間接ケツとは、ある物体を介して臀部が間接的に接することを、同様に口唇を接する「間接キス」をもじって言い換えたもの。間接おしりとも。
概要
間接ケツは狭義では生尻が直接接触した部分を介してケツが触れる事。広義では着衣状態のまま物体を介してケツが触れる二次間接も含める。
間接キスに抱く感情とは間接的に接触するその人の粘膜や体液が口に触れる事を許せるかという点であるが、間接ケツの際に抱く感情の第一は誰かのケツが自分の肌に触れる事を許せるかどうかという点である。間接キスが(基本的に)見知っている人物の間で発生するのに対し、間接ケツは見知らぬ人物との接触であるケースが多く、接触対象が分からないゆえに衛生状況に対し不安視(嫌悪)するのである。逆に接触対象が分かった上で自ら間接ケツを試みるケースもある(後述)
狭義での間接ケツ
生尻が接触した部分を介してケツが触れるケースとは主に以下の二点である。
公衆便所における洋式便座
間接ケツの大半を占めると思われるのがこの洋式便座である。
ただでさえ便所という衛生環境の中、何者が座ったか分からない便座に何が付着しているか想像するのは容易ではない。むしろ想像してしまったら最後、便座に何らかの飛沫がついていようものなら潔癖症でなくても嫌悪感をいだくのは必至である。
無視して座る、トイレットペーパーで乾拭きしてから座る、トイレットペーパーを敷いて座るなどがもっぱらの対処法であり、便座シートなども存在していたが扱いづらかったり設置場所が少なかったりした。しかし近年は除菌クリーナーなるものが登場し、多少規模のある店舗などでは設置されている場合が多くなった。(中身が補填されているかは別の話である。)
ちなみに間接ケツ程度では感染症などを貰う可能性は低く、それよりもちゃんと手を洗ったほうが良い。
大衆浴場における風呂椅子
中空の便座と違い風呂椅子は座面が広い。ペタっと座ったらそれはもう間接ケツどころの騒ぎではなく間接兜合わせか間接貝合わせになってしまい本項では語りきれない。
便所と違い丸腰の風呂場では有効な手段が乏しい。シャワーで念入りに流すか、専用のタオルでも用意して拭き上げれば店の人も喜ぶだろう。そこまで気にする人が大衆浴場なんか来るのかという話は禁物である。
広義での間接ケツ
間接キスが唇→物→物→唇の二次間接についてあまり認識されないのに対し、間接ケツではケツ→衣服→物→衣服→ケツの二次間接であっても間接ケツとされる。(二次間接はケツ→衣服→物→ケツなどで、厳密には三次間接はないかと思われるがケースが希すぎるため便宜上二次間接とする。)
二次間接ケツの判断基準は主に座った人物のぬくもりを感じるかどうかである。特に人が入れ代わり立ち代わり座り代わりする電車の座席は日々幾多の人々が間接ケツを繰り返している。座面での間接ケツがほとんどではあるが、混雑する場所では物を経由しない衣服同士の中身入り間接ケツが発生するケースもある。
また、生尻を出す必要のある狭義での間接ケツに比べると、男女間での間接ケツが発生する割合が高い。いくら疲れたからといってJKが座っていた場所にかじりつくように座ると白い目で見られる可能性がある。
ちなみに間接ケツが大っぴらに認められているシチュエーションに「有名人が座った席を利用する」が挙げられる。食事処などで有名人が利用したことが示されている場合、あなたは自由にその人物との間接ケツを味わうことが出来るのだ。某テレビ番組ではデイヴィッド・ベッカムが出演、着座したことを記念に座面を豪勢に張り替えていたがそれってもはや別の椅子じゃね?
電車と間接○○
前述で例に挙げたように電車は間接○○の宝庫である。ここでは電車を例に間接○○を紹介する。
電車と間接握手
潔癖症あるあるで間違いなくでてくるのがつり革でしょう。なにを触ったか分からない手で触ったつり革を掴むということは触ったなにかを触るのと同義。一体なにを触ったんでしょうね。
電車と間接ケツ
つり革に比べてあまり白羽の矢が立たないのが座席である。運行のわずかな合間を縫って清掃される程度の座席は叩けば埃が出る(物理)というのに、座りたい欲には勝てない。良い子はポンポンしないように。
電車と間接呼吸
電車は閉所の中に無数の人々が時を過ごす場所である。呼気が見える紳士淑女は「あの人の吐いた息を吸った。」と内心喜んでいるはず。ウイルスや花粉や口臭や呼気が気になる方はマスクを装備しましょう。
電車と関節リウマチ
席を譲ろうという気概は大事です。
電車と関節蹴り
電車と関節式機関車
関節式機関車とは全長の長い車両が山岳地など急カーブの多い路線を進行できるよう走行装置を分割した機関車のことで現在における電車の構造は関節式とは呼ばない。
電車と官設鉄道
日本の鉄道における官とは鉄道省(現運輸省、国土交通省)であり、日本で最初に営業した官設鉄道は1872年の新橋駅-横浜駅間と、次いで同時に工事が行われていた1874年の大阪駅-神戸駅間である。
電車と冠雪
間接呼吸で交換した呼気は上空へ昇り、雪となって舞い降りる。世界は巡り巡っているんだなぁ・・・
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関連項目
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