族/鷺 | 呪歌(1人)・飛行 | ⇔ | 鷺 | 呪歌(隣接4人)・飛行 |
争いを好まず、戦闘手段を持たないラグズである鷺の民のリュシオンが仲間になる。
今回は仲間になる際に選択肢が出て参戦するかどうかを選ぶことができるが、しないメリットはスキル「回復」を習得できるようになる程度なので普通にプレイする場合は仲間にした方がいいだろう。
化身していない状態でも呪歌(ガルドル)によって隣接する仲間1人を再行動させることができ、化身状態になると隣接する味方全員を再行動できるようになる。
化身時はステータスの底上げも行われるので非常に強力だが、ゲージには注意。クラスの性質上、前線に出しづらく能力は低くてもいいため「ナイトリング」と相性が良い。
暁の女神
クラス | 特殊能力 | 化身 | クラス | 特殊能力 |
---|---|---|---|---|
プリンスイーグレット 白鷺王子(ラフィエル) |
呪歌(隣接4人) |
⇔ |
イーグレット 白鷺 |
呪歌(隣接4人) |
プリンセスイーグレット 白鷺姫(リアーネ) |
呪歌(隣接直線2人)・飛行 |
⇔ |
イーグレット 白鷺 |
呪歌(隣接直線2人)・飛行 |
プリンスイーグレット 白鷺王子(リュシオン) |
呪歌(1人)・飛行 |
⇔ |
イーグレット 白鷺 |
呪歌(隣接4人)・飛行 |
前作同様、鷺の民が再行動を担うことになる。
前作より引き続き登場のリュシオンが第三部、その妹のリアーネが第二部、新キャラで彼らの兄のラフィエルが第一部でそれぞれ仲間になる。
2名以上いると無限行動が可能になってしまうため、1勢力には必ず1名だけが割り振られるようになっている。
今作ではレベルが上がると再行動以外にも敵や味方のバイオリズムを操作したり、化身ゲージを回復したりできるようになる。
仲間になるユニットは3人とも呪歌(ガルドル)の有効範囲が異なっている。
リュシオンは前作同様化身前は1人、化身後隣接する4人に効果がある、リアーネは化身前も化身後も前後or左右の2人。ラフィエルは化身前も化身後も周囲4人に効果がある最強の性能だが、事故によって飛べなくなっているため飛行能力がない。
新・暗黒竜と光の剣
クラス | 特殊能力 | 兵種 |
---|---|---|
コマンド(なし) | 変身・Lv上限30 | 特殊 |
暗黒竜と光の剣同様、謎の男(?)チェイニーが仲間になる。
コマンドとしての性能は紋章の謎に近いが、リメイク前と比べると剣が使えなくなっている。
HPまで変身先と同じ値(現在値はそのまま)になるため一回回復すれば暫くコピーとして使用できる。戦闘時の経験値はチェイニー本人に入り成長するがあまり意味はない。
また、チキと会話させるとチキに変身してからかうイベントがあり、そこで見た目は変身できても竜には変身できないという話が出てくる。実際、本人に変身しても神竜石をはじめとする専用武器は使用できない。
なお、このチェイニーにはごく稀にフリーズするバグがあるため(Lv20を超えると確率が上がる)使うのがやや怖く、チェイニートなんて呼び名がついてしまったりする。
新・紋章の謎
クラス | 特殊能力 | 兵種 |
---|---|---|
踊り子(剣) | 再行動・Lv上限30 | 特殊 |
コマンド(なし) | 変身・Lv上限30 | 特殊 |
紋章同様踊り子のフィーナが仲間になるが、大分キャピ分が抜けて落ち着いた感じになっている。
今回は仕様上杖モーションが無いため「踊る」モーションと曲がない。このことは、「再行動」という無機質な特殊能力名にも表れている。
しかしユニットの能力自体は強力で、闘技場で、ボス戦で、村の訪問、行軍速度の向上などあらゆる場面で大活躍する。レイピアは使えないが防御面以外の成長率は高く、レディソードを持たせると強力。
