醍醐単語

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醍醐(だいご)とは、製品の一種である。元々はで「サルル・マンダ」といい、「最上製品」を意味するとされる。

概要

製品を精製する上で「→酪→生酥→熟酥→醍醐」の五段階の味、「五味」があるとされ、その最上製品が醍醐とされた。ちなみに熟酥はで「サルピス」といい、乳酸菌飲料「カルピス」のとなったことで知られる。

仏教の経典「涅槃経」には、悟りを得ることは「」から「酪」が、「酪」から「生酥」が、「生酥」から「熟酥」が、「熟酥」から「醍醐」が熟成精製されるのと同様であり、「涅槃経」は「醍醐」と同様であると言う記述が出てくる。これを五味相生の譬(ごみそうしょうのたとえ)という。

なお、ここから「醍醐味」という言葉が生まれた。

地名

上記のとおりもともと仏教であり、日本でも寺院名前に「醍醐」が付けられることが多かった。また、「醍醐のようにおいしいが湧き出るところ」「醍醐のようなおいしいの産地」などの意で地名も多く生まれた。

苗字

転じて日本苗字ともなる。苗字としては公家の醍醐が知られる。五摂一条の分に醍醐があった。江戸時代前期、霊元天皇の詔により一条昭良の次男、基が醍醐した。9代忠順は明治維新に貢献し、初代大阪府知事となった。維新後は侯爵となる。

また、安房国漁師に醍醐氏があった。当は代々醍醐新兵衛名乗り江戸湾にて漁を行っていた。

また、桓武平氏千葉氏の一族に醍醐氏があったとされる。

現在、醍醐姓は関東地方に多く分布しているが、特に千葉県浦安市に集中して分布している。

曖昧さ回避

人名

実在の人物

追号
公家醍醐家
  • 醍醐基(醍醐初代当
  • 醍醐忠順(醍醐9代当

架空の人物

地名

その他

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醍醐

1 黄泉人知らず
◆Yk9Pufb6Aw 2012/08/17(金) 15:38:43 ID: YjQZ3Pl9SJ
第六天魔王から。
これはいわゆる「チーズ」なのか「バター」なのかご教授願いたい。
へうげものに出てきた「らくだいご」なる調味料についても知りたし。
返信む。
追伸:グーグルに尋ねたが「らくだいご」の詳しいことはわからなかった。
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2 ななしのよっしん
2012/08/17(金) 15:45:51 ID: aMmTnjdEK2
>>1
具体的なレシピが失われているので、実際に食べられていたものがなんだったかは不明。
涅槃経」に記述があるのはたしかだけど、じゃあ実際食べられていたのがそれと同一か、
それとも別の加工品を涅槃経にちなんで醍醐と読んでいたのか、という問題もある。

らくだいごは「酪醍醐」じゃない?
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3 ななしのよっしん
2013/01/20(日) 16:28:18 ID: g3+ldNHZlA
>>1
>>2も言ってる通り、「らくだいご」は「酪醍醐」。
「酪」は牛乳製品のこと。
作中の描写だとヨーグルトっぽかったけど、字面も合わせて考えるなら「醍醐牛乳と混ぜたもの」すなわちチーズクリーム的なものだと思われる。
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4 ななしのよっしん
2013/12/26(木) 14:33:18 ID: LXzi8BEhL4
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5 ななしのよっしん
2014/02/25(火) 04:18:38 ID: 63o+ipRDTk
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6 ななしのよっしん
2019/08/23(金) 18:03:26 ID: C97cVcX3hI
醍醐天皇醍醐を好きだったから醍醐天皇という名になったというのは本当ですか?
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