酩酊街とは、シェアワールド SCP財団(SCP Foundation)の要注意団体である。
概要
酩酊街とは、SCP財団の要注意団体である。SCP財団についてはニコニコ大百科に記事があるので、そちらも参照して頂きたい。
酩酊街初出はSCP-823-JP(おつきみ)。
酩酊街に関する記事での共通項として、しばしばオブジェクトの近くではメッセージが発見される。このメッセージには、時節の挨拶とちょっとした伝言(?)がついており、「酩酊街より 愛を込めて」と締めくくられる。 また内容から察するに、どこか遠く(『夜と冬しかない』など垣間見える点はある)から財団が発見した場所へオブジェクトが送られていることが伺える。
作品の傾向としては、シンプルな特性と想像掻き立てられるストーリーを持ったオブジェクトが多く、そのメッセージ性が特徴的と言える。
「他の要注意団体とどこが違うの?」
ほっこりする。
これだけでは何を言っているのかよくわからないと思うので、端的に書くと、
人が死なない。
という点があげられる。というのもSCPの要注意団体を考える際には、そのそれぞれの特色というものが挙げられるのだが、SCPは基本的にホラーを基本としているので、その要注意団体もまあ、なんだ、
人が死んだり、怖いことになったり、人類に対して侵略してきたり、
とかそういう性質が本当によくあって……無論、SCPとはそういったものだから、という話でもあるが、要注意団体が出てきた時には、SCPをホラーとかシリアスとかそういった方向で楽しむ傾向が強くなる。
それに対し、この要注意団体のオブジェクトが出てきた時は、人が死なないし、悪意あるオブジェクトが無いので、ある意味安心して読める。
で、読み終えた後はほっこりしてまた「ホラーとかシリアスとかそういった方向の記事を読もう」、そういう元気が出てくる記事群がそろっている。
初登場した作品について
お元気ですか? わたしは元気です。
こっちは夜と雪しかないので、そちらがうらやましいです。
わたしはもう行かなくてはいけません。
なので、この子をあなたに任せます。
寂しがり屋で迷惑をかけちゃうと思いますが、
可愛がってあげてください。酩酊街より 愛を込めて
概要:SCP-823-JPは自律行動ができる月見団子です。SCP-823-JPの部位は大きく分けて三方部分と団子部分の2つで、三方は一般的に販売されている物とサイズや素材の違いはありません。SCP-823-JPが自律行動を可能としているメカニズムは解明されていません。SCP-823-JPは言葉を発しませんが、簡単な内容の言葉は理解する事が出来ます。
概要にあるようにこのオブジェクトは自律行動ができる月見団子である。団子部分とその下の台からできており、オブジェクトクラスはSafe。
これはつまり、安全に収容し続けることができる(安全だとは言っていない)ということであり、財団から見たら比較的マシ(=少なくとも世界が滅びることは無い……んじゃないかなぁ、たぶん)である。Safe詐欺もあるがこれはまともなほうなSafe。
詳細は省くが、これらは基本的にEuclidに該当する性質であり、意志を持つSCPは大体これに該当する。意志を持っていたり、自律行動できたり、何より自分から物体を出すという、長期的に放置していたら何が起こるかわからない性質があるのにSafeになるのは、(例が無いわけではないが)非常に珍しい。
関連リンク
外部リンク
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https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja
http://ja.scp-wiki.net/scp-823-jp
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