辛子高菜とは、九州地方の特産物である。
概要
高菜漬けを細かく刻んで、唐辛子や白ごまなどと一緒にごま油で炒めたものが、辛子高菜である。
九州地方でよく食べられており、特に福岡県では、名物の「博多ラーメン」のトッピングとして、
ラーメン店では卓上に置かれ、客は無料でそれを好きなだけラーメンに乗せて食べるのが当たり前であった。
それが近年、全国のコンビニで辛子高菜のおにぎりが販売されるなど、
辛子高菜を使ったメニューが全国区になってきたが、
生産者の高齢化や不作続きにより国産タカナの生産量の減少もあり、辛子高菜不足が深刻な状況となっている。
漬物メーカーで品不足になったり、国産のタカナにこだわってきたラーメン店が、
トッピングの辛子高菜を出せなくなったりしているのだ。
輸入物のタカナで作った辛子高菜をラーメンのスープに混ぜると雑味が出てしまうらしく、
えぐみの少ない国産のタカナでないと、どうしてもだめなのだとか。
一部地域では、漬物メーカーの主導でタカナの産地化を進める動きもあり、
一刻も早い生産の拡大が望まれている。
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