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「銀匙町」とは、動画制作者「銀匙P」が作り出したMMD用背景モデルである「天空しみゅ」の別名である。その他、「銀匙島」「銀匙市」「シルバースプーンシティ」などの別名があるが、本人コメントでは「銀匙町」が正式呼称であり、「MMDでPさんと呼ばれる本」などでも銀匙町の名称で公式に紹介されている。
また、V500系以降の銀匙町は「M諸島」の名で公開されているが、ここでは便宜上同一モデルのアップグレード版として扱う。
なお、ここでは2010年2月28日に発表された天空しみゅのアップグレード版である「環境しみゅ」、および2010年9月公開の背景地形データ「銀匙村」も合わせて解説する。
加えて2011年12月から順次配布された「小町シリーズ」、そして2012年5月に行われた俺得モデルフェスティバル２によって公開された「銀匙湾」と同テクスチャを利用した「Pieces(ピーシーズ）シリーズ」、そして「内装のある建物シリーズ」も紹介する。
概要
2010年9月現在、環境しみゅ最新版はV1.00、天空しみゅ最新版はV5.02。
複数の背景セットが公開されている。なお移動操作を目的としたPMDモデルと背景アクセセットは別のものであるため、例えば現在最新の環境しみゅを使用して、天空しみゅ用に公開された背景セットを動作させることも可能である。
環境しみゅ
2010年2月28日公開の環境しみゅV100系からはこれまでの天空しみゅに共通であった空（スカイドーム）の操作形態を廃止し、背景モデルの操作に特化したモデルとして公開されている。
2010年9月現在の環境しみゅ用背景セットは下記の通り。
- M諸島
（天空しみゅ互換） - 地下通路セット
- ワンルームアパートセット
- 銀匙村
なお、新規公開データにありがちな混乱として、「銀匙村」には複数の呼び方およびタグが付けられているのが散見されるが、データ作成者本人の公式名称は「銀匙村」である。
銀匙村の公開時には先行公開CMとして「【銀匙村ＣＭコンテスト】（2010年9月15日～20日）」が開催された。
天空しみゅ
V200系
V200系は天空の最大値が1万5千～5万MMDと小さく、配布された街のセットもV300系銀匙町の4分の1程度しかないが、その分軽めのサイズであまりマシンパワーを使用せずに運用可能である。
V300系
2009年11月30日公開の「X'mas銀匙町」では既存のV300系テクスチャに若干の変更が加えられた。
その他追加アクセサリとして「その他の人々」「街灯・信号セット」「X'mas銀匙町」が公開されている。
V500系
2009年12月29日公開の「天空しみゅV502」では駆動ボーンおよびエフェクト関係を一新したため、既存のV300系モーションとは互換性がなくなった。
また、銀匙町がアップデートされ、V300系銀匙町の十数倍の大きさに達する「M諸島」が公開された。
この版からは世界規模が10万MMD（現実世界で4km四方に相当）に拡大され、空と雲および天候が分離され、より空間の広がりを意識したシミュレート環境となっている。
銀匙湾
俺得モデルフェスティバル２に合わせて公開された、M諸島の正式な後継MMD用背景モデル。
また銀匙湾が半世紀経ったらどうなるか、という事をテーマに「銀匙湾A.D.2070」も公開された。
小町シリーズ
地下鉄沿線の小さな町であり、不定期に配布されているシリーズ。
Pieces(ピーシーズ）シリーズ
銀匙湾と同テクスチャを利用した、狭いエリアを詳細に作った背景。広大な引きの場面や空撮等は銀匙湾を、シーン撮影はＰＣｓを使うといった役割分担が可能。
内装のある建物シリーズ
1ファイルにつき1棟ずつ、室内も作った建物が入っている。現在はカフェが3店舗公開されている。
ある部屋シリーズ
銀匙湾と同じテクスチャを使いつつ、1部屋の中を詳細に作った背景。銀匙湾内に既に建っているビルの1室としての利用を想定しており、組み合わせて、室内から外を見るシーンなどに使える。現在、4部屋が公開されている。
City-Rシリーズ
見る人が見れば解る某マンガがメインとする都市Ｒ、それを再現するというもの。銀匙Pは、銃撃戦自体は禁止しておらず（むしろPにとってはご馳走です）、R-18以上の過激な表現だけ避けて欲しいとのこと。
関連動画/関連静画
銀匙町/M諸島/銀匙村 使用作品例
関連コミュニティ
関連リンク
関連項目
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