高等儀式術とは、遊戯王OCGに登場する魔法カードである。(一部遊戯王カードWikiより引用)
概要
儀式魔法
儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、デッキから通常モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。
「STRIKE OF NEOS」(2006年11月16日発売)で登場。
デッキの通常モンスターを使い儀式召喚を行う特殊な儀式魔法である。
基本的な儀式召喚は「儀式モンスター」に加え「儀式魔法」「リリースするモンスター」を消費するため手札消耗を伴う。このカードはリリースの代わりをデッキの通常モンスターで賄えるため、従来の儀式召喚の弱点を補える画期的な儀式魔法である。名称指定がなく、複数の儀式モンスターを使い分けできる。
儀式モンスターと同レベルの通常モンスターだけでなく、レベルを合計した複数の通常モンスターを墓地へ送れる。その墓地送りを目的として「青眼の白龍」など高打点モンスターを蘇生、エクゾディアパーツを回収、カオスモンスターの除外コストに使うなどのコンボに活用できる。儀式召喚しつつ墓地肥しができる汎用性が注目され【デミスドーザー】【神光の宣告者】など当時の環境デッキにも使われた。
昨今は「リチュア」「影霊衣」など纏まりのある儀式テーマが登場し評価は落ちつつある。環境の高速化により通常モンスターを多数採用するリスクが高まったこと、「灰流うらら」の登場で止まりやすくなったこと、「儀式の下準備」の登場で儀式魔法の名称指定が重視されるようになったことも要因と言える。
【デミスドーザー】の席巻により2008年3月1日制限カードに指定。その後【神光の宣告者】で使われたが以降目立った活躍