この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
香港国際警察/NEWPOLICESTORYとは、ジャッキー・チェン主演の映画である。
概要
2004年製作の映画。1990年代後半しばらくハリウッドで活動していたジャッキー・チェンが久しぶりに、自らのホームグラウンドである香港に帰って製作した原点回帰映画である。
ポリスストーリーの名がタイトルに冠せられているが続編ではなく主人公の名前も違う。しかしあきらかにポリスストーリーシリーズを意識しているシーンが多数あり、大型バスでのアクションやショッピングモールでのアクション、廃工場が大爆発するシーン、首にかけるスタイルの爆弾、警察との対立、恋人が事件に巻き込まれる展開、お昼にラーメンを食べるシーン等。また劇中の挿入曲もポリスストーリーの主題歌の挿入部をアレンジしたものが使われる場面もある。
ストーリー
ある銀行に武装強盗グループが襲撃する事件が起こる。グループは手際よく現金を盗み出すと人質の銀行員に電話を渡し警察を呼ぶように要求する。彼らの狙いはお金ではなく警察を殺すことであった。駆け付けた警察隊に大量の銃弾を浴びせ彼らは逃亡する。
すぐに警察たちはアジトを特定しチャン(ジャッキー・チェン)率いる警官部隊を10人送り込むが作戦がばれており9名が殺害される。この失態でチャンは停職処分となる。その後1年の時がたち酒に溺れるチャンの前に一人の男が現れる・・・
キャスト
- チャン(ジャッキー・チェン)
- ジャッキー・チェンが演じる敏腕警察官で本作の主人公。
今までに関わった事件のすべてを解決に導いている実力者。武術にも長けており警察署で教官を務め、また射撃の腕もピカイチでコンテストで優勝している。
プライベートでは婚約者のホーイーがおり順風満帆な人生を送っていた。しかし上記の強盗団の一件で大きな挫折を味わうこととなる。
チェンとは別人である。大方今までのポリスストーリーの主人公であるチェンと同じような人物であるが、一番の違いは罪を憎み人を憎まずの姿勢を徹底していることで、これは暴走しまくりなチェンには見られない一面である。 - ホーイー(シャーリー・チャン)
- 本作のヒロインの一人。チャンの婚約者で美人で優しくおまけに料理上手。
大人っぽい落ち着いた雰囲気の女性だが、真面目に仕事しているチャンを茶化したりとお茶目な面もある。弟も警察官でチャンの部下。前述の強盗団の一件で挫折したチャンを見ていられず、婚約を解消する。
役柄的な意味で危険な目に遭うことはあるが、女優的な意味で危険な目に合うことはない。マギー・チャンとはえらい扱いの違いである。 - シウホン(ニコラス・ツェー)
- 挫折したチャンの前に現れた若手警察官。署長の指示でチャンと相棒を組んで強盗団の捜査をするように命令された。何かとチャンの世話を焼きチャンからはうっとおしがられる。
性格はいたってまじめで若手熱血警察官と言ったところか。チャンのことをあこがれのヒーローと呼ぶ。
体術にも長けておりマフィア数人相手に大暴れすることも。
中の人がテコンドー経験者でなかなかの切れの良いアクションをするが、大御所のジャッキーからOKをもらうのには相当苦労したようだ。 - ササ(シャーリーン・チョイ)
- 本作のヒロインの一人。綺麗と言うよりはかわいい系。
警察官で階級は巡査、専門はコンピュータ。チャンやシウホンに全面協力し強盗団の素姓を突き止めたり次の犯行現場を調べたりと大活躍する。
父親も警察官で父の勧めで警察になった。
実はとっとこハム太郎のファンでありデスクにハム太郎たちのぬいぐるみが置いてあったり、ディスプレイの周りにシールが張ってたりする。 - ジョー(ダニエル・ウー)
- 武装強盗グループのリーダー。メンバーの中では総合的に能力が高い。
