転じて、人物や動物、物品が行方不明になる/なった状況を指すなど意味は分岐する。
概要
一般的には目的地が分かっているにも関わらず目的地にたどり着くための道順が分からない様を指す言葉であるが、中には目的が明確ではない場合も存在する。
フィクションでは、はぐれた者の孤独な心情や状態を描かれたり、わずかに残された痕跡情報や本人の性格からはぐれた人物と合流する、探し出すといった話は警察や探偵ものでおなじみ。
原因
不注意や興味、災害、人混み、見間違い、悪天候、夜間や濃霧などの視界不良、痴呆症、戦闘など。森林や山岳といった広大な自然はもちろん、スーパーやレジャー施設、駅構内など広く入り組んだ、死角が多い場所でも起こりうる。見知らぬ土地で一時的に居場所が分からなくなるのも迷子の一種ともいえなくない。
個人の判断力・生命力・生存能力が劣っていれば行方不明や死亡(転落死・滑落死)といったリスクが高く、特に子供の場合は交通事故や犯罪に巻き込まれる危険性もあり早急な発見が望まれる。
痴呆症の老人など、時間や場所の判断もなく徘徊するため危険が大きい。
対処法
迷子になった、迷子を捜す両面で対処の特性は異なる。
現在位置の確認、後戻り、道や民家、位置の分かる場所への移動など。
ただし自然の場合は地形・地物に注意しなければ足を取られたり、滑落・転落といった危険も伴うため、最悪の場合は雨風を凌げる安全な場所を探すといった選択も視野に入れる。(→サバイバル)
最後に確認された位置や時間からおおよその行動半径を割り出す事も可能だが、生い茂った藪、人気のない場所に迷い込まれる、日が暮れる、意識を失う(呼びかけに応答できない)、用水路や海といった水中へ転落される、乗り物に乗ってしまうと捜索は困難を極める。
場合によっては店舗や警察、住民、地元消防団への協力も必要となる。
予防策
万一の際の集合地点や目印となる建物や場所などを決めておく、不慣れな者から目を離さない、集団の後方にも監視をつける、定期的な人数確認といった予防措置が望ましい。近年は携帯電話が普及したとはいえ故障[1]やバッテリー切れ、紛失といったリスクはある。
子供服など、目立つ色やデザインがあるのは発見しやすさを目的とした側面も一部ある。
関連項目
脚注
- 1
- 0pt