酔拳2単語

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スイケンツー
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注意 この項は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下はアルコール覚醒状態で突っ走ってください。

酔えば酔うほど強くなる!!!!

 酔拳2とは、ジャッキー・チェン演のアクション映画である。

概要

本作は1978年開された酔拳の16年ぶりの続編であり、且つジャッキー・チェン俳優20周年を記念して作成された映画である。
ジャッキー・チェン映画の中でも高い評価を得ている作品の一つであり、何度もロードショーで放映されている。
ジャッキー・チェン映画をほとんど見ない人でもそこそこの年齢の人であれば酔拳2だけは知っているという場合が多い。
前作同様に中国実在英雄黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)を主人公に据えている。
前作ではウォン・フェイフォンが主人公であることに人物設定面以外はほとんど意味はなかったが、今作では住民を苦しめる列強に立ち向かう等しっかりと英雄として描かれている。
その関係で舞台となる清朝末期中国という時代背景を存分に投影させている作品でストーリーもやや重く、前作にべると若干コミカルさを減らした印を受ける。
しかしあくまでも前作から減らしたというだけであって、ジャッキー・チェンらしいコメディ要素が所々でっており逆にバランスが取れたともいえる。

監督兼武術指導のラウ・カーリョンのこぼれ話

本作ではラウ・カーリョンが監督武術導を務め、作中でも活躍している。彼はウォン・フェイフォンの子の孫であり、ベテラン監督であり、洪拳の達人でもあるためまさに適任であった。がベテランであるが故にアクションも多く取り入れるスタイルであり、常に新しいアクションを多くめるジャッキー・チェンスタントチームとの方針のずれから降となる。
あくまでも方針のずれによる降であるため、ラウ・カーリョンの実の問題ではないことに留意。
酔拳2は彼の降後、彼の出演していないアクションシーンのほとんどを取り直してジャッキー流酔拳2を完成させた。
ラウ・カーリョン自身は降後同年のうちに酔拳3を監督武術導し、自身も作中で大幅に活躍している。これはジャッキー流酔拳2に対する彼なりの返答とも取れるが意は不明である。
2002年には酔拳という映画監督している。酔拳3や酔拳も大物俳優や若手実俳優を取りそろえて完成度の高い作品となっているため、カンフーファンであれば一見の価値があるだろう。

ストーリー

時は清朝末期中国への列強の進出がしい時代である。
ウォン・フェイフォン(ジャッキー・チェン)はウォン・ケイイン(ティロン)の経営する病院で使う漢方を調達するため臣のツォウ(チャンチーコン)と三人で電車で出かけていた。
特定の高額な荷物を電車で運ぶ際は荷物を預けて高額な税金を払うことになっており、彼らの持つ人参がそれに該当していた。人参を預けるように言うが、フェイフォンはトある方法でこっそり人参をを密輸しようとする。
一方世間では英国領事と周辺の住民との対立が進んでおり、製鉄工場乗っ取りや地の所有する土地の地上げ、そして国家全体に関わるある悪な計画が進められていた・・・。

見所!