父親は警察の重役で幼いころから激しい虐待を受けており、また母は反面過保護教育を施しており見事に人格がゆがんだ。父への怨みは激しく警察を殺すことを快楽としており、その凶悪さはいかんなく発揮されている。
また頭脳は優秀で彼の立てた犯罪計画を突き崩すのは困難である。
銃の組み立てが早い。
結末:グループ壊滅前追いつめられるがシウホンを人質に取ることに成功、そのままチャンと銃の組み立て競争を挑むが敗北。さらには警察の大部隊に包囲され万事休す。持っていた拳銃から銃弾を抜き、ジョークで撃つ振りをしようとしたところを警察隊に射殺される。 - ティンティン(アンディ・オン)
- 武装強盗グループのメンバー。メンバーの中では随一の格闘家でチャンとも渡り合う。
父親は証券会社社長。ジョーに誘われて強盗グループに入った。
非常に好戦的な性格で戦うことが好きなようである。日頃からトレーニングをしている描写がある。
中の人はめちゃくちゃ腹筋の割れている猛者である。
結末:強盗を行いチャンを襲撃する。チャンの提案で銃撃戦ではなく肉弾戦の決闘をすることとなる。ほぼ拮抗する戦いであったがチャンが徐々に押し始める。激しい戦いとなるが強烈な巴投げを食らいチャンから敗北を宣告をされる。それでもなお不意打ちをしようとしたが、駆け付けたジョーの流れ弾を食らい重傷を負う。落ちていた拳銃でチャンを殺そうとしたが、自身のために救急車を呼べと駆け付けた警察に訴えるチャンの姿を見て心を打たれ銃を置くことにした。このこおやマックスがジョーに殺された時はドン引きしていたため完全な悪人というわけではなさそうである。 - ファイアー(テレンス・イン)
- 武装強盗グループのメンバー。メンバーの中では兵器の扱いにたけている。
父親は宝石商の社長。ジョーに誘われて強盗グループに入った。
元米軍海兵であり銃器の扱いとその場での判断力はなかなかで、追い詰められた際にバスの運転手を射殺することで混乱を招くなど手強い。自転車の扱いにも長けている。
結末:強盗を行い銀行の制圧に成功する。その銃撃戦のさなかにシウホンに襲撃され足を撃たれ戦闘不能となる。自身はけがの心配より逮捕される心配より、強盗したことを親に知られることを何よりも恐れていた。おそらく家では相当な優秀な子供で親をがっかりさせるのは何よりもいやなことだったのだろう。 - マックス(ヒロ・ハヤマ)
- 武装強盗グループのメンバー。メンバーの中で唯一まともな仕事に就いておりゲームクリエイターをしている。
職種は不明だが父親は社長。ジョーに誘われて強盗グループに入った。叫び声が一番激しい。
ゲームクリエイターの知識を生かして無線の妨害やワナ、そして彼らの目的の一つである警官殺害ゲームの作成を手掛ける。
中の人は日本人でちょくちょくジャッキー・チェンと共演している。
結末:強盗を行い銀行を制圧することに成功する。がチャンとシウホンの作戦で親が強盗現場に現れたことで自首しようとする。仲間の引き留めも聞かずに一目散に親の元に向かうが、警察に情報が漏れることを危惧したジョーに粛清される。これがきっかけで銀行は大パニックとなる。 - スー(ココ・チャン)
- 武装強盗グループのメンバー。メンバーの中では紅一点でジョーの彼女。
父親は海運業社長。ジョーに誘われて強盗グループに入った。
最初の強盗の段階で唯一ヘマを犯したり一番最初に脱落する等メンバーの中では能力は一番低い。
ローラーブレイドの扱いに慣れている。
結末:Xゲーマー達のイベントで盛貿ビルの屋上でローラーブレードをしていたところチャンとシウホン、駆け付けた警察に追いつめられる。ファイアーの素早い判断でその場から逃走はできたがシウホンに首を撃たれ重傷を負う。警察に顔が割れているせいで病院にも行くことができず、アジトで衰弱しきっているのを見ていられなくなったジョーが殺害。
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