餓狼伝説とは、SNKから発売された対戦型格闘ゲームのシリーズである。
概要
略称は『餓狼』。海外では『Fatal Fury』(宿命の闘い)というタイトルで発売されている。
第1作から『餓狼伝説SPECIAL』期にかけてアニメ化など幅広く商品展開をしたため、カプコンの『ストリートファイターII』と並び注目を集めた。
本作の特徴は、フィールドが手前と奥の2ライン(『餓狼伝説3』では3ラインに増加、『餓狼MOW』では削除されている)に分かれていることである。初代ではプレーヤーが能動的に使えるシステムでは無かったが、『餓狼伝説2』以降は積極的にライン移動を駆使した攻防をすることが可能となった。
『餓狼MOW』以降シリーズは製作されていないが、本シリーズのキャラクターは同社の製品であるKOFシリーズに登場し展開が続いている。また、『餓狼伝説SPECIAL』や『餓狼MOW』の人気も根強く、未だに各地で大会が開かれている。
現在では、シリーズ過去作のダウンロード配信や、シリーズ作をまとめたカップリングソフトの発売などが、様々な家庭用ゲーム機のハードで行われている。
キャラクターの多くは、現在もSNKプレイモアの『KOF』シリーズに登場する。
シリーズと概要
餓狼伝説 宿命の戦い
1991年稼働。テリー、アンディ、ジョーの3人の内1人を選んで戦うスタイル。対戦格闘というより格闘アクションに近いと言った方が良いかもしれない。Aでパンチ、Bでキック、Cで投げ。
最初の4人の敵キャラ「マイケル・マックス」、「リチャード・マイヤー」「ダック・キング」「タン・フー・ルー」のうちから一人選び順々に倒していく。この4人を倒すとボーナスステージを含め、ホア・ジャイ、ライデン、ビリーと続く。2人プレイもあるが最初に敵側を2人で一緒に倒しその後対戦するという変わった2人プレイである。ラスボスはご存じギース様。2ラインステージがあるがプレイヤーでは移動できない。名曲揃い。メガドライブやスーファミなどのハードに移植されているが、タカラのスーファミ移植版はトップクラスのクソ移植として非常に有名。
餓狼伝説2 新たなる戦い
1992年稼働、Aで小P、Bで小K、Cで大P、Dで大Kと近年の格闘ゲーのようなボタン配置に変更。
使用キャラが、上3人と「不知火舞」、「チン・シンザン」、「山田十兵衛」、「ビッグ・ベア(ライデン)」、「キム・カッファン」の5人が加わって8人に増え、本格的な対戦格闘ゲームに。中ボスとして三闘士、「ビリー・カーン」、「アクセル・ホーク」、「ローレンス・ブラッド(ホ)」が出現。本ボスは「ヴォルフガング・クラウザー」。
プレイヤーでライン移動が出来たり、超必殺技が導入されたのもこの作品から。キャンセルの概念はあるが連続技の概念はまだ無かった。アンディの斬影ハメが横行していたのも有名。これもメガドライブやPCエンジンなど様々なハードに移植されてる。余談だが、スーファミ版の「超必殺技」→「起必殺技」の誤植は結構有名。
餓狼伝説SPECIAL
1993年稼働、使用キャラが1、2のキャラほぼ全員(マイケルやリチャードは除く)参戦。一本も取られずにラスボスを倒すとリョウ・サカザキ(と背景に藤堂竜白)が出現、またボーナスステージが削除されたのも今作品から。連続技の導入など基礎を築いた作品。
しかし2ライン式の宿命か、逃げが有利だったりキムが異常に強かったり、2人のキャラに歩き小P永久があったりとバランスは良くはないが最高傑作と名高い。駄菓子屋、デパートなどにネオジオを爆発的に普及させた作品。背景、BGMどれも素晴らしい。また大会だとライン移動は禁止行為になるのが多い(ビリー、アクセル、ローレンスは1ラインだが)。PCエンジンやメガCD、ゲームギアなどに移植されている。が、相変わらずスーファミのタカラ版はクソ移植である。
餓狼伝説3 遥かなる戦い
1995年稼働、前作の使用キャラ、「山田」、「ダック」、「タン」、「クラウザー」、「チン」、「ローレンス」、「ビリー」、「キム」が削除。代わりに「望月双角」、「フランコ・バッシュ」、「ホンフゥ」、「ボブ・ウィルソン」、「ブルー・マリー」が参戦。他のキャラは続投。
中ボスが山崎竜二、秦祟秀。真ボス秦祟雷。一定のバトルポイントを取らないと真ボスに会えずグッドエンドも見れない。
これまでのドットが打ち直され、コスチュームが一新。不知火舞のコスチュームがレオタードになったり、ジョーのパンツが変わっていたりしてる。今作から本格的な声優を起用するなど前作とは大幅に変化した。
システムに3ライン式オーバースウェーが導入され、AB同時押しで手前、BC同時押しで奥へ移動となった。コンビネーションアーツというシステムがあるが結構複雑。体力ゲージが赤くなると超必殺技が使用可能、その際1024分の1の確率で潜在能力が発動するがほぼ使い道がない。
キャラバランスも主人公テリーが屈み強P→強クラックシュート×nという超お手軽永久を持ちバランスが崩壊。
前作と比べると人気が乏しかったのが実情だが、背景やBGMの評価は名高い。
ストーリーは秦の秘伝書が~と非常に長くなるのでここでは割愛。セガサターン、ネオジオCDに移植されている。
リアルバウト餓狼伝説
Aでパンチ、Bでキック、Cで強攻撃に変更。D+レバー上下でライン移動が出来る。
パワーゲージが導入され、満タンになると超必殺技が使用可能。ライフゲージが二本式になり、赤くなると潜在能力が使用可能に。本作は前作と違って潜在能力は普通に使い道がある。
