飾り窓とは、
本項では3.について記述する。
概要
主にオランダ、ドイツ、ベルギーにおいてよく見られる(または見られた)売春施設である。
路地に面した大きな窓が特徴。ドアほどの幅の狭い部屋にベッドや椅子、バックルームなどがある。
室内はピンクやブラックライトなど、どぎつめの照明でライティングされており、軒先には赤い蛍光灯が灯されている。この為英語ではこうした飾り窓地区を「Red-light district」と称する。
こうした部屋をお姉さんが「日単位で家主から借りている」という名目の下、道を通りかかる男達に声をかける。オプションや価格を説明した後に合意が為されれば、前払いで料金を受け取って「サービス」を行う。踏み倒しや強盗を防ぐ為、代金は室内に設けられたスリットから回収箱に落とし込まれる。
お姉さんと客は直接交渉を行い、仲介するポン引きや遣手婆の類は存在しない。またお姉さんは自分の「商品価値」を見せる為、エッチな水着や下着を着ているのが常である。
「商売」の最中は軒先の赤いランプが消え、窓にはカーテンまたはブラインドが下ろされ、外から伺う事は出来ない。また全体の照明が落とされている時は、休業を意味する。
こうした形態は、主に北海沿岸の港町がルーツだとされている。
水運の要衝に集まる船乗り達のニーズに手っ取り早く応じる為、このような形態になったと考えられている。著名な所ではドイツ・ハンブルクのレーパーバーン、ベルギー・ブリュッセルのアーシュストラート、アントワープのシパーズストラートなどが知られている。
飾り窓と言えばオランダ・アムステルダムが最も有名だったが、現在は市の方針による廃業が続き、減少傾向にあるという。
ちなみにオランダ、ドイツ、ベルギーの三国では、法律により売春は合法となっている。
ただし、合法だからこその厳しい規制(認可制、性病防止対策、人身売買の摘発、女性および子供の立ち入り禁止、グループツアー禁止など)がある事は念頭に置くべきである。
また商売の都合上、飾り窓のお姉さん方を撮影するのは厳禁である。トラブルになるのでやめようね!
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