![]() |
ニコニコ大百科 : 医学記事 ※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。 |
風邪とは、病気の一つである。正式名称は感冒(かんぼう)。広義の風邪は普通の風邪と流行性感冒(インフルエンザ)を含むが、ここでは前者のみをあつかう。後者についてはインフルエンザの記事を参照のこと。
概要
西洋医学的には「風邪症候群」と呼ばれる。おもに上部気道(鼻、のど)の局所的炎症を伴い、熱、せき、鼻水、鼻づまり、頭痛を引き起こす。また、ときおり腹痛、下痢などの消化器官の炎症も生じる。
これまでの研究により、風邪は、数百種類のウィルス(原因の80~90%)、または、細菌(10~20%)の感染によって発病することが明らかにされている。感染後発症までのの潜伏期間が1~3日ある。
原因が非常に多種のウイルスによるものであり、さらにウイルスが変異を繰り返すため特効薬の開発が困難である。昔は「風邪の特効薬を開発すればノーベル賞は確実」と言われていたほどである(今でも妥当するという意見もある)。
感染経路と予防
基本的には風邪の感染者の分泌物(せき・くしゃみの飛沫など)への接触によって感染する。多くが鼻、口、目などのの粘膜から感染するとされている。
このため、風邪の予防には手洗い、うがい、マスクの着用が基本である。鼻や目などを無意識に触る癖のある人は、意識的にそれを止めることも風邪の予防につながる。
ウィルス感染であるから、よくいわれるような「体が冷えたので風邪をひいた」「寒かったので風邪をひいた」というのは間違いである。確かに寒くて乾燥した気候ではウィルスが活性化 するために感染しやすくなるが、体が冷えただけでは感染することはない。一方、ストレスや疲労による免疫力の低下は感染の可能性を高める。
経過と治療
体内の免疫機能によって自然治癒する。合併症がない限りほとんどの風邪は10日以内に症状がなくなる。ただし、せきは2週間以上残る場合もある。
上述の通り特効薬は存在しない。市販の風邪薬は症状を軽減させるだけであり、厳密には「風邪を治す」わけではない。抗生物質の投与は控えるべきとされている。
風邪に感染したら温かく安静にすること、他人にうつさないようにすることが必要である。水分を摂取し、部屋の湿度を高めて鼻水やたんなどを緩くすることも症状の緩和につながる。
発熱は体内の免疫機能を高める効果を持つため、解熱剤の服用は時に回復を遅らせることもあるので慎重にするべきという意見もある。
免疫機能を高めるためにビタミンCの摂取などが有効とされるが、医学的な証明は為されていない。
要は「放っておけば勝手に治る」ということらしい。
風邪は万病のもと
他方、以下の2点の注意が必要である。
「風邪は万病の元」といわれるゆえんである。
風邪をこじらす
風邪をこじらすとは、風邪によって脆弱となった上気道の粘膜が細菌感染をすることで生じる二次的な病気(合併症)である。無色だった鼻水が黄色がかったものになり、痰も黄色く、扁桃腺も白または黄色におおわれることがある。細菌に感染して化膿している状態である。こうなると上述した抗生物質の支援を受けなければならない。できるだけ速やかに医療機関にかかり、適切な治療を受ける必要がある。こじらせたかどうかのタイミングの見極めが重要である。
風邪をこじらせた結果、肺炎、扁桃腺炎、中耳炎を発症することがある。とくに免疫機能の弱い乳幼児、高齢者などは、症状が悪化する前に医師の診断・治療を受けることが重要である。
初期症状が風邪に類似した病気
重大な病気なのだが、初期症状が風邪に類似した病気もある。風邪と思って自宅療養していて悪化するという例は多い。以下のような病気の初期症状が風邪に類似しているといわれる。
- ポリオ(小児まひ)
- 肝炎
- 肺がん
関連動画
関連商品
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%A2%A8%E9%82%AA


ページ番号: 4279063
リビジョン番号: 1385694
読み:カゼ
初版作成日: 10/02/08 16:13 ◆ 最終更新日: 11/12/21 01:20
編集内容についての説明/コメント: 商品の入れ替え@風邪なう。
記事編集 / 編集履歴を閲覧 / Twitterで紹介







JASRAC許諾番号: 9011622001Y31015
ヘッダー:固定
ヘッダー:追従