  1. 灼熱死闘!製鉄所での戦い!
    最終決戦となる製鉄所の戦いは非常に完成度の高いアクションが繰り広げられる。
    トロッコや工業用アルコール、土詰めの、各種工具などジャッキー・チェンらしい製鉄所ならではの物を多用した創意工夫溢れるアクション完成度の高さはもはや極限レベルである。
    特に重量の土詰めのと回避するアクションNGシーンをご覧になれば分かるが一度ジャッキーに直撃しているジャッキーアクションは凄まじい。
    そしてなによりも炎を使った非常に危険かつ見ごたえ溢れるアクションにも各役者が果敢に挑んでいる。
    ジャッキー自身も何度も火ダルマになっておりやけどや火ぶくれが数知れない撮となった。
    そして凄腕格闘であるローワイコンとの戦いは見る者を圧倒する迫満点のアクションである。
    これらの一連の戦闘ジャッキー・チェンは自身の戦闘の中でもベスト3の面さと評価している。
  2. 酔拳!!
    作中では映画アレンジされているものの多種多様な酔拳の技が使用される。
    とんでもない体制から思わぬ攻撃が飛んできたり、何仙故の女系アクションコミカルだったりと見所は多い。
    1978年開された第一作と合わせて酔拳という物を堪してみるのも面い。
    なお実際の酔拳はあそこまで手ではなく酔った千鳥な動きで相手を油断させその動きの流れから読みにくいエルボーやショルダーアタックをしっかりと体重を載せて決め、それで大きく隙の出来た相手の急所にキツ~イ一撃を決めたり、そのまま足をすくって倒し全体重を掛けて相手に倒れこみながらエルボーを噛ます格闘技である。
    が、実は低い姿勢、もしくは寝た姿勢からの動きで本領を発揮する。酔拳は地功拳に属しており劇中でも何度か見られた低い姿勢からの攻撃に長けている。また低い姿勢で戦うという性質上重心自然と低くなるため、足場が悪い場所等では有利に戦いやすい。
  3. 隊との人組み手!!
    カンフー映画では大勢対小数の戦いであるが、ジャッキー映画でここまで相手が大勢であることは非常にしい。
    大勢の敵を気良く吹き飛ばしていく痛快アクションは非常に気持ちが良い。
    初代酔拳での伝説の長椅子アクションが中盤のヘンリーとの戦い以外にもこの場面にも取り入れられており、初代のファンにはたまらないアクションとなっている。
     また、先が割れの棒を駆使して戦うアクションは後にも先にもこのシーンしかないため必見!
  4. 舞台を陰から盛り上げる名BGMの数々
    劇中で使用されるBGMの多くが黄飛鴻や酔拳にゆかりするBGMであり、アクションと非常にマッチしていて作品をこの上なく盛り上げてくれる。
    前作で使われた黄飛鴻テーマソングもまったく同じものが劇中で2度使われており前作を見ているファンは思わずにやりとする演出である。

登場人物

ウォン・フェイフォン(ジャッキー・チェン)

本作の主人公。まだ若いころのウォン・フェイフォンでありカンフーの腕とズル賢さと度胸は天下一品である。
カンフーの腕も見事で複数人相手でも優勢に戦うが、決定に欠ける等未熟な面がある。カンフーの腕は作中では修行シーンもなくいつの間にか向上しており、序盤では4人相手でやや手こずっていたのに後半ではシラフの状態でも100人近くを相手に暴れまわるようになる。
父親からは喧嘩はもちろんの事酔拳の使用をきつく禁じられている。それは酔拳が大を飲む武術(あくまでも作中設定)であり、思慮に使用すると大きな過ちを犯す危険があるからである。
本作では彼の友人も数多く登場し、友人たちの間ではリーダー格で非常に頼られている描写がある。
恋愛面ではほとんど何もないように思われるが後述のファンからは好意を寄せられている描写がある。が、それだけであって作中では全く発展しない。
上記の若々しい役を39歳のジャッキー・チェン違和感なく演じきっているのもすごい

ウォン・ケイイン(ティロン)

ウォン・フェイフォンの実の父親。非常に厳しい性格で叱る際には息子を滅多打ちにすることもあり、頭に血が上ると勘当することも。しかし本心ではウォン・フェイフォンの事を愛しており、厳しいのも彼なりにしっかりと父親として頑ろうとしているからこそであり、要するにツンデレである。
フェイフォンを勢いで勘当してしまったときは、フェイフォンを追おうとした臣にフェイフォンが向かった正確な方向を示したり、フェイフォンが危機に陥った時には長年守ってきた大事な土地を即座に英国領事に売り払うなど、絶大なと偉大さを発揮する。
他者とのいざこざは好まず何事も対話を重視するが、民兵の教官を務める等カンフーの実は作中でも屈の実者で、アルコール覚醒状態のウォン・フェイフォンを制圧したり後述のフクマンケイとも互以上に渡り合うなど上限が見えない。
上記の役を演じるティロンは48歳。39歳のジャッキー違和感なく子役を演じている。

