隠しブロックとは、マリオシリーズに登場する不可視状態のブロックである。
概要
一見何もない透明な部分だが、実は見えないだけで本当は不可視状態のブロックが配置されているのである。
1UPキノコなど、見つけておいしいアイテムが入っていることもあるが、1コインだけの場合も多い。
その真価は出現させた隠しブロックは足場になるという点である。
一見届かないように見える足場でも、付近の隠しブロックを出現させることによって、上に行けることもある。
一方、頭上に隠しブロックがあると、思わぬところで落下するというデメリットもある。
『スーパーマリオブラザーズ2』ではそれを狙ったような配置がなされている場所もある。
例えば、ハンマーブロス手前に隠しブロックが配置されており、踏もうとしたらぶつかって死んでしまう。
隠しブロックが初見殺しのトラップとして機能している例であり、インターネットでは「孔明の罠」などと呼ばれる。
また、隠しステージでは隠しブロックのツルを出さないとクリアできないのに、ダミーとして毒キノコが出てくる隠しブロックが大量にばらまかれているという配置も存在した。
『スーパーマリオ64』以降、3Dマリオの時代になったことで隠しブロックはほとんど見られなくなったが、久々の2Dマリオシリーズである『Newスーパーマリオブラザーズ』では再び登場し、相変わらず足場としても孔明の罠としても利用されている。
3Dマリオでは『スーパーマリオ3Dランド』以降復活。『スーパーマリオ3Dランド』では、ヒップドロップをするか隠れている場所をタッチパネルで触れることで少しだけ見られるようになり、隠しブロックがあってもさほど理不尽ではなくなった。
改造マリオ
ニコニコ動画では、様々な改造マリオがエミュレーターで流行した。
難易度が高い改造ソフトには決まって、ジャンプした直後に隠しブロックが現れて崖の下に落ちるような巧妙な罠が仕込まれていたのである。
このような罠に怯えるプレイヤーに対して「孔明の罠www」というコメントが付くようになった。
スーパーマリオメーカー
『スーパーマリオメーカー』でも、改造マリオ時代と同様に、隠しブロックが巧妙に配置された高難度マリオが多数投稿されている。「孔明の罠」も健在。
しかし、レベルデザインに明るくないユーザーが下手に孔明ブロックを配置すると、イライラするだけでちっともおもしろくないステージになってしまう。
『マリオメーカー』は誰でも投稿できるため、稚拙なブロック配置のステージが大量に投稿されて問題となった。
隠しブロックを配置する際には、ゲームは気持ちよく遊んでなんぼのものであることを忘れてはいけない。
マリオ本編では、最近のものほどこれが慎重に考えられているし、改造マリオは高難度であることが気持ちいいという一部のマニアに向けられたものである。
ブロックが隠れているというヒントをどこかに置くこと(普通のジャンプで届かない位置にコインがある、など)、トラップとしての隠しブロックは極力置かないことなど、ゲーム作り初心者は相手を不快にさせないようなステージデザインを学ぶことが大切である。
関連項目
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http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%9A%A0%E3%81%97%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF




読み:カクシブロック
初版作成日: 09/07/07 19:19 ◆ 最終更新日: 17/11/10 10:58
編集内容についての説明/コメント: 情報が古いので新しいゲームの情報を加えた上で書き直し。
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