里とは、以下のことを表す。
行政区画
長さの単位
日本や中国で使われる長さの単位である。時代、国によって長さが異なる。
日本では、明治時代に度量衡法によって、1里は36町と定められた。およそ3.97kmである。
中国の周代では300歩、のちに360歩(=6町=1800尺)になった。現在は500m。
人名
日本の苗字としては奄美地方特有の一字姓の一つ。笠利間切里村(現鹿児島県奄美市笠利町里)発祥か。大島郡龍郷町で6番目、奄美市で7番目に多い苗字となっている。
その他
漢字として
- 意味
- さと、むら、居る、(裏と通用して)うら、(悝と通用して)憂える。
- 〔爾雅・釈言〕に「里、邑なり」とある。むらの意味から、行政区画の単位や長さの単位に用いられるようになった。〔説文解字・巻十三〕には、「居るなり」とある。
- 字形
- 田+土の会意。土は土地神のことで、田にある社を表す。〔説文〕に「田に從ひ、土に從ふ」とある。
- 音訓
- 音読みは、リ(漢音、呉音)、訓読みは、さと、おる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 里は部首である。→里部
- 声符
- 里を声符とする漢字に、俚、悝、浬、理、狸、𨛋、荲、裏(裡)、𧻲、鯉などがある。
- 語彙
- 里君・里諺・里語・里巷・里社・里人・里正・里俗・里程・里布・里門・里落・里閭
異体字
互換文字
関連項目
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