リン(アニタ・ムイ)

ウォン・ケイインの後妻にしてウォン・フェイフォンの義ウォン・ケイインやフェイフォンへの情は本物であるが、にがめつい面がありさらに大のマージャン好き。厳格な夫に対してフェイフォンに対しては半ば過保護なレベルで甘く、フェイフォンをかばうために夫を出し抜こうとすることもしばしば。自身は自身でマージャンでやりまくっていることをフェイフォンや臣にかくしてもらっているためお互い持ちつ持たれつである。
フェイフォンが危機に陥って英国領事に土地を売らなければならなくなった時には、「土地をく売れ」と言わんばかりに夫のの前で先祖にフェイフォンを助けてくれるよう願う等と偉大さを発揮する。
実は妊娠しており身重なのだがあまりにも活発に動き回るため夫からは心配されている。
見せ場は少ないもののカンフーの腕前も非常に高く、フクマンケイ相手に不意打ちで蹴りを一発、さらにロングスカートを利用したフェイクからの連続蹴りでさらにもう一発蹴りを決めている。
上記の役を演じるアニタ・ムイは30歳。39歳のジャッキー違和感だらけ違和感なく子役(ry

ツォウ(チャンチーコン)

ウォン一家に使える臣の一人。やや小心者でウォン・ケイインやリンにはおびえている。特にフェイフォンと仲が良く付き合いも長い。時にはフェイフォンの悪ノリに乗っかることも。しかしフェイフォンからの扱いは決して良いものとはいえず痛いに遭うこともしばしば。
つわものぞろいのウォン一家に使えているものの作中での武術の活躍はないため実は一切不明。ただしフェイフォンがジョンヘンリーたちの襲撃を受けしものにされた際には、「がいればこんなマネはさせなかった!」と述べているため、多少腕には自信があるようである。なおその襲撃の際は武術に長けるツァンがいてなお止められなかったため観客から総突っ込みを喰らったことであろう。

ツァン(フェリックス・ウォン)

ウォン・フェイフォンの友人にしてウォン・ケイインの子の一人で市場を販売している。ツァイ拳を習得しており間はケイインの敷地で場を開き師範として活動している。どうやら屋の従業員もツァイ拳をやっているようである。
武術の腕前はフェイフォンより一歩劣るもののかなり強く、数人程度が相手であれば余裕をもって制圧できる。
劇中のいたるところでその腕前をふるっているが、熱湯の入ったやかんを持っていたときはその熱湯が体にかかって隙ができてしまい一方的に倒されてしまう。
序盤ではフェイフォンのライバルであるかのような描かれ方をしたがそれ以降は頼れる仲間として動いている。
愛国心が強くそれ故に英国領事館に潜入する等むちゃをすることもある。
 フェリックス・ウォン際的にはあまり有名ではないが、出ているドラマ映画の数ではジャッキー・チェンとも並ぶ実俳優である。

フォウ(チン・カーロウ)

ウォン・フェイフォンの友人の一人で若いのに製鉄所で監督を務めている。
フェイフォンやツァンには及ばないものの武術にはそこそこ長けている。しかし英国領事のボディーガードには適わず一方的にやられてしまう。
英国領事による宝強奪の拠をつかむ等作中では重要な役割を果たす。
製鉄所での戦いでは敵を殺そうとする場面があったがフェイフォンに止められる。

ファン(ホー・ヨンファン)

