釈とは、以下のことを表す。
人名
- 釈道安(314年 - 385年) - 五胡十六国時代の僧
- 釈霊一(727年 - 762年) - 唐の詩人
- 釈証厳(1937年 - ) - 台湾の尼僧
- 釈迢空(折口信夫、1887年 - 1953年)の詩作のときに名乗った号
- 釈雲照(1827年 - 1909年) - 幕末から明治時代にかけての真言宗の僧
- 釈宗演(1860年 - 1919年) - 明治時代の臨済宗の僧
- 釈宗恵(1920年 - 2009年) - 映画監督、松林宗恵の本名
- 釈由美子(1978年 - ) - 日本の女優
- 釈一行(ティク・ナット・ハン、1926年 - ) - ベトナムの禅僧、平和活動家
その他
- 釈 - 釈迦のこと
- 釈 - 字句、文章の解釈のこと
漢字として
- 意味
- 旧字体は釋。釈は〔角川・新字源〕によると俗字。
- 解説する、解き明かす、ばらばらに解きほぐす、捨てる、散らす、消える、水に溶く、解き放つ、嫌疑が晴れる、脱ぐ、廃する、許す、という意味がある。また釈迦や仏教に関する言葉に使われる。
- 〔説文解字・巻二〕に「解くなり」とある。
- 字形
- 〔説文解字〕には「釆に從ふ。釆取は其れ物を分別するなり。睪聲」と睪声の形声とある。ほかに釆+睪の会意で、動物の死骸(睪)を解体する(釆)する字とする説がある。
- 音訓
- 音読みは、セキ(漢音)、シャク(呉音)、訓読みは、とく、とける、すてる、おく、ゆるす。
- 規格・区分
- 釈は常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 釈疑・釈教・釈義・釈言・釈菜・釈子・釈然・釈尊・釈天・釈典・釈奠・釈放・釈明・釈文・釈門・釈老
異体字
関連項目
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