闘いの挽歌とは、カプコンより1986年に発売されたアーケードゲームである。
概要
8方向スティックと2つのボタンで進む、「スパルタンX」タイプの横スクロールアクションゲーム。カプコンらしく、主人公の名前は「リュウ」、難易度も「魔界村」を髣髴とさせるストイックさである。
舞台は悪の軍団が蔓延る、荒廃した世紀末。主人公・リュウは、世界を平和にするために単身で、悪の軍団の長、剣王・アキレスに立ち向かう。「北斗の拳」そっくり。
リュウの装備する剣と盾を駆使してステージを進めていくのだが、このゲームの特徴は盾。攻撃と回避が当時のアクションゲームとしては標準だったが、盾による防御を操作に取り入れることで、攻撃と防御の駆け引きを生み出した。盾はほぼ全ての攻撃を防ぐことができ、この盾を使いこなせないと先に進んでいくのは相当難しい。
アーケード版が出された同年末には、ファミリーコンピュータで移植版が発売された。が、ファミコンの性能故に、当時としては美麗だったグラフィックが大幅に劣化、処理の関係もあってか敵キャラが弱体化し、全体の難易度はそこまででもなくなっている。しかし、単体としてみればファミコン版も十分に良作である。前述の劣化点を補うためか、オリジナルのボスキャラクターやステージの追加、対戦モードの実装など、ファミコン版でしかない要素も多い。難易度も、逆に遊びやすくなったという意見がある。
なお、アーケード版に忠実な移植は、PS2「カプコン クラシックス コレクション」で行われている。
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