また、2D格闘にしては珍しくリングアウトがある。勝利メッセージは対戦時のみに起きる。
前作の不満点が色々改善されており、比較的キャラバランスも良好な為こちらも最高傑作との声が名高い。
ボスはおなじみギース様。またテリー、アンディでクリアーするとトゥルーエンドになる(何故かジョーでは見れない)。
前作キャラ+「キム・カッファン」、「ビリー・カーン」、「ダック・キング」が追加。
リアルバウト餓狼伝説スペシャル
1997年冬稼働開始、前作キャラ+「チン」、「ローレンス」、「クラウザー」、「タン」が追加。また一定条件で裏キャラクターが使える。
リングアウトを無くし、画面端を壊すことにより相手を当て続けると気絶するシステムに変更。一本も取られずにボスのクラウザーまで倒すと隠しボスの「ナイトメア・ギース」と戦える。また一部のキャラクターの性格が大幅に変わっている。コマンド投げがやたらと優遇されたり、スウェーの使い道がほぼ限られてしまったため賛否両論。
ネオジオCD、セガサターンに移植されている。携帯ゲーム機だとゲームボーイに移植されている。
リアルバウト餓狼伝説スペシャル DOMINATED MIND
上記をPSに移植したものだが、ほぼ別のゲームとなっている。大きな変更点を挙げると
- 主人公がテリーからアルフレッドに変更。
- ライン移動がない。そのため「ビリー」の超火炎旋風棍と「クラウザー」のカイザーウェイブが反則的に強い。
- コマが削られている。
- 全キャラに新技が追加。
- 比較的コマンドが簡略化。
- 裏キャラ削除。
- ボスがホワイトに変更。
- ギースが最初から使える(がナイトメア版の為凶悪と言っていいほどに強い)。
- ブロッキングのようなシステムがある。
リアルバウト餓狼伝説2
1998年稼働。新キャラに李香緋、リック・スクラウドが追加。また特定のステージが1ラインステージに戻った。
しかし演出が地味、掛け合いの削除、勝利ポーズの削除などがあり、一人で遊ぶにはあまり適さないが、対戦ツールとしては「餓狼MOW」と並んで最高傑作とされる。
細かいシステムはここでは略させてもらう。詳しくはこちら→「リアルバウト餓狼伝説2」
PS2版が出るまではネオジオ、ネオジオCDのみに移植されていた。ある意味貴重な作品。
餓狼伝説~WILD AMBITION~
ハイパーネオジオ64でやっちゃった餓狼伝説。PSに移植されている。
黒歴史。ハイパーネオジオ64の3D格ゲーで唯一移植されただけまだマシか。
餓狼~MARK OF THE WOLVES~
詳細については「餓狼MOW」をご参照に。
続編が出る予定だったが、主要メンバーがプレイモアやアルゼの引き抜きでいなくなり資料が紛失。その結果続編はお蔵入りに。
登場キャラクター
一部のみ。詳しくはキャラ専用の記事で触れるため、まだ記事が無いキャラのみ手短に紹介。
- テリー・ボガード
- アンディ・ボガード
- ジョー・ヒガシ
- ギース・ハワード
- ダック・キング
いかにも1面の雑魚にいそうなモヒカン野郎。マーシャルアーツに自身の得意なダンスを織り交ぜて攻撃をしてくる。『餓狼SP』以降は、飼育(?)しているヒヨコのPちゃんも登場。超必殺技ブレイクスパイラルの「You an angel baby!」が「お便所ベイビー」に聴こえる空耳は昔から有名。 - タン・フー・ルー
ボガード兄弟やギースの師匠。気の力により超兄貴のようなマッスルに変身する。最近の作品では『ネオジオバトルコロシアム』にも登場している。 - リチャード・マイヤ
サウスタウンにある「パオパオカフェ」のオーナー。カポエラの達人。『KOF』シリーズではEDなどたまに姿を見せている。『KOFMI2』では隠しキャラとして登場する。 - ホア・ジャイ
かつてジョー・ヒガシに敗れたムエタイ。第1作ではギースの部下として登場。体力をある程度減らすとドリンクが投げ込まれ、それを飲んでパワーアップする。『KOFXIII』ではチャン達にハメられ、キムチームの一員としてまさかの復活。 - ライデン
- ビリー・カーン
ギースの忠実な側近。棒術使い。第1作では棒を失うと、部下が新しい棒を投げ入れてくれるまではブルブル震えながらガードし続ける。第2作以降は、普通の棒から三節棍のような独自武器と変貌し、炎まで出す。 - 不知火舞
- キム・カッファン
- ヴォルフガング・クラウザー
- 山崎竜二
- ブルー・マリー
本名マリー・ライアン。パツキン巨乳で美しく引き締まった尻と肢、その正体はフリーのエージェント。格闘スタイルはコマンドサンボ。彼女の祖父はギースに古武術を教えた。『リアルバウト餓狼伝説』で濡れ場へリングアウトさせた紳士は数知れず。テリーとは友達関係。
関連動画
CM
BGM
必殺技集
大会動画
プレイ動画
その他
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%A4%93%E7%8B%BC%E4%BC%9D%E8%AA%AC


ページ番号: 790096
リビジョン番号: 1423955
読み:ガロウデンセツ
初版作成日: 08/12/22 22:42 ◆ 最終更新日: 12/01/29 03:40
編集内容についての説明/コメント: 掲示板の指摘により餓狼2より使用キャラでないダックを除去、動画の見出しをh5→h3に格上げなど
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