雌とは、動物の性別の一つである。
動物の性別で、子や卵を産むほう。ヒトの場合、女性という。牝とも書く。雌を表す記号に♀がある。反対語は雄。
漢字として
- 意味
- メス、メスの鳥、女性、めめしい、柔弱な。
- 〔説文解字・巻四上〕に「烏母なり」とある。鳥のメス。
- 字源
- 形声。声符は此。〔説文〕に「隹に从(したが)ひ此聲」とある。甲骨文では止+隹の字が見られる(䧳)。
- 音訓
- 音読みはシ(漢音、呉音)、訓読みは、めす、めめしい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 雌黄・雌伏・雌雄
異体字
- 䳄は、〔集韻〕に「雌:或ひは鳥に从ふ」とある異体字。鴜の異体字と同形。
- 䧳は、〔集韻〕に「雌:古、省す」、〔正字通〕に「俗字」とある異体字。甲骨文に見られる。Unicodeにsame as 雌とある。
- 𩾰は、〔字彙補〕に「〔集韻〕雌と同じ」とある異体字。
䳄
- Unicode
- U+4CC4
- JIS X 0213
- 2-94-10
- 部首
- 鳥部
- 画数
- 16画
- 0
- 0pt
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