達人王とは、数あるSTGの中でもトップクラスの難易度を誇る縦スクロールSTGである。
縦はコレ、横はグラディウスⅢ(ACGIII)が最難易度ゲームと語る人も多い。
家庭用ではFM TOWNSのみに移植されていたが、2022年夏にセガよりリリースされるアストロシティミニVに収録、2024年4月8日にはSteamでも配信開始された。
概要
東亜プランが1988年に出した達人の続編として1992年に登場。倒産前にリリースされた同社最後のSTGでもある。
「達人を超えて王となれ」
これをクリア(1周)できる者は達人として、
2周したものは王として崇められるであろう。
この言葉に乗せられて散っていったシューターは数知れず…
1989年の鮫!鮫!鮫!以降はSTG全体に高難易度化の問題が出ていたためか、翌年以降はアウトゾーン・ヴィマナなどの比較的難易度が抑えめなゲームを出していた東亜プランだが、本作ロケテストの際にテストプレイヤーが
「こんな簡単なゲームは達人の続編として認めない!」
というような発言をしたとのこと。この発言がきっかけで東亜プラン制作陣が本気を出したそうで、製品版ではとんでもない難易度の楽死いゲームに変わり果ててしまったという話がある。
TATSUJINにはなかったソフト側による連射機能がついているが、敵が堅い。堅過ぎるんだよ!
前作は機械による連射を想定して無かったため連射装置使用で大分楽になったが、本作はデフォルトで連射があるため連射でも簡単に倒せなくしないといけなくなり、結果連射有りでも堅くなってしまっている。
こんな感じで超高難易度が注目されがちだが、ゲームで使用されてるBGM良曲ばかり。是非ともプレイしながら聞いていただきたい。1面・5面の曲は特に評判が高いぞ!
ゲーム内容
全6面・戻り復活・無限ループ制で周回を増すごとに難易度が上昇するタイプ。
しかし達人王は1周目の時点でランクがかなり高くなるため2周目の時点で最高になるという。
つまり2周目を制するものは1000万を制すると言うことなのだろうが、そんなプレイヤーは果たして両手の指より多く存在するのだろうか・・・
武器はメインショットと3種類のサブウェポンで、サブは赤・青・緑色に変化する武器アイテムを取得すると装備される。
しかし、青のホーミングレーザーは前作達人と違い「画面に出てきた順に敵をロックする」という厄介な仕様になっていて、堅い敵をロックすると倒すまで別の敵をメインショットだけで捌かないといけなくなるし攻撃力が低いため押されることになる。
緑のワイドショットは火力不足のため堅い敵が多く出る場所ではやはり押されることになる。柔らかい敵がたくさん出る場所では効果的だが、そんな場所はこのゲームに殆ど無いため結果的に攻撃力も高く、パワーアップすればほぼ全方位に攻撃できる赤のナパームを中心に進めていくことになる。
関連動画
まさかの1周解説動画
プレイヤーは昔の某スコアラーと噂の2周目動画
関連項目
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