概要
陸上爆撃機 銀河(P1Y)
零戦並の速度と一式陸攻並の航続距離を持ち、1t爆弾も搭載できる急降下爆撃機かつ雷撃も可能という構想に基き、空技廠が開発した機体であり、1943年8月から中島飛行機にて生産された。(なお急降下爆撃と雷撃というコンセプトでは流星改も上げられるが、こちらは攻撃機に属する)
当時の水準を越える機体要求であった為、試作中であった発動機「誉」を日本軍機で初めて搭載しコンパクト化させた事で知られており、搭乗員も操縦員・偵察員・電信員のわずか3名に留まる。機体性能はテスト段階では最高速度567km/h、航続距離5371km、操縦性も良好であった事から高性能爆撃機として期待された。
しかし、実戦では誉の不調も多く複雑化した為に稼働率が低く、搭乗員・整備員泣かせの機体であり「国滅びて銀河あり」とまで揶揄されてしまったが、それでも1000機以上も作られ一式陸攻に代わる日本海軍爆撃機として終戦まで使用された。
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