またマイユニットやナバールとの会話が追加されているが、少なくとも男二人はかなりストイックなためちょっかい出そうとしても誘惑してもなかなかつれないようである。
前作から引き続き登場のチェイニーはやはり導き手として関わるが、初登場時にマルスの緊張をほぐすためにという名目で物凄い方法で登場する。また、前作の件があるため肝心な時に何もしなかったという旨の台詞がなんとも情けなく見えてしまったりする。
ユニットとしての仕様は新暗黒竜同様だが、フリーズバグがなくなりユニットのコピーとして活躍できる他、強い自軍ユニットに変身して闘技場で戦うと敵が弱くなるというバグが仕様か良く分からない性質がありチェイニートの汚名を返上しても尚数十万Gのお釣りがくるほど物凄く働いてくれる。普通に入ろうとするとまず勝てないルナティックでも役立つが、過労死にだけは注意。
また、杖「アゲイン」も再登場。リメイク前では武器レベルカンストが必要であったが、今作では杖Bと緩和されている代わりに、再行動できるのが1人だけとなった。
覚醒
クラス | 特殊能力 |
---|---|
踊り子(剣) | 踊る・Lv上限30 |
フェリア王国の踊り子、オリヴィエが仲間になる。グラマー系な体格ながら、踊り子らしからぬ重度の恥ずかしがり屋と今までにないタイプ。
烈火以降キャピロリ系をめっきり見なくなったが、露出度最大のロリクートがいるため規制の影響では無いらしい。
初期状態ではステータスが貧弱極まりなく、攻撃力・耐久力共に低いためHPや守備はドーピングしたほうが良い。
例によって技と速さに偏った成長をし、「幸運+4」や再行動させた仲間をパワーアップする効果を自動的に付与する「特別な踊り」などの珍しいスキルを入手できるが、踊り子以外の兵種では「踊る」は使用できないので注意。
特殊クラスなのでレベル30までの育成が可能になっているほか、チェンジプルフで剣士とペガサスナイトになれるため、テコ入れすることで歴代指折りの戦闘力の踊り子になりうる。ちなみに剣士資質がある=CCでアサシンになれるため確率で敵を一撃で屠る「滅殺」も習得できる。物騒な踊り子もいたもんだ。
踊り子は彼女の専用兵種のため、クロムやマイユニットと結婚して娘が生まれても踊り子になることはできない。
親世代・子世代に分かれている聖戦や2人が交互で登場する烈火等と違い彼女が登場から最後まで闘い抜くため仕方ないところだが、母親としての彼女の影響は息子の会話から読み取ることができる。
余談だが、前述のようにクロムと結婚可能。しかし、登場時期の問題でクロムの恋愛を成立させることは非常に難しく、ギリギリまでクロムを嫁候補から遠ざけたり、嫁候補全員を結婚させてクロムを意図的に「売れ残り」にするなどわざとやらないと難しい。(支援会話は後にエクストラから閲覧可能)
正攻法で成立させるのはまず不可能なので、プレイに慣れてから試してみるといいだろう。
if
クラス | 特殊能力 |
---|---|
歌姫(槍) | 歌う・Lv上限40 |
今作のメインヒロイン、アクアが仲間になる。
PVが出たころはニニアンのような儚い系だと誰もが思っていたが、いざ蓋を開けてみるとダウナー系かつ大変サバサバとしたクールな性格でユーザーを驚かせた。
覚醒同様、専用兵種であるため他のキャラに遺伝させることはできない他、武器レベルの上限がCとなっているため、一部の槍が扱えない。
ステータスはと言うと、従来の技・速さの伸びを踏襲しつつ、力が恐ろしい勢いで伸びていくというシリーズ随一の武闘派。しかしHP・守備は非常に伸びにくいため、殺るか殺られるかを体現した性能となる。
ちなみに成長率は兵種補正込みでHP25、力60、魔力25、技・速さ80、幸運60、守備15、魔防35(単位%)。
なお、力成長率60%は作中最強格と名高いリョウマをも上回る値(剣聖で55%)。兵種間違えてません?
