今、一番勢いに乗ってるといっても過言ではありません。
来歴
里見 香奈(さとみ かな、1992年3月2日 )は、森雞二九段門下。女流棋士番号は33(旧57)。島根県出雲市出身。島根県立大社高等学校卒。現在は将棋一本で日々詰将棋をこなしております。
12歳でプロになり、師匠である森雞二九段の異名である「終盤の魔術師」という棋風に影響されて終盤力での攻撃力は「出雲のイナズマ」というキャッチフレーズに相応しく、おそらく今現在で終盤力では女流棋士でナンバー1であることは疑いようのない事実でございます。
そんな里見香奈女流棋士が脚光を浴びるきっかけがいわゆる「レディースオープントーナメント2006」での三番勝負にて強豪である矢内理絵子女流棋士に先勝。 専ら、当時女子中学生であった里見はセーラー服と眼鏡っ娘という出で立ちがテレビ報道されるや否、認知度が上昇。
惜しくも敗北してしまったが、もし勝利していれば史上最年少の優勝というだけあってマスコミが押し寄せたのは有名なお話です。 ここで準優勝なので規定により女流初段に昇段!
29期女流王将戦にて数々の強豪相手に臆することなく決勝へ。相手は女流棋士で最強である清水市代であった。里見曰く「あこがれの清水さん」である。 残念ながらさすがに第一人者には叶わなく敗北してしまった。
2008年9月29日に行われた「第16期倉敷藤花戦」で初のタイトル挑戦が決定。同日付で女流二段に昇段した。16歳8カ月でのタイトル挑戦は史上5番目の若さである。更に、2008年11月23日、三番勝負で清水市代に2連勝し、林葉直子、中井広恵に続く史上3番目の若さで初のタイトル獲得。関西所属の女流棋士のタイトル獲得は史上初。
関西は元々棋士が少なく、実家の出雲市から夜行バスで通いながらの勝利は並々ならぬ努力の結果というほかない。 長らく清水は倉敷藤花に君臨し「第二の故郷」とまで公言していただけに、清水のショックも表にはださない所はさすが第一人者。
ここから第40期新人王戦にて新進気鋭の稲葉陽を破り、女流棋士が公式戦にて男性棋士に勝つ史上最年少記録を大幅に更新!!(16歳10カ月)また、2戦目での勝利は当時の最速記録でございます。
ここまで来ると、里見の勢いはほぼ止まることなく女流名人位戦五番勝負では清水に初戦から第3局(2010年2月10日)まで破竹の3連勝!!史上3番目の若さ(17歳11カ月)で女流名人位に就く。これで自身初の二冠となるとともに、「タイトル通算3期」の規定により同日付けで女流四段に昇段した。また、10代でのタイトル二冠は林葉直子に次いで史上2人目。 まだまだ伝説の林葉直子には記録及ばず。。。しかし・・・・。
第32期女流王将戦にて挑戦権を獲得。清水との三番勝負で、10月28日に行われた第2局、第3局を黒星スタートから連勝したことで2勝1敗と勝ち越し、女流王将のタイトルを見事獲得、なんと史上3人目の女流三冠を達成、18歳7カ月の女流三冠は最年少記録を更新することに!!! ただ、直後に行われる倉敷藤花戦に万が一敗れれば史上最短の女流三冠となる可能性もあったのだが・・・・・。 運命の11月3日、第18期倉敷藤花戦三番勝負で岩根忍二段を破り3連覇!! ここでも黒星スタートにての逆転勝利!
