飢饉とは、食料の欠乏により人々が飢え苦しむ状況のことである。
概要
自然災害に起因するものの他、戦争や政策の失敗など人為的な要因によるものもある。
自然災害の代表的な事例としては、津波や噴火による農地の流出・荒廃、またイナゴやウンカに代表される虫の害、更には冷害や干魃など天候によるものがある。
といういわゆる四大飢饉があり、幕政に大きな影響を与えた。昭和にも東北の冷夏により大飢饉が発生している。
人為的なものとしては、上述の通り戦争による農業従事者の減少と農地の荒廃、また農業や商業に関する政策の失敗によるものが多い。
特に社会主義国においては、トップダウン式の農業政策が甚大な飢饉を引き起こしたケースがいくつか存在する。ソビエト連邦における1930年代のホロドモール、中華人民共和国における1950年代の大躍進運動、更に朝鮮民主主義人民共和国における主体農法とその破綻による飢饉などが代表例といえる。
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記事名変更に伴い、「関連項目」の「ベトナム大飢饉(1945年)」を「ベトナム大飢饉(1944~45年)」に変更しました。