ウォン・フェイフォンの友人の一人で用・食用のヘビを販売している。人当たりが良くお転婆な性格で酔拳を習いたがっている。
フェイフォンに好意を寄せている描写が序盤あったが最後まで一切発展しなかった。
基本的に非戦闘員でか弱いが、製鉄所での戦いにも出向きで武装した軍隊にをぶちまけて対抗する等活躍を見せる。
劇中で酔拳を教わりたいという発言があるが、中国に置いて酔拳とは男用の格闘技としての色が非常に濃いとされている。ツァンが女向けの格闘技じゃないとしてファンにツァイ拳を習わせようとしたのはそういった背景もあると考えられる。

ツァンの

ツァンの子の中でも一際強い青年。作中でもちょくちょく活躍しその強さを発揮する。
ツァンからもかなり気にかけてもらっているようでともに行動を取ることが多い。
製鉄所での戦いにも出向き兵隊を何人も倒す。その後英国領事のボディーガードに挑むがその剛腕にはが立たず敗北する。

フクマンケイ(ラウ・カーリョン)

偉大な軍人武道として有名な人物で英国により奪われた玉璽を探していた。序盤で玉璽を奪い返すべく鞄を漁っていたところでフェイフォンと遭遇する。そのまま一戦交えてお互いに意気投合する。
武術の腕前は非常に高くフェイフォンを終始圧倒し、100人の手隊に襲われた時は大勢を蹴散らし階段をぶち抜くなど凄まじい強さである。
最期は手隊の攻撃で重傷を負い逃走しているところを撃され致命傷を負い玉璽を奪われる。駆け付けたフェイフォン達に玉璽の事を託し、彼らに看取られながら絶命する。
この役を演じるラウ・カーリョンは酔拳2制作時点で60歳を迎えていながら他に引けを取らない見事なアクションをこなしている。ビジネス上色々あったものの、やはり流石ラウ・カーリョンである。

将軍息子(アンディ・ラウ)

序盤ウォン・フェイフォン一行が利用する列車友人とともに乗していた。列車の中でキャッチボールをする等かなり常識外れな部分がある。なお案の定劇中ではキャッチしそこなったボールが寝ていたツォウの顔面に直撃している。
その件もあってかフェイフォンが税金逃れの疑いを掛けられたとき、将軍息子であるという身分を利用してフェイフォン達を救う。
実はフェイフォンが人参を密輸していることを一見抜いていた人物である。

英国領事

本作の悪役の一人で諸悪の根源。ツァンの場を「掛けが気になるから」という理由で土地を買収しようとしたり「製鉄所の売り上げが気になるから」という理由で毎日4時間の厳しい残業給で強いたり、しまいには中国宝を外に密輸し売りさばくことも計画する。そしてその計画のために製鉄所を利用して密輸するため製鉄所の工員をいきなり全員首にする等好き放題この上ない男である。
この男のわがままを支える強な右腕としてジョンがおり、盤石の体制を築いていた。
襲撃になってもこの男に鉄槌が下される描写はなかったが、状況から察すればおそらく全に失脚したものと思われる。

ジョン(ローワイコン)