マイキャッスル訪問で戦闘した際に所詮踊り子と高を括ってたら刺殺されたとか、歌うより自分で殴ったほうが速いなんてこともある。
スキルは「幸運+4」、歌の効果を上げる「特別な歌」に加え、周囲の敵の物理攻撃力を下げる「平和の歌」と周囲の透魔王国の敵を弱体化する「異邦の王女」。アクア個人の固有スキルはターン開始時に周囲の味方のHPを回復する「癒しの声」。
サブ資質は天馬武者。再行動がいらないというならば、そちらで槍を極めるのも良いかもしれない。
Echoes
リメイク前同様踊り子は登場しないが、村人♀のエフィをシスター→聖女にクラスチェンジさせると、再行動効果のある白魔法『アゲイン』を習得する。
風花雪月
クラス | 備考 |
---|---|
踊り子 踊る 特別な踊り |
要白鷺杯優勝(=魅力13以上) 格闘・魔法併用可能 資格取得で剣回避+20、剣の舞習得 |
本作では、特定の踊り子ユニットはおらず、1部12月に行われる舞踊対抗戦「白鷺杯」の優勝者がクラスチェンジ資格を得ることになる。優勝には「魅力」が13以上必要だが、白鷺杯前の探索で行うことのできるダンス特訓により魅力を+5できるので、よほどの人選ミスや育成をサボるとかしなければまず勝てるはず。それよりも、このイベント自体を取りそこねる方に注意。ちなみに出場者に男子生徒を指名することも可能。
移動6と最上級職の歩兵と同等の移動範囲を持つので、行軍に置いてかれるということは少ない。
また、資格取得と同時に剣装備時に回避+20する「剣回避+20」と自分の魅力が高いほど威力が上がる戦技「剣の舞」を習得する。
ちなみに今作では珍しい、格闘術と魔法を両立させられる兵種。加えて今作では武器装備の制限がほぼないため、槍や斧をぶん回す踊り子や、素手で敵に殴りかかる踊り子というのもやろうと思えば可能。
余談だが、アップデートで主人公にも踊り子の衣装を着せられるようになった。ただしあくまで衣装だけなので「踊る」は使えない。
エンゲージ
クラス | 特殊能力 |
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ダンサー(「気功」 体術A) | 「踊る」 Lv上限40 |
占いも得意とするストイックな性格の男、セアダスが仲間になる。ダンサーが固定キャラかつ男性というシリーズ初。『ダンサー』はセアダス専用職で、他の者がなることはできない。
速さが高くHPや幸運も十あり、そこ以外もそれなりに成長する。
体術を使用できるため用がなくとも単に「護身の体術」を持たせて守備を上げておける、ユニットの重要性とどうせ普段は攻撃しないと割り切るなら暁の紋章(回避+40)を刻印すれば敵前で踊ってもそこそこ生存できる。
また、スキルの引継ぎを利用して「再移動」を持たせると非常に柔軟に運用できるようになる。
これ以外では、紋章士として登場したベレトのエンゲージ技「計略:女神の舞」が、1回だけ周囲の味方最大4人を再行動させることができるという強力なものになっている。仲間を指導により強化する先生という性質によく合っており、かつ上述の先生の指示で誰でも踊り子にできる謎仕様を拾ったネタ要素でもある。
これにセアダス自体を巻き込むことで1ユニットを最大4回行動させることができてしまう。
特に今作はエンゲージシステムによって味方が一時的に強化される機会が多いため、その強化した味方を再使用できることの恩恵が極めて大きい。
ヒーローズ
スキル名 | 仕様 |
---|---|
歌う・踊る・奏でる など | 補助スキル扱い 他ユニットへ引継ぎ不可 同能力持ちの再行動不可 |
今作にクラスはないが「歌う」「踊る」を持ったユニットが存在し、味方を再行動できる。
また、再行動させた味方をパワーアップするスキルもいくつか存在している。
それ以外は通常のユニットと特に違う所はないため全色に存在し、マムクートや鷺の民も登場している。
使用する武器もキャラクターによって全く異なっており、原作で武器を持っていなかったキャラにも武器が支給されている。ただし、能力は同種のキャラよりも低めに設定される傾向がある。
踊り子に対する制限は「同能力を持つキャラは再行動できない」のみと非常に緩いが、移動力が低い環境のため思ったように味方に追従できない、通常編成では4人しか組めないので踊り子を投入するとバランスが崩れるということも。一方でマップが広く、編成人数の多い制圧戦ではいるといないとではかなり違ってくる。
無双
キャラクター | 下級職(装備) | ⇒ | 上級職(装備) | 備考 |
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オリヴィエ | 踊り子(剣) | ⇒ | プリンシバル(剣) | 強1で周囲の無双・覚醒ゲージ回復 |
アクア | 歌姫(槍) | ディーヴァ(槍) |
DLCの覚醒パックを購入することでオリヴィエが、ifパックを購入することでアクアが使えるようになる。
どちらも技・速さ・幸運が高く、それ以外が低いという偏ったステータスなので奥義や覚醒を主体にした戦法がメインとなる。また、幸運の高さから「月光」「滅殺」といった幸運が高いほど効果や発動率が上がるスキルをつけると戦闘能力も改善される。
モーションはそれぞれ異なるが、どちらも共通で強1で周囲の味方の無双・覚醒ゲージを回復、強5が前方広範囲を巻き込む攻撃、強6が広範囲を巻き込むガード不能攻撃となっている。特に強1は攻撃ではないが最大で無双ゲージ1個と覚醒ゲージ1/3相当回復できるので非常に強力。
個人で習得できるスキルはオリヴィエが強敵を倒すと無双・覚醒ゲージが回復する「疾風迅雷」、アクアがダブル状態なら相方を徐々に回復する「天照らす」。前者は今作屈指のぶっ壊れスキルと名高い。無双ゲージを覚醒ゲージに変換できるチキに装備させれば何をか言わんや。
関連項目
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