めあかんだけ 雌阿寒岳 Mt. Meakan |
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標高 | 1,499m | ||
所在地 | 北海道 釧路市 足寄町 |
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山系 | 阿寒カルデラ、阿寒火山群 | ||
種類 | 成層火山 | ||
活火山ランク | ランクB | ||
噴火警戒レベル | 1(活火山であることに留意) | ||
登山適期 | 5月中旬~10月中旬 | ||
特記事項 | |||
日本国:山一覧 |
雌阿寒岳とは、北海道にある山。日本に110座ある活火山の1つである。
概要
阿寒カルデラの外輪山にあたる活火山で、約5万年前から活動を続けている。最新の噴火は2006年(小規模噴火)に発生した。
「阿寒岳」といえば、一般的にはこの雌阿寒岳のことを指す。古くはアイヌ語で「マチネシリ(女の山)」と呼ばれており、北東に聳える雄阿寒岳(ピンネシリ=男の山、1,371m)とは対になっている。また雌阿寒岳の南麓には阿寒富士(1,476m)があり、雌阿寒岳に登る途中に寄り道できる。
ここ1万年間は大規模な噴火が起こっておらず、付近に住民が入植した1900年代以前は噴火の記録も無い。しかし、火山活動は依然として活発であり、気象庁は雌阿寒岳を常時観測火山に指定し、24時間体制で監視を続けている。
阿寒カルデラと阿寒湖
マリモで有名な阿寒湖は、約17~15万年前の巨大カルデラ噴火によって生まれたと推測されている。
雌阿寒岳の噴火活動で一時的に埋め立てられたが、中央火口丘にあたる雄阿寒岳の噴火によって再び形成される。なおも雄阿寒岳の噴火は続き、湖の一部が分断されてペンケトー(アイヌ語で「上の湖」)とパンケトー(「下の湖」)となった。
この他にも雌阿寒岳の噴火によって生まれた堰止湖があり、こちらはオンネトー(「年老いた湖」)と呼ばれている。
登山コース
雌阿寒岳の登山道はよく整備されており、標高差も少ないことから初心者や家族連れでも登りやすい。
ただし、雌阿寒岳は活火山であることに留意しなければならない。日帰りでも登山届は必ず提出すること。
登山道 | 起点 | 距離 | 時間(目安) | 難易度 | 備考 |
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雌阿寒温泉コース | 雌阿寒温泉 | 3.0km | 登り:2時間 下り:1.5時間 |
初級 | 一番人気のルート 頂上付近はガレ場 |
オンネトーコース | オンネトー野営場 | 4.3km | 登り:2.5時間 下り:1.5時間 |
初級 | 雌阿寒温泉コースより傾斜が緩い 阿寒富士へ寄り道できる |
フレベツコース | フレベツ林道登山口 | 5.5km | 登り:3時間 下り:2時間 |
初級 | 比較的空いているルート 難所も特になく登りやすい |
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関連項目
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