量とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 枡、はかり、計量する、推し量る、見定める、量った値・数量、心の広さ・度量。
- 倆の代用として使われる。
- 字形
- 諸説あるが、甲骨文・金文の字形から、穀物を入れる袋(=東)の上に、斗口があるところとされる。東の下に土を書く場合があり、現在の字形では、上部の斗口の部分が日に、東+土が里に対応している。東は、現在では方角の意味で使われるが、甲骨文などでは袋の象形の字。
- 〔説文解字・巻八〕には、「輕重を稱(はか)るなり。重の省に從ひ、曏(キョウ)の省聲」とあり、形声とある。ただキョウとリョウで音が異なることなどから異論がある。ほかに日+里の会意説、日+章の会意説がある。
- 音訓
- 音読みはリョウ(漢音、呉音)、訓読みは、はかる、はか、かさ、ます。名のりに、かず・さと・とも、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 量を声符とする漢字に、糧などがある。
- 語彙
- 量感・量器・量刑・量産・量子・量定・量的・量販
異体字
- 1
- 0pt
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