※この記事ではVジャンプ連載の漫画「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」について取り扱う。アニメに関しては「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」の単語記事を参照。
「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」とは、Vジャンプで連載中の漫画である。
『Vジャンプ』2015年10月号(2015年8月発売)から連載中。
ストーリー
《G・O・D》―――ジェネシス・オメガ・ドラゴン。その力は、未来を決めるとも言われている―――。
時は未来。質量をもつソリッド・ヴィジョンの開発により、デュエルは新たな次元「アクションデュエル」に到達していた。
そんな中、「MAIAMI市」の大企業「レオ・コーポレーション」は、自社にハッキングをかけているデュエリストを捜索していた。
彼の名は榊遊矢、コードネーム「ファントム」。彼は幾多の姿と人格を自在に変え、ソリッド・ヴィジョンを巧みに操る神出鬼没・荒唐無稽なエンターテインメント・デュエリストだった!
決闘塾の運営の為、塾長の一人娘である柊柚子は噂に名高い「ファントム」を探し求めるが、そこで繰り広げられるのは誰も想像しなかったエンタメデュエル、そして謎に包まれたペンデュラム召喚・・・!
Here we go! It's a show time!!
お楽しみはこれからだ!
概要
アニメ開始から遅れること一年半、前漫画シリーズ「ZEXAL」の終了から一か月間を置いて始動した漫画。
作者は「ZEXAL」のコミカライズを担当し、アニメ「ARC-V」では高橋和希に代わりキャラクターデザイン原案を務めた三好直人。
ストーリーは「ZEXAL」から引き続き吉田伸、今回はデュエル構成にアニメシリーズでおなじみ彦久保雅博が加わる。
同雑誌では2014年7月号(2014年5月発売)に三好氏による特別読み切りが掲載されていたが、今回の作品はアニメは勿論読み切りとも全くの別物。
「GX」や「5D's」同様、似て非なる世界において独自ストーリーが描かれる。
本作のソリッド・ヴィジョンは一定の質量を持つことから人命救助や復旧工事などにも転用されている。
そのため、実際のデュエルで使用するカード以外にも、ソリッド・ヴィジョン用のカードの存在が確認でき、主に遊矢が使用している。これらのカードは実際のデュエルには影響を及ぼさない。
本作のルールは「アクションデュエル」だが、アニメとは違い「設置されているカードの総数」が少数で固定化(1巻の範囲ではいずれも4枚)されており、1ターンに1度しか取得できないようになっているため、アクションカードに依存した戦い方を抑制しながらもアクションカードの取り合いによる駆け引きを損なわないようになっている。
また、登場人物が使用しているデッキは、ほぼ全てアニメの使用デッキと同じだが、基本漫画オリジナルカードを中心に構成されている。
登場人物
修造塾
- 榊遊矢
コードネーム「ファントム」。《G・O・D》を追い求めるエンタメデュエリスト。赤馬零児曰く、「世界を滅ぼす『運命の因子』」。
アニメとは完全に別人であり、最初から精神的に成熟しており、飄々とした一面を持つ。
以下の3人と身体を共有した自称「四重人格」であり、「人格」が変わると外見はおろかデッキまで変化する。実際に構築段階で4人分全員のカードを混在させているかは不明。
遊矢本人としては、人(亜人)型モンスター中心の「EM(エンタメイト)」とドラゴン族ペンデュラムカード「オッドアイズ」の折衷デッキを使用。
また、それとは別にアクションデュエル用のソリッド・ヴィジョンカードを数多所持しており、移動手段にアクションカード取得にと大活躍である。 - ユート
遊矢の中に眠る人格が一。一人称が「私」に変更されており、理性的で生真面目な性格。本作では最初からナストラル遊矢の中に居る。
使用デッキはエクシーズ主体の「幻影騎士団(ファントムナイツ)」であり、墓地で発動するカードや罠モンスターを駆使する。切り札は《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》。 - ユーリ
同人格が一。普段からその態度は慇懃無礼だが、ひとたび感情的になれば荒々しい本性が垣間見える。
遊矢の身を案じ、ダメージによる負担を抱え込んで立ち上がるなどの意思の強さや、柚子絡みで見せるちょっとしたお茶目さなど、漫画ならではの側面を見せている。モンペ。
アニメより先にデュエルを披露しており、「捕食植物(プレデター・プランツ)」の融合モンスターを披露した。 - ユーゴ
同人格が一。直情的でノリと頭が軽い。
D・ホイールと思わしきものを現実世界・精神世界問わず頻繁に乗り回しており、初登場時はユーリと共に脳内ツーリングを敢行していた。
- 柊柚子
決闘塾「修造塾」の立て直しを図る少女。手段を選ばず姑息な手で遊矢に雇用契約を結びつける。
面食いでミーハーで守銭奴と、アニメとは豪快に性格が変わっている。
本作では全児童暗算選手権で準優勝(優勝は黒咲隼)という意外な特技を持つ。 - 柊修造
「修造塾」代表で柚子の父。娘に頭が上がらない。
本作はアニメと違い榊遊勝の存在がないため、塾名は彼の名前からとられている。
レオ・コーポレーション
- 沢渡慎吾
アニメでは「沢渡シンゴ」表記だが、本作では漢字で統一。
お調子者で、良くも悪くもド安定の三枚目。
アニメでは途中までデッキが不定だったが、本作では「帝」デッキを使用。
登場時期に合わせ、OCGのストラクチャーデッキR「真帝王降臨」のカードを中心としたデッキとなっている。 - 黒咲隼
生きている実感を得るために強敵とのギリギリの戦いを追い求める男。素良曰く「侍気取り」。
一方で義理堅く良心的であるため、とある場面で大恥をかいたことも・・・。
先述の通り、幼少時に全児童暗算選手権優勝の経歴を持つ。
使用デッキは変わらず「RR(レイド・ラプターズ)」。 - 紫雲院素良
アニメ同様底知れない飄々とした聡い少年。
知略に長けた一面を持つが、やっぱり・・・。 ⇒「関係ねぇよ!妹と一緒に地獄に逝け!!」
使用デッキは「ファーニマル」。しかし漫画版では驚きのカードを用いた戦術を披露する・・・!!
関連動画
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関連項目
- 遊☆戯☆王アーク・ファイブ(アニメ版記事)
- 三好直人(漫画)
- 吉田伸(脚本)
- 彦久保雅博(デュエル構成)
- Vジャンプ
- 関係ねぇよ!妹と一緒に地獄に逝け!!
- 遊戯王関連項目の一覧
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