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野乃はなとは、アニメ『HUGっと!プリキュア』の主人公である。
担当声優の引坂理絵は、前シリーズ『キラキラ☆プリキュアアラモード』では宇佐美いちかのクラスメイト光岡じゅんこやいちご山の妖精ヤパパなどサブキャラクターを演じたのち、芸歴2年目にしての主人公プリキュア役抜擢となった。これにはプリアラの現場でも相当祝福された模様。
概要
1月20日生まれ。マリネ市からはぐくみ市に引っ越してきた、イケてるお姉さんを目指す中学2年生の元気な少女。濃いピンクのウェーブがかかったセミロングで、両サイド緑色のヘアピンをつけている。背丈は低く、さあややほまれと並ぶと一目瞭然、妹のことり（小6、CV：佐藤亜美菜）にも「そろそろ追い抜きそう」と言われるほど。
家族構成は、ホームセンターの店長でやたら体格のいい父の森太郎（CV：間宮康弘）、雑誌記者であるキャリアウーマンな母のすみれ（CV：桑谷夏子）、妹のことりの4人家族。おそらく母方の祖母である庵野たんぽぽ（CV：井上喜久子）は、今は亡き夫（はなとことりの祖父）である草介（CV：竹内栄治）とともに起こした和菓子屋のたんぽぽ堂を今も営んでいる。
本人はイケてる大人の女性を目指しているのだが、川村敏江デザインの主人公キャラの血脈ゆえか、ドジでおっちょこちょいな性格の持ち主。イケてる髪型を目指して前髪を切ったら失敗してぱっつんどころの話じゃなくなる（もっともほまれからは好評のようであるが）。さらにラヴェニール学園への転校初日早々たまたま出会った大きい荷物を担いだおばあちゃんを助けるため遅刻、教室に入ったら豪快に転けてしまう。
そして落ち込んでいてもオムライスなど大好きな卵料理には目を輝かせ、何がへまをして落ち込んだら母親に甘えてしまうため、ませた感じのことりからはそれを見るたびに「お子ちゃまなんだから」と日々からかわれる状況。
だが、はなの取り柄はその元気さと芯の強さ。その元気さを振りまくべく「フレフレみんな～！フレフレわたし～！」とみんなも自分も応援し鼓舞するが、それが他者の重荷になる時もあり、ハリーに「十分頑張っている人に頑張れは酷だ」、アンリからも「応援なんて誰でもできるし、無責任な応援は他者の重荷になる」と注意された事もある。それでも何かへまをやらかしたら「めちょっく！」（漫画版によれば「めちゃショック」の意味のようで）とシリーズ恒例特徴ありすぎる口癖が飛び出すのだが。あと何気に絵も上手い。しかし某生徒会長のような壊滅的なレベルではないものの、音程を外すなど歌うのは苦手である模様。
その一方で時折心に抱いた影や弱音を吐く描写があり、例えば、お仕事体験で一人だけうまく行かず落ち込んだ結果プリキュアに変身できなくなり、さらにはぐたんが力を放出して瀕死に陥り一層自己嫌悪に陥ったことや、仲間たち4人がそれぞれやることがあるのにはなだけ将来への展望が描けないという場面がある。
また、以前の学校であるシャインヒル学園で、チア部のセンターに選ばれた事で部員から嫉妬されていじめられていたエリ（CV：井澤詩織）を庇った結果、今度は自分がいじめのターゲットにされてしまい、クラスで孤立されたという過去がある事も明らかとなった（当時いじめられていたエリも助けようとしたが、いじめていた女子達に「また同じ目に遭いたいの？」と脅されていた事も判明）。物語の核は、はなが他者を応援するとともに、自身も家族や仲間たちから励まされながら、過去の闇を払拭して未来へどのように歩んでいくか、どのようなやりたいことを見つけられるか、そしていかにしてクライアス社に立ち向かっていくか、ということなのだろう。
そんな彼女の元にある日空から赤ちゃんが降りてくる。はぐたんと名付けたその子と喋るハムスターのハリーとの出会い、そして学校を襲ってきたクライアス社の社員チャラリートと怪物オシマイダー。だが明日の、未来の夢を、そしてはぐたんを守ろうと決心したとき、ミライクリスタルが現れ覚醒することになる―。
キュアエール
野乃はなが変身するプリキュア。オールスターズ方式で51人目（オールスターズ映画のキュアエコーを含むと52人目）のプリキュアになる。
今回のプリキュアは世界にあふれる明日を作る力「アスパワワ」を力の源にしており、その結晶である「ミライクリスタル」を久々の電話型変身デバイス「プリハート」に装着しハートの形状にし、「ミライクリスタル！ハート、キラっと！ 」と唱え、プリハートにあるハートのパネルを「は〜ぎゅ～っ！」と暖める感じに押しながら変身する。ちなみに名乗りの際には本作のプリキュア共通で「輝く未来をぉ～～～～～っ、抱きしめてっ！！」と言った後に個々人の名乗りを言う形になる。
