非公式サッカー世界王者(Unofficial Football World Championships、略してUFWC)とは、『真のサッカー世界一』の国に与えられる幻の称号である。現在の世界王者は、2011年11月15日にそれまでの王者だった日本に1-0で勝利して以降、AFCチャレンジカップ2012を全勝優勝するなどして7度防衛を果たしている北朝鮮である。
概要
サッカーの世界ランキングで有名なのは言うまでもなくFIFAランキングだろう。しかし、このランキングには「世界一≠FIFAランク1位」という謎の違和感が存在する。(例えば2010年のW杯決勝(兼UFWC王者決定戦)を戦ったスペインとオランダは、W杯直前におけるFIFAランクでは2位と4位だった。)
その違和感を解決するために(非公式とはいえ)存在するのがこのUFWCというシステムである。ルールは極めて単純明快である。というのも、UFWC世界王者の決め方はボクシングみたいに「世界一を倒したとこが世界一」なのだからである。(※ただし国際Aマッチ[注1]に限る。)
つまり、たとえどんな弱小国でも、その時のUFWC王者に勝ちさえすれば『世界一』になれるのである。(なお、ここでの勝ちには延長戦での勝利(かつて存在したVゴール方式も含む)やPK戦での勝利も含まれる。引き分けた場合はボクシングと同様に「王者が防衛に成功した」とみなされる。)
事実、過去の世界王者の中には、ウェールズや北アイルランドといったヨーロッパ内でもあんまし目立ってないような地域だったり、アンゴラやジンバブエといったアフリカ内ですら上位とは言えないような国だったり、果てはキュラソー島(王者獲得時の名称はオランダ領アンティル)とかいうほぼ間違いなく「それどこだよ!?」と返されてしまいそうなところが王者になっていた事もあったりする。(そして2011年の北朝鮮ときたものだから驚きである。)
歴史
称号の誕生
『非公式サッカー世界王者』という概念称号が生まれたのは、1967年のことである。当時行われていたEURO1968予選(兼1966-1967ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ)でスコットランドがイングランド(1966年のW杯で優勝して以来無敗←ここ重要)を3-2で破った際、スコットランドのファンの間ではこんなジョークが広まっていたという。
「イングランドはW杯で優勝してから一度も負けたことがない」
→「俺たちスコットランドはその無敵のイングランドに勝った」
→「ってことは俺たちこそサッカー最強国なんじゃね?」
こうしてスコットランドは『真のサッカー世界一』を自称することになった。(ちなみにその『世界一』の称号は、1か月もしないうちにソ連に奪われることになる。ファンはさぞかし涙目だったことだろう。)
歴史の拡張
その後、インターネットの普及に伴い、このスコットランド人たちの思いつきがなぜか世界のサッカーファンに広まり、ついには公式サイト
が作られるまでになった。
さらに、ファンの発想と行動力は果てしないもので、なんとこのタイトルを世界最古の国際試合(1872年11月30日のスコットランド-イングランド戦)にまで遡らせてしまうことで、本当の意味での世界チャンプの変遷
なるものを完成させてしまったのである。これによると、初代世界王者は1873年3月8日に4-2でスコットランドを破ったイングランドである。ちなみに、最初に述べた1967年のスコットランドの一件も、正しい歴史検証の結果次第では大嘘となる危機ではあったが、正当な王座奪取とみなされたようである。
| 近年のUFWC王座の変遷 | ||
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 |
オランダ |
2008.11.19〜2010.07.11 | 21回 |
スペイン |
2010.07.11〜2010.09.07 | 2回 |
アルゼンチン |
2010.09.07〜2010.10.08 | 0回 |
日本 |
2010.10.08〜2011.11.15 | 15回 |
北朝鮮 |
2011.11.15〜 | 7回(継続中) |
その後王座がどう移っていくかについてはここで説明するよりも公式サイトとかWikipediaとかを見てもらった方が早いので、右に挙げるここ最近のもの以外は割愛するが、2011年11月15日に新王者となった北朝鮮まででなんと48か国・地域がタイトルを所有した経験を持つ。FIFAランキング1位になったことがあるのが7か国、FIFAワールドカップ優勝経験のある国が8か国しかないのに比べるとその多さが際立って見えてしまう。
約140年間におけるUFWCの歴史の中でも特筆すべき記録としては、2008年〜2010年にオランダが記録した21連続王座防衛が挙げられる。(ちなみに王座を明け渡したのは2010年のW杯決勝で、その相手はスペインだった。)
余談
- 『事実上の世界最強』があるんだったら、『事実上の世界最弱』もあるんじゃね?
→あります。
やはりこれも1873年まで遡るようで、世界で最初に国際試合で負けたところに負けたところに負けたところに・・・・・・を140年も続けた結果、現在の『最下位』は2011年6月23日に当時の『最下位』カンボジアに負けたラオスが同年7月2日に破ったカンボジアになっている。(Wikipediaによれば、公式サイトは6月に一度『最下位』がラオスに移っていることにまだ気づいていないのだとか。)ちなみに、この日以降カンボジアが国際Aマッチを行ったという記録はないため、現在も『最下位』を維持しているものと思われる。 - 『男子の世界一』があるんだったら、『女子の世界一』もあるんじゃね?
→あります。
女子の歴史は1971年から始まっており、初代女王はフランスだった。2012年3月28日現在、ドイツが『世界一』の座に立っている。2011年7月17日のFIFA女子ワールドカップ2011決勝から2012年3月7日のアルガルベカップ2012決勝までは、日本(なでしこジャパン)が世界一の座を保持していた。
関連動画
非公式サッカー世界王者に関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
関連商品
関連コミュニティ
非公式サッカー世界王者に関するニコニコミュニティを紹介してください。
注
関連項目
関連リンク
ufwc公式ホームページ
(英語のみ。日本語版はないので悪しからず。)
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%9D%9E%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%8E%8B%E8%80%85


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読み:ヒコウシキサッカーセカイオウジャ
初版作成日: 11/11/16 13:47 ◆ 最終更新日: 12/04/08 03:08
編集内容についての説明/コメント: "アルガルベカップ"
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