『鉄腕アトム』とは、手塚治虫の漫画である。日本の漫画史・アニメ史に名を刻む作品であり同作は日本初の連続TVアニメでもある。
概要
月刊誌「少年」(光文社刊)に連載したSFロボット作品。21世紀を舞台に、科学技術の粋を結集して作られた「感情を持つロボット」アトムが活躍する。
海外ではAstroBoy(アストロボーイ)として人気を博した(アトムの隠語の問題からタイトルが変更された)。戦後の少年たちに、明るい未来世界を描いて希望を与えた。最初の単行本であるカッパブックスは、現在入手不可能。
また、単に明るい未来像を描くだけではなく時には人類に対する警笛を鳴らすような真面目な内容も含み読む者の心を奪う。
アニメ
1960年代には日本初となる週一回放送の30分番組でのTVアニメーションシリーズが制作された(5分程度のミニ番組ではこれ以前から存在している)。手塚治虫はこのために、虫プロ(アニメプロダクション)を設立した。同時期にTVアニメの制作を始めたタツノコプロ、東映アニメーションなどと共に、現在の日本のTVアニメーションの発展の礎を築いた。虫プロからは数多くの作家が育ち、また出身者が独立して数多くのアニメスタジオが誕生した。(サンライズ、マッドハウス、シャフトなど)
しかし、TVでの放映を通すために、製作費を低単価にし、キャラクターとロイヤリティで補うシステムを導入した。超人気作家である手塚治虫だからできたビジネスであり、氏曰く「私が稼ぐから」で成り立っていた。これは、それ以後の制作プロダクションとその下で働くアニメーターや声優達などの悪劣な労働環境を容認することになった事も併記せねばならない。
今までに二回リメイクがなされている。アニメ(初代)において、当時、予算の関係からか多くの声優を雇えず、俳優の愛川欣也が、一番組内で、ほぼすべての脇役の声を一人でこなした事は有名。
最終回は、アトムが悲劇的な最後を遂げるが、講談社がその後日談として少年マガジンに短編を掲載したことがある。
あらすじ
(漫画「鉄腕アトム」は加筆訂正が繰り返し行なわれているため、単行本によってはこのあらすじとストーリーが違っている可能性があります)
自動車事故で、愛する子供トビオを失った科学省長官の天馬博士は、自らの手で息子を再現すべく、ロボットのトビオ(アトム)を科学の粋を集めて製作した。しかし、出来上がったトビオ(アトム)は、所詮人間ではない。成長しないアトムに愛想を尽かし、科学省長官を辞め謎の失踪をしてしまう。(注1)
そして、天馬博士を失ったアトムは、ロボットサーカス団に売られてしまう。(注2)そんなトビオを救ったのは、天馬博士の後任として科学省長官になったお茶の水博士だった。
新たにアトムという名を与えられ、彼は新たな生活を踏み出すことになった。
注1)初期の単行本では狂って自殺した事になっている。
だが、生きていることが確認され、それが偽装であったことになっている。
後に、度々自分の手にアトムを取り戻そうと、彼の前に姿を現している。
現在では、その自殺したという設定が書かれたイントロダクションや、
いきさつの説明ストーリーそのものがなくなっている。
注2)この間の事情は、後にサンケイ新聞に連載された異色作「アトム今昔物語」に詳しい。
小学館 ゴールデンコミックス版、講談社版 鉄腕アトムで見ることができるが、
どちらもより細かい加筆訂正が行われている。
現在ゴールデンコミックス版は入手不可能
注1)のイントロダクションが載っている。
人気の高かったエピソード
などがある。
かつて漫画家の浦沢直樹により「史上最大のロボット」をリメイクした「PLUTO」がビックコミックオリジナルで連載していた。
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関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%89%84%E8%85%95%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A0


ページ番号: 567290
リビジョン番号: 1237253
読み:テツワンアトム
初版作成日: 08/09/18 23:40 ◆ 最終更新日: 11/07/24 18:51
編集内容についての説明/コメント: PLUTOは連載終了しているので記述変更
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