馬場鉄志(1950年9月27日~)とは、関西テレビのアナウンサーである。主に競馬の実況で有名。
2010年、4月で定年退職。
概要
競馬の実況では、波乱を呼ぶ実況として有名。独特の言い回し、アクシデント時の冷静な対応など、ファンも多い。
2002年菊花賞での「外から来たのはなんと、ファストタテヤマだ~!今年も大波乱になるぞ!」はニコニコ動画でも愛されているフレーズ。
他、1993年エリザベス女王杯の「ベガはベガでも、ホクトベガ」や、2004年天皇賞・春の「イングランディーレの一人旅」、2009年エリザベス女王杯の「これが競馬だ、これが競馬の怖ろしさ」などの名フレーズがある。
その中で、2005年菊花賞のディープインパクトが三冠を達成した時に言った「世界のホースマンよ見てくれ、これが日本近代競馬の結晶だ!」というフレーズで、FNSアナウンス大賞を受賞した。
しかし競馬での活躍が目立つ一方、F-1での実況も担当していた際に一台の車がクラッシュした時に「おおっと、1頭落馬!」と言ってしまい、視聴者から反感を買ってしまったこともある。
近年、声が枯れてしまい途中で声がガラガラになってしまうことが多々あった。2009年の菊花賞では、ゴール前で声が出なくなるという実況者としては致命的な事件が起こった。
これは体重が増えているせいと本人が語っている。ゆえに、ニコニコ動画では「馬場(さんの)状態は重」などとコメントされることもある。
しかし、もともと太りやすい体質で「水を飲んでも太る」とさえ言われていたらしく、2ヶ月絶食ダイエットに挑戦、血糖値の上昇によるステロイド薬投与、リバウンドで教育入院するなど、肥満に関してはけっこう過酷な状態である。
最後の京都での実況となった2009年のエリザベス女王杯では、馬場さんの花道を飾るように圧倒的一番人気のブエナビスタが行った行ったのレースで3着に敗れ、3連単150万馬券を演出。これについて馬場さんはレース後「私が実況すると荒れるらしいので、最後にぶちかましてやりました」と語った。
競馬実況では愛されていた馬場さんだが、2010春で定年を迎え、2010年の桜花賞が最後の実況となった。
なお、競馬以外のスポーツの実況も担当。プロ野球、殊に阪神タイガース戦関連では1992年9月11日の史上最長6時間26分の試合(八木裕の幻のサヨナラ弾)や1998年7月31日の「ガルベス事件」の時の実況でも知られる。特筆すべきは、90年代当時の関西テレビは阪神戦の中継が年1試合に限定されていた[1]中でこれらの事件を目撃していることであろう。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
脚注
- *関西テレビは阪急電鉄資本の会社という経緯から阪急ブレーブス→オリックス・ブルーウェーブ戦は優先的に放送されていたものの、親会社の阪神電鉄が阪神間で競合する阪神戦の放映権は制限されていた。2021年現在は阪神電鉄と阪急が経営統合したこともあり、試合放送数は増加している。
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