雍闓単語

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「雍闓（雍ガイ）」（ヨウガイ ？ ～ 225）とは、秦に代わって前漢王朝を成立させた劉邦に嫌われた家臣「雍歯」の子孫とされる人物であり、三国時代の益州の豪族である。

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この記事の本来の表記は「雍闓」ですが、「闓」の字が表記できないブラウザを考慮して、 「雍ガイ」と記述する場合や「雍闓（雍ガイ）」と併記する場合があります。

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正史では

祖先とされる「雍歯」は、漢の高祖「劉邦」に仕えた武将ながらも一度叛いた事から嫌われ、紆余曲折あって再度味方になったものの、劉邦との仲は良くなかったが、漢王朝が成立した際に恩賞を巡って諸侯が疑心暗鬼になった為に、劉邦がもっとも嫌っている人物にまず恩賞を与える事で落ち着かせるという張良の進言により、最初に恩賞を賜った人物である。

時代は下って三国時代。子孫とされる雍闓（雍ガイ）は益州の豪族となっており、その徳や信義は南方に轟いていたといわれている。
蜀漢の初代皇帝劉備が崩御したと聞いた雍闓（雍ガイ）は、太守の正昂を殺した上に、交州刺史の歩騭と交趾太守の士なんとか士燮からの誘いをうけて呉に通じ、新たな太守として派遣されてきた張裔を捕らえて呉に引渡し、孫権から永昌郡の太守に任命され、蜀に対して反乱を起こした。

越巂の異民族の酋長であった高定や、牂柯郡の太守を自称した朱褒が反乱に加担すると、諸葛亮の命をうけた李厳から手紙による説得をうけたものの、

天に二日なく、地に二王なしと聞いているが、いま天下は鼎立して暦は三つもあり、田舎者は戸惑って誰に帰服したら良いのか解らないのだ。

と慢心した返事を返した雍闓（雍ガイ）は説得に応じる事はなかった。更に雍闓（雍ガイ）は、正史では南蛮の大親分ではない孟獲を使者として南蛮の異民族に反乱に加わるように求めた。孟獲はこの時、蜀が南蛮の地に過酷な税をかけようとしているという流言をばらいた事で異民族の説得に成功した。

しかし、成都から切り離された永昌郡に入城しようとした雍闓（雍ガイ）は、永昌郡の役人の王伉と呂凱に対抗されて入城する事が出来ず、そうこうしているうちに諸葛亮の討伐軍が動き出した。

全軍が結集したところを叩かれた高定が敗走し、雍闓（雍ガイ）もこの頃に諸葛亮に降伏していたと言われており、高定と仲違いをおこした雍闓（雍ガイ）は、高定の家臣に切り殺されてしまった。

雍闓（雍ガイ）に代わって孟獲を総大将にすえた高定や、馬忠と李厳に敗れた朱褒が捕らえられると、異民族の見せしめの為に高定は処刑され、朱褒は罪を許されて太守（自称）から太守（任命）へと進化を遂げた。 

演義では

蜀の建寧太守として登場する。

劉備が白帝城にて崩御すると、演義では南蛮を統べる大王の中の大王となっている孟獲の後援をうけた雍闓（雍ガイ）は、演義では異民族から蜀の太守に設定変更された高定や、演義では最初から太守に任命されている設定になった朱褒と共に、蜀漢に対して反乱を起こした。

「そんな事より反乱しようぞ」と誘ったもの断られた永昌郡の王伉と呂凱を攻撃した反乱軍だったが、来援した諸葛亮の討伐軍と戦い、捕らえられた高定配下の顎煥が諸葛亮から高定は忠義者だから許すという離間の策をくらって、顎煥は高定を説得し、更に捕らえられた反乱軍の兵士のうち、高定軍の兵士だけ無事に帰すといった策で、雍闓（雍ガイ）は高定に対して不信を抱きはじめ、試しに酒宴に誘ったところを断られたので高定を殺害する意志を固めたものの、先んじて手をうった高定により殺されてしまうのだった。 

※その他「雍闓（雍ガイ）」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照

関連動画

関連データ

コーエーの三國志シリーズにおける雍闓（雍ガイ）の能力一覧。

能力一覧	統率	武力	知力	政治	魅力	陸指	水指	身体	運勢
三國志		76	49		73			73	94
三國志II		75	46		58
三國志III		75	44	30	52	70	21
三國志IV	55	74	42	30	51
三國志V		73	51	30	49
三國志VI	58	67	51	34	45
三國志VII		65	38	36	51
三國志VIII		71	46	37	46
三國志IX	74	71	63	45
三國志X	73	67	59	44	50
三國志11	81	75	54	56	68

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関連項目

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