キュアエール（Yell、応援。ちなみに「Aile」（フランス語で「翼」）とのダブルミーニングでもある）の名の通り、コスチュームはチアガールをイメージ（それに加えて「はな」だけに花屋もモチーフに取り入れられている）しており、髪も明るいピンクのシニヨン付きロングヘアに変化でも前髪は流石に治らない模様。デフォルトコスチュームとしては久しぶりのヘソ出しコスチュームを着用するが、キュアドリームやキュアメロディのようなセパレートでは無く、腰で繋がっている（実は初期発表のイラストではこれが分かりづらく、早々に見られた二次創作のイラストやコスプレではセパレートになっていたりするので注意）。手首にはポンポンを模した腕飾りが付いており、これが状況に応じてポンポンへと変化する。
決め技を使う際には初期の頃はプリハートを操作してハート型のエネルギーを生成していたが、のちにスティック型攻撃アイテム「メロディソード」を入手、エールはミライクリスタル・ローズを装着した「エールタクト」として用いて戦うことになる。
決め技
- ハート・フォー・ユー
- エールの個人浄化技。プリハートのハートパネルを押し、ブレスレットをポンポンに変え、「フレフレ！ハート・フォー・ユー！」と唱えながら大きくハートを描き、ハート型のエネルギー弾を発射する。
もしかして：ハッピーシャワー、あるいはミラクルハートアルペジオ - フラワーシュート
- メロディソード・エールタクトを用いた個人技。メロディソードのピンクと赤のボタンを押して振り、バラ型のエネルギー体を生成して射出する。
- プリキュア・トリニティコンサート
- メロディソードを用いた初期メンバー3人による合体浄化技。エールはエールタクトを指揮棒にしてふり、アンジュはアンジュハープ、エトワールはエトワールフルートでそれぞれボタンを押して演奏、虹色のエネルギーを生成し、「心のトゲトゲ飛んでいけ！プリキュア・トリニティコンサート」と唱えて敵に放ち、敵を包むような大きな樹木を作りだし花が咲き誇ると同時に「HUGっとプリキュア！エール・フォー・ユー！」と唱えて浄化する。
- プリキュア・チアフルアタック
- 本作のスーパープリキュア「チアフルスタイル」での合体浄化技。ミライパッドがミライクリスタル・チアフルを装着して変化したメモリアルキュアクロック、そして5人のプリキュアとはぐたんの力を用いてフォームチェンジした後、「メモリアルパワー、フルチャージ！」と5人の想い出の力を集め、「プリキュア！チアフルアタック！」と唱えて6色の5つ葉のクローバー型エネルギー弾を発射して浄化する。
- みんなでトゥモロー！
- なんだこれ？と思いそうだが、これが今作の上位合体技。公式サイトのあらすじにもサントラ2の曲名にもちゃんとあります。メモリアルキュアクロックにミライクリスタル・マザーハートを装着、各自ミライブレスを装着し「マザーハートスタイル」になった上で「HUGっとプリキュア今ここに！」と叫んでマザーを召喚、「ワン・フォー・オール！」「オール・フォー・ワン！」「ウィーアー！」「プリーキュアー！」「明日にエールを！」と各自唱えてエネルギーを集め、「ゴーファイ！みんなでトゥモロー！」と唱えてマザーの力を解放、敵に光線を発射しハートで包み込んで浄化する。
関連静画
関連項目
- プリキュアの一覧
- HUGっと！プリキュア
- 薬師寺さあや / キュアアンジュ
- 輝木ほまれ / キュアエトワール
- 愛崎えみる / キュアマシェリ
- ルールー・アムール / キュアアムール
- はぐたん
- ハリハム・ハリー
- 野乃ことり
- 宇佐美いちか / キュアホイップ（前作の主人公）
- 星奈ひかる / キュアスター（次作の主人公）
- 夢原のぞみ / 星空みゆき（川村敏江デザインかつドジっ子な主人公。のぞみは初期コスチュームがヘソ出し、みゆきは転校生＆初期設定段階でチア部所属だったという繋がりもある）
- 大森ゆうこ（ポップコーンチアというチアモチーフのフォームチェンジがあり）
- 秋元こまち / 春野はるか（和菓子屋さんの家系繋がり。はるかはピンクかつ花モチーフ繋がりでもある）
- 日向咲 / 美々野くるみ / 花咲つぼみ / 花咲薫子 / 花寺のどか（歴代の花属性プリキュア）
- 平光ひなた（「めっちゃ」をよく言うなど似た口癖と性格を持つ）
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子記事
- なし
兄弟記事
- We can!! HUGっと!プリキュア
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- HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ
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