とうとう林葉直子を超えた瞬間でもあり、関西から彗星・・・・いやイナズマの如く現れたスターに男性棋士すらも舌を巻く記録である。実際に男性棋士との戦いでは、紙上対決とはいえ『将棋世界』2009年10月号掲載の若手実力派の村山慈明五段との平手対局でなんと勝利を収めている。
それ以前にも、2007年第2回きしろ杯争奪関西女流メイショウ戦優勝後の記念対局では、福崎文吾をあと一歩まで追い込むイナズマ攻めを容赦なく追い込みながらも・・・・残念ながら秒読みに追われて7手詰めを見逃し敗北。
そして、エキシビションではあったが持ち時間のハンデ(山崎は初手から持ち時間一手20秒であり、里見は持ち時間10分 切れたら一手30秒)はあったものの、山崎隆之と平手で対局して勝った。(2007年3月31日、キラリっ娘ファンフェスタ'07スペシャルマッチにて)
通常、黒星スタートでは負けてしまう場合が多いのだが里見は逆境を乗り越え・・・・しかもモットーである
「楽しく指す」
にて倉敷藤花三期連続防衛に成功!! 最悪である最短の女流三冠というのは杞憂であった。
ちなみに、倉敷藤花、女流名人、女流王将は全て清水市代が長年防衛してきたタイトルであったのを全てはぎ取り18年ぶりの清水のノンタイトルにまで追い込んだ。
年は変わり2011年2月15日に湯原温泉郷菊之湯にて行われたユニバーサル杯第37期女流名人位戦。
ここまで里見女流三冠は挑戦者、清水市代六段に二連勝。5番勝負であるためここで里見女流三冠が勝てば女流名人位防衛という快挙に。しかし清水市代六段はリーグ全勝で勝ち上がっており、混戦が予想された。序盤から中盤、清水優勢。しかし最後の最後で里見が逆転勝利にて女流名人位初防衛。
3月20日に行われた「第4回大和証券杯ネット将棋・女流最強戦」決勝では中井広恵六段に敗れ惜しくも準優勝。
棋風
得意は中飛車。相振り飛車や三間飛車、ゴキゲン中飛車までこなす。
人物
幼少時に里見の憧れである高橋和から受けた「毎日詰将棋を解くとよい」とのアドバイスを、女流プロとなった現在でも実践しており終盤力を更に向上している。
中学生時には、同じ関西所属の室田伊緒女流初段、井道千尋女流初段(後に関東へ移籍)と3人で「キラリっ娘」というユニットで、イベントや指導対局を行っていた。いつもイベントは大盛況であった。
ゲン担ぎは「カツ丼」。
37期女流名人位戦では、あこがれの清水市代六段が下座に座って違和感を感じたそうである。
清水市代六段と指せる事がとても嬉しいと本人談。
昇級・昇段・タイトル履歴
女流棋士として
- 2003年10月 - 女流育成会入会
- 2004年10月1日 - 女流2級 = 女流プロ入り
- 2006年4月1日 - 女流1級(女流名人位戦B級入り・女流王将戦本戦入り)
- 2007年2月22日 - 女流初段(レディースオープントーナメント準優勝)
- 2008年9月29日 - 女流二段(タイトル挑戦 = 第16期倉敷藤花挑戦)
- 2009年4月1日 - 女流三段(タイトル1期 = 第16期倉敷藤花獲得)
- 初タイトル獲得以後は次のとおり
年度 女王 女流王座 女流名人 女流王位 女流王将 倉敷藤花
200816期
○○
清水市代
200936期
○○○
清水市代17期
○○
中村真梨花
201037期
○○○
清水市代32期
●○○
清水市代18期
●○○
岩根忍
201138期
●○○○
清水市代33期
○○
石橋幸緒19期
○○
清水市代
201223期
○○○
甲斐智美
奨励会員として
受賞歴
これだけの短期間での受賞は稀である。
ちなみに地元島根県では
2007年3月 - 島根県文化活動特別奨励賞
2010年3月 - 島根県功労者表彰
を頂いている。地元の市長、知事ですらも応援しているのです。
島根県郵便局限定記念切手も発行。羽生名人についで女流初となる快挙でもある。
ちなみに島根初の女流棋士であり、尊敬するのは故・大山康晴名人。
倉敷には大山康晴記念館もあり、すっかり香奈ちゃんの街と化している。
更に、同じ岡山真庭市の湯原温泉での勝利にてここにも香奈ちゃんの温泉街という感じなった。
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関連項目
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読み:サトミカナ
初版作成日: 10/12/07 09:24 ◆ 最終更新日: 12/05/27 10:47
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