長尾景誠(ながお・かげのぶ 1507 ~ 1528)とは、上野国の戦国武将である。白井長尾家7代当主。長尾景英の嫡男。
人物
1524年に父から家督を譲られる。しかしその翌年に主君である山内上杉家当主・上杉憲房が病没してしまう。この時、憲房の嫡男である上杉憲政はわずか3歳であったため、古河公方足利家からの養子であった上杉憲寛(のちの足利晴直)が家督を継いだ。
当然の流れというか大方の予想通り、山内上杉家の家督を巡って内紛が勃発する。かつて15年前の『永正の乱』においても、山内家の血を引く上杉憲房と、古河公方家から来た養子・上杉顕実とが対立したが、見事にその再現である。
この混乱の最中、父が死んだ翌年に家臣に殺されてしまった。詳細は謎である。
男子がいなかったため、叔父・長野業正の斡旋により、総社長尾家から長尾憲景が家督を継ぐこととなった。
関連項目
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