本作の悪役の一人で英国領事の右腕のような男。中国人でありながら英国全にを売っており英国領事に対し非常に忠実な男である。そのためには中国宝ですら気で密輸をしようとするほどである。
なぜそこまでを売っているかは不明だが劇終盤で「宝では飯が食えんだろう!」と発言しており、実際は英国領事に忠実なのではなく単なる拝義者でお金に忠実ということなのだろう。
彼の部下としてヘンリーがおり製鉄所をヘンリーに乗っ取るように示する。
英国領事のわがままのために知略を知略をめぐらしたり眼鏡を掛けているため一見ただのインテリキャラにしか見えないが、実は凄まじい武術シラフの状態のフェイフォンであれば一方的に打ちのめし、アルコール覚醒した場合でもある程度は互に戦えるほどの強さを誇る。
特に蹴り技には非常に長けており圧倒的な蹴り技でフェイフォンを滅多打ちにしたり、手の支えなしで縦に足を180開脚する神業I字バランスは見る者を圧倒する。
終始冷酷な男なようにも見えるが、ヘンリーに対しては較的甘くフェイフォンにやられたヘンリー仕返しに来たり、フェイフォンに燃やされたヘンリーの火を消してあげたりする。って言うか普通に仲が良い。
製鉄所の戦いでは初めは部下たちをフェイフォンにけしかけて高みの見物をしていたがいよいよ部下が全滅するとヘンリーとともに自身も戦う。とてつもない足技を武器に終始フェイフォンを圧倒するがアルコール覚醒したフェイフォンがヘンリーを倒してしまう。自身も挑み最初はそこそこ互にやりあうが、後半ではほぼ一方的にやられてしまい気絶する。
彼を演じるローワイコン90年代ジャッキー・チェン映画では数多くの悪役を務めている名悪役である。
キックボクシングチャンピオンとして名をはせた後用心棒を務めているところをジャッキー・チェンスカウトされボディーガード兼スタントマンとなった筋入りの格闘である。
劇中での片足立ちのままでの連続蹴りや連続フェイントはこの映画を見た男子のほとんどが練習したことだろう。

ヘンリー(ホスン・パク)

ジョンの部下。ジョンべてかなり若い。彼も中国人でありながら英国に忠実な男である。ジョンから工場を任されずくで工員たちを制圧し乗っ取る。
格闘技の心得がありそこそこ強いが、フェイフォンには全く及ばずかなわない。製鉄所での戦いでもフェイフォンに挑むが敵わずサポートに回ることとなる。
灼熱の棒を獲物にフェイフォンに挑むが工業用アルコールを利用した火炎放射攻撃で全身を焼かれる。ジョン必死消火で助かり、再びフェイフォンに挑むがフェイフォンがアルコール覚醒一気に倒される。

チェーン

英国領事のボディーガード。劇中端々で登場していたが本格的に存在感を出すのは後半から。
見事な剛腕を誇りパンチで人を10メートルほど吹き飛ばす等単純なのみなら作中でトップの腕を誇る。
そのためかなり強くフォウ達ではまるでが立たない程強い。
製鉄所での戦いではフェイフォンの前に立ちふさがる最初の壁として登場。自慢の剛腕も凄腕の拳法のフェイフォン相手ではなかなかヒットせず、翻弄させられてしまう。
ほぼフェイフォンが圧倒する戦いであったが最後の反撃でフェイフォンを灼熱のレンガに押し付けるシーンは非常にインパクトのあるシーンとなっている。どれくらい熱いかというと足をつけたとたん煙が上がり数で燃え上がるほどの高温のレンガである。
フェイフォンに敗れた後、フォウに殺されかけるがフェイフォンがフォウを制止し命拾いする。

伝説のラストシーン

当初、香港開されたバージョンと、日本開されたバージョンでは終わり方が異なる。
日本版では敵を倒した後泡を吹いて終了であったが、香港開版ではそれ以降の話がある。

宝の密輸を阻止した英雄として表するために、警察署長(トン・ピョウ)がフェイフォンの自宅を訪れるが、フェイフォンのは「工業用アルコールを飲んだせいで盲人になってしまった」と説明する。
一同がの庭へ行くと、フェイフォンが下男に変な稽古をつけている。は「盲人用の拳法の稽古をしているらしい」と言うが、下男がそれをこう訂正する。「いえ、どうやら彼は、工業用アルコールで、だけでなく頭までやられたようで……」。
その間、フェイフォンが振り返る。その顔はむくれているわんでいるわで明らか異常をきたしており、しかも舌を出して不気味に笑いながら変な踊りを繰り返すばかりであった。これに一同が愕然として物語が終了するのである。

