『遠まわりする雛』(とおまわりするひな)とは、米澤穂信による推理小説シリーズ、「〈古典部〉シリーズ」の第4弾のタイトル、及びTVアニメ「氷菓」の第22話(最終話)のサブタイトルである。
「〈古典部〉シリーズ」、「氷菓」のその他の情報は、そちらのページを参照。
概要
「遠まわりする雛」は、長編シリーズだった前3作(氷菓・愚者のエンドロール・クドリャフカの順番)に対し、文芸誌に掲載された短編6作+書き下ろし1作のオムニバス形式の短篇集。
古典部の部員4人の高校入学から翌年の4月までの1年間を、時系列に沿いながら、前3作のストーリーを補完する形で進行していく。
今作で描かれている、高校入学からの1年の間のえると奉太郎の距離(心理的・物理的)の変化と、「手作りチョコレート事件」で動くデータベース里志と摩耶花の関係は、
「青春は、やさしいだけじゃない。痛い、だけでもない。ほろ苦い青春群像劇。」
(TVアニメ「氷菓」京アニサイトより)
というキャッチフレーズを、前作(クドリャフカの順番)同様に読者(あるいはアニメ視聴者)一人ひとりに強烈に実感(この巻は特に壁殴り的な意味で)させた。
収録されているエピソード
関連項目
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