単語記事: 迷い家

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曖昧さ回避 この記事は民話・奇談について記述しています。
フリーゲームについては「マヨヒガ」を参照してください。

迷い家とは、主に関東・東北地方に伝わる奇談、もしくはその奇談に登場する家屋の名前である。

この記事においては以下の事項について記述する。

  • 迷い家(マヨイガ・マヨヒガ)
  • マヨヒガ(東方Project
  • マヨヒガ(水月)

概要

「まよいが」と読む。漢字では「迷ひ処」。
カナ表記としては「マヨイガ」の他に「マヨヒガ」とも書かれる事がある。

非常に多くのバリエーションが存在する奇談であるが、大まかな共通点としては

  • 旅人が山奥で迷うと、立派な門を持った屋敷を偶然発見する。
  • しかしその屋敷には住人の気配は全く無い。
  • その屋敷から食器などの日用品を持ち帰ると、幸運が訪れる。

と言うような感じである。

屋敷は庭に様々な花が咲き乱れ、数多くの家畜も飼われていると言った描写がある話もあれば、生き物の気配が全く無い完全な廃屋となっている話もある。また、「迷い込んだ旅人は必ず帰る事が出来る or 帰る事が出来るかどうかは本人次第」、「物を持ち帰った事によって訪れる幸運は本当に些細な物である or 子孫代々極めて繁栄する」など様々に違いがある。

迷い家に関する奇談は上記の通り一部地方の説話に過ぎなかったが、1910年に柳田國男が発表した日本民俗説話集『遠野物語』の中に取り上げられた事で全国的に知られる説話となった。

家の有様、牛馬鶏の多きこと、花の紅白に咲きたりこと

同じく玄関に入りしに、膳椀を取り出したる室あり。
座敷に鉄瓶の湯たぎりて、今まさに茶を煮んとするところのやうに見え、
どこか便所などの辺りに人が立ちてあるやうにも思われたり。

『遠野物語』第63~64話にかけてこのマヨヒガの記述があり、ごく仔細にマヨヒガの佇まいが記述されている。

かつて遠野の地では、莫大な富の源泉がこのような異界に存在すると考えられていたことから、このような伝説が生じたと考えられている。
また、『遠野物語』では、マヨヒガは遠野市の白見山(しろみやま)に存在するとされ、『遠野物語』草稿にはマヨヒガの所在地の地図まで描かれている。

マヨヒガ(東方Project)

「山奥に廃屋があり、旅人が迷い込んで日用品を持って帰ると幸運が訪れる」と言うほぼそのままの描写で「マヨヒガ」が登場する。
具体的に明言されていないが、幻想郷において「山」と言えば基本的に妖怪の山を指す。
「橙」のステージであり、「猫の里」などの彼女の縄張りもマヨヒガの中であると考えられる。

一方で良くマヨヒガを住居と解釈されている「八雲紫」「八雲藍」については、実はそうでない可能性が高い。
八雲紫の住居は「何処に存在するか全くの不明で誰も辿り着けない場所」に存在していると言われているが、マヨヒガはたまに人間が迷い込む事があり、なおかつ無事に帰還できる事がよくある場所である。
実際、幻想郷縁起にも中の様子がそこそこ記述されているため、マヨヒガの様子はある程度人間に知られている。

ちなみに、このマヨヒガがステージとなっている「東方妖々夢」2面の道中曲は「遠野幻想物語」と言う。

マヨヒガ(水月)

もしかして →雪さん

アダルトゲーム「水月」にも登場する。
こちらも「物品を持ち帰ると幸運が訪れる」と言う設定。

関連項目


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読み:マヨイガ
初版作成日: 09/01/11 15:21 ◆ 最終更新日: 12/11/27 08:45
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迷い家について語るスレ

32 : ななしのよっしん :2013/09/06(金) 12:33:50 ID: 8gzcEo2xg/
何か神秘的な異界みたいな場所に迷い込んで、
中のもの持ち帰るとご利益ありますよーか。
ときめくな。
33 : ななしのよっしん :2014/02/14(金) 00:18:09 ID: CUsFvH4yuf
何か、ここまでデメリットが無いと逆に不気味だよな…
34 : ななしのよっしん :2014/02/14(金) 03:28:28 ID: /FrZ1UIdIE
>>33
この手の話って、普通教訓というか戒めというか、
「悪いことしたら罰があたる」「良いことしたら報われる」ってパターンが多いのに
これはざっくり言って「(盗みという)悪いことして得をする」って話だしな。なんか不思議な感じ。
35 : ななしのよっしん :2014/02/17(月) 22:17:00 ID: nBRau5WoF+
>>33
>>34
多分だけど、そもそも迷い家に辿り着く(招かれる)人間は基本的に欲の薄い善良な人間が多いから、そういう人達への日頃の善行に対するご褒美的な場所なんじゃないかね?
36 : ななしのよっしん :2014/02/19(水) 18:49:08 ID: g2Tb1Hfi5A
ボーナスステージってことか
37 : ななしのよっしん :2014/03/03(月) 23:42:02 ID: brCqLONRsH
民俗学的な考証は意外と進んでいて、まず
「主がいる場合」
「主がいない場合」
に分類する。もちろん、物語としては主がいる場合のほうが圧倒的に多い。(じゃないと、お話として面白くないしw)
これは洋の東西を問わない。ヘンゼルとグレーテルや、ジャックと豆の木の話はご存知だろう・・・
この、迷走の果てにたどり着く、幻めいた住処は、当然のように異人の住処だ。
オニ、天狗、グークや巨人・・・
心理学的な考察では、ユングの言う「共通元型」にあてはまるのではないか、とも。
学者だろうが物書きだろうが「マヨイガ」なんて結局理解できないから、夥しい仮説が提示されるだけ。上に書いた以上の結論はない。
しかしこの、なぜか分からないが心を捉えて放さない感じ・・・
バイクツーリングなんかで見かける廃屋の「コレジャナイ」感、むしろトレッキングなんかで突然開けた場所で生きるために必要なモノ(水や、山の恵み)がすべて目の前にそろっているのを悟ったときの、
・・・
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
38 : ななしのよっしん :2014/04/03(木) 06:54:04 ID: MghdKEtib/
>>34
欲が薄い人が富を手にして欲深い人は手に入らなかったってパターンがあるから
強欲はいけませんよってことじゃないのか?
もしくは戒めとか無しのこういう物があればという人の夢から生まれた話とか
39 : ななしのよっしん :2014/08/02(土) 02:10:56 ID: omfnHJMzTy
ここの炊き立ての飯も食ったらヨモツヘグイになるの?
40 : ななしのよっしん :2014/08/25(月) 18:27:10 ID: Z37OGuVUBT
記事名:迷い家
概要:「まよいが」と読む。漢字では「迷ひ処」。

どっちやねーん
41 : ななしのよっしん :2014/08/25(月) 18:36:55 ID: gK3j94CkzG
カップルが山奥で迷うと、立派な門を持った西洋風の屋敷を偶然発見する。
しかしその屋敷には住人の気配は全く無い。
  JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015