こうして書いただけでは、暗いバッドエンドだが、実際には「チャンチャン♪」という音が聞こえてきそうなほどにコミカルに演出されている。 

これは、本来を飲むことがあまり好ましいことではないとみなされている宗教上の理由によるものである他、「いくら正しいことのためとはいえ、自分の体を省みないですると相応のダメージを負う事になる」というメッセージも込められたものであった。
しかし、あまりのブラックさのため、際展開にはこのままでは支障をきたすと判断したジャッキーは、開版のいずれにおいてもこれをカットした。そのため、日本開版=アジア版では、上述の通り、泡を吹く場面からそのままエンドロールへ、欧版では、自宅の前で記念撮する警察署長との場面からエンドロールへと移行するようになっているのである。
またジャッキーは、個人的にも、あまりこのオチを気に入っていなかったようだ。 

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酔拳2

6 ななしのよっしん
2016/01/02(土) 23:26:52 ID: 6bSA5W35Zd
2は問題のオチを除いても、暗いよな。
最後の活躍じゃ帳合わないくらいジャッキーが酷いに合う気まずい映画
その上あのブラックオチが付くんじゃ、当時辛い事でもあったのかと勘ぐってしまう
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7 ななしのよっしん
2016/04/04(月) 22:36:08 ID: DCrabB+kis
2のジャッキーラスト以外まわりの足ひっぱってるだけだからな・・・
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8 ななしのよっしん
2016/04/08(金) 23:34:54 ID: rA47glUluq
密輸、喧嘩人参物にすり替え、飲大暴れ、領事館侵入、土地の売却・・・
今思えば確かにけっこうな足引っりだったかもなw
その分先頭の完成度の高さでカバ-されてるが
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9 ななしのよっしん
2016/08/08(月) 00:44:25 ID: 8SAbCYZcOV
あれは黄飛鴻に関する事前情報がない日本人が「頭が不可逆的にイカレた」と思っちゃうからブラックなのであって、そうでなければ普通ギャグ落ちでしょ。

黄飛鴻ものという時点で既にだいぶが決まってしまうが、そんな中ではかなりコメディ色の強いジャッキーらしい映画だと思うな。
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10 ななしのよっしん
2016/11/04(金) 21:07:19 ID: rni/Mka67P
ユンピョウチャンピオンも、サッカーの試合に負けたら足をれ、みたいな感じで、本当にラストライバルが負けた後、両足を切断されて、みじめに物乞いになり果てたのでした、チャンチャン♪みたいな、日本人から見ると愕然とするほど後味悪い結末がコミカルに描かれているので、香港人的にはすごく面い落ちなんじゃないの?
単なる民性の違いのような。
もっとも、この結末を面いと思っちゃう民性ってちょっとゾッとするわけなんだけども。
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11 ななしのよっしん
2017/03/05(日) 04:45:42 ID: g2XeiPtrMY
そんな極端な一画面だけ切り取られて民性まで推測するとか滑稽すぎる
昔の映画で今見たら共感できないラストのあるやつなんてどこのにもたくさんあるし、そもそも単に監督す方向性の問題



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12 ななしのよっしん
2017/07/24(月) 09:42:12 ID: tKDfpqq5fI
せやせや
そんなん言ったら「日本人独裁者でも女の子にしてハァハァしてる変態ばっかり」って言われてしまうで
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13   
2018/04/11(水) 20:04:37 ID: 0sWH3iS6Q9
フラミンゴで受けてたっちゃうぞ」

って「プラネテス」で(というか「バーチャ3」で)
パロられるほどは有名
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14 ななしのよっしん
2018/07/31(火) 08:51:55 ID: iR8Cjea6PS
BD アルティメット・コレクターズ・エディション 発売決定
ソフト版、フジ版の吹き替え収録で廃人エンドも入るって
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15 ななしのよっしん
2019/07/27(土) 00:20:08 ID: dvdNV/eiZ6
屋のちゃんが使うツァイ拳が漢字で書くと何の拳法なのか知りたい
子供の頃見た時、酔拳より寧ろかっこよく見えた
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