順列都市 (Permutation City)とは、オーストラリアの作家グレッグ・イーガンによるSF長編小説。
概要
1994年 Orion Millenniumより出版された、仮想現実、AI、AlifeをテーマとしたハードSF。キャンベル記念賞、ディトマー賞受賞。また英国SF協会賞候補作、P・K・ディック賞ノミネート作にも選ばれている。日本では1999年山岸真による訳でハヤカワ文庫SFとして出版された。
前半では脳スキャンによるコンピューター上への人格の「コピー」と、それによって仮想空間上で肉体に捕らわれずに人間が生きていくようになっていく過程を、後半では『塵理論』と呼ばれる理論によって不死が約束された、仮想空間上の「人間」のありかたを描き、また神の視点から人工的な生物を創り出すことなどによって、創造主とは何かと問う。
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