『風雲黙示録』とは、SNKが1995年に送り出した「2D対戦型格闘ゲーム」である。
サブタイトルを含めた正式タイトルは『風雲黙示録 格闘創世』である。
概要
風雲拳──────
それは実践空手道と
ブーメランをくみあわせた
まったくあたらしい格闘技・・・
(OPより)
この「ブーメラン×実戦空手」という組み合わせはあまりに新しすぎて、本作の設定である21世紀となった今でも「誰も真似することのできない格闘スタイル」である。
「素手の格闘技を習得し、しかし武器を用いて戦う」という格闘スタイルは、当時の格闘ファンの注目を浴び…なかった。
本作品は1995年4月に稼動、後にネオジオ版、ネオジオCD版、PS2版へ移植された。続編として1996年稼動の『風雲スーパータッグバトル』がある。
一部のキャラは、SNK時代の『KOF2000』や後のSNKプレイモア作品に背景として登場したり、ゲストキャラとして参戦したりしている。
キャラクターは、いずれも素手の格闘技と武器を組み合わせた格闘スタイルを持つ。
OPで語られていることもあってか、主人公「ショー・疾風」の「ブーメラン×空手」という格闘スタイルが有名だが、他のキャラクターも「斧+プロレス」「剣+ボクシング」などなかなか強烈である。
『龍虎の拳』のように脱衣KOが存在するものの、何故か男性限定。まさに漢ゲー。
続編では女性も破けるが、本作での紅一点は登場していない。
OPの「ショー・疾風の絶叫はあまりにもうるさすぎて、ゲーセンという爆音が渦巻く環境でも外まで響いた」という伝説が残っている。
また男キャラのほとんどが190cm超えという巨漢ゲーでもある。
SNKの他タイトルである『龍虎の拳』や『餓狼伝説』と世界観が同じ作品であり、時系列では『餓狼伝説』の未来にあたる(続編に『餓狼伝説』のキム・カッファンの子孫が登場している)。
主なシステム
レバーで移動。Aでパンチ、Bでキック、Cで武器殴り、Dでライン移動となっている。
また「ボタンの押す長さで強弱が変わる」という、1995年当時でも「まったく新しくない(むしろ古い)仕様」になっている。また武器投げ返しという飛び道具を返せるという仕様もある。
ライン制を導入しているのだが、このラインアタックが4種類もあるのも特徴。
以上、4つのラインアタックがあるが、新しすぎて使い道が良くわからない。
「全員が飛び道具を使える」という点は『ファイトフィーバー』に似ている、とも言える。
また「仰け反りの前半は無敵」という謎の仕様がある。
簡単に言おうにも、新しすぎて説明が難しい。
強いて言うならば、固めを重点に置いた『餓狼伝説スペシャル』、『ワールドヒーローズ2』を足して2で割ったようなゲームというのが一番近いだろうか…。
キャラ
ショー・疾風
もはや説明不要。主人公にして色物。実践空手道とブーメランを組み合わせた風雲拳の使い手。
色物主人公にしては使いやすい性能の持ち主。
次回作の『風雲スーパータッグバトル』ではなぜか風雲拳を極めていないことにされ、また背も縮んでいる。
後年、『KOF11』にゲスト参戦した。
キャロル・スタンザック
合気道と組体操を組み合わせた「ジムナムアーツ」の使い手の女の子。
獅子王から結婚を申し込まれたが、それを断るため参戦。続編の『スーパータッグバトル』には参戦していない。
ドット絵はかわいいが、キャラ選択画面が気持ち悪い。
性能的にはぼちぼち扱いやすく、特にスワンダイビングとルードボールが使いやすい。
また超必殺技はガード不能と高性能だが、コマンドが→←↓↑Aと妙に難しい。
『ネオジオバトルコロシアム』、『KOF2002UM』の背景にいる。
マックス・イーグル
今作のライバルキャラにあたると思われる。斧とプロレスを組み合わせた全く(以下略)。
兄が獅子王に似ていると確信し参戦。攻撃力は高めだが隙が大きい。
格闘技とあるが、そもそも斧を投げたら普通の人はガードしたら死ぬとか突っ込んではならない。
ゴードン・ボウマン
鬼警官。某ファイナルファイトの3面ボスに似ている気がする。愛する娘の病気を治すため参戦。
トンファーを使うのでリーチは長いが、隙もでかく、図体もでかいため、当たり判定が大きい。
つまり全体的にデカイ。
ジョーカー
「マジカルピポポ」という犯罪組織のリーダー。獅子王より目立ちたいため参戦。
ピエロ姿という典型的な色物だが、そもそも色物が跳梁跋扈している今作では普通に見える。
トリッキーな性能を持つキャラ。
中白虎
「ちゅん・ぱい・ふー」と読む。82歳だが、獅子王以外には無敗という記録を持つ。
彼のバックストーリーにはテリー・ボガードに帽子をもらったような描写があるが、詳しいことは不明。
かつて獅子王に負けた屈辱を晴らすため参戦。
杖を持っているためにリーチが長く、また体力が半分になると初代『餓狼伝説』の「タン・フー・ルー」のようにパワーアップする。
ニコラ・ザザ
ロシア人の天才児、一人称はおいら。
パワーが700倍にアップする自分で作ったパワースーツを試すため参戦。
リーチは短いが、飛び道具の性能が良いためカバーが可能。続編では削除された。
ゴズウ
忍者。赤い服を着ており、炎を操る。弟のカズウの敵を取るため参戦。
トリッキーでリーチが長いが攻撃力は低め。
メズウ
上記と似たような感じ。ゴズウよりも攻撃力は高め。
獅子王
ボクシングとソード・オブ・レオを使う全く新しい(以下略。
巨体の持ち主で動きはのろいが、通常技と必殺技が高性能。
後に『KOF2000』でキングのアナザーストライカーとして登場し、更には『ネオジオバトルコロシアム』にプレイヤーキャラとして参戦。
真・獅子王
イーグルの兄はこちら。本名「アックス・イーグル」。
「巨大な銅像から出てくる」という新鮮すぎて訳のわからない演出、異様に強いCPUなど、いろんな意味で印象に残るキャラ。
続編で腹に剣を刺されているが、生き延びている。
後に『ネオジオバトルコロシアム』にも隠しボスとして出演。4人のボスの中でかなり強い。
その他
意外にもゲームバランスは比較的まともだと思われる。
というのも、上記に挙げた複雑な仕様や濃すぎるキャラによりコアなファンはゲットできたものの、同時期に稼働した『KOF95』、『リアルバウト餓狼伝説』といった人気作に客を取られてしまったため、攻略はさほどされなかった。
家庭用もSSやPSといった当時のメジャーなハードに移植されておらず、幻の作品になりかけていた。
が、下に挙げている『風雲スーパーコンボ』として続編の『風雲スーパータッグバトル』と共にPS2に移植され、さらにはWiiのバーチャルコンソールでも配信されている。
関連動画
プレイ動画
超必殺技やOP・ED集
BGM
その他
関連商品
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%A2%A8%E9%9B%B2%E9%BB%99%E7%A4%BA%E9%8C%B2


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読み:フウウンモクシロク
初版作成日: 09/01/15 20:32 ◆ 最終更新日: 11/11/12 00:58
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