限とは、限定、限度という意味の漢字で、以下のことを表す。
漢字として
限
- Unicode
- U+9650
- JIS X 0213
- 1-24-34
- 部首
- ⻖部
- 画数
- 9画
- 意味
- 範囲を定める、定めた範囲、期限、隔てる、門の閾(しきみ)、腰部、という意味がある。〔説文解字・巻十四〕には「阻(さへぎ)るなり。一に曰く門榍なり」とある。門榍は、内外の境として門に置く横木(閾)のこと。
- 字形
- 声符が艮(𥃩)の形声説、阝(𨸏)+匕+目の会意説がある。艮には退くという意味がある。
- 音訓
- 音読みはカン(漢音)、ゲン(呉音)、訓読みは、かぎる、かぎり。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 限界・限局・限制・限定・限度
異体字
- 𨹨は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 䦘は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。Unicodeにも限の異体とある。
- 𨵬は、〔字彙〕に「門𨵬なり。本は限に作り。俗に門を加へて𨵬に作る」とある俗字。〔広韻〕に「門閾なり」、〔集韻〕に「或ひは𢩆、𣐻に作る。通じて限に作る」とある。
- 𣐻は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔集韻〕には「閾なり」とある。
- 𢩆は、〔集韻〕に「閾なり。本は、䦘に作る。或ひは𣐻に作る。通じて限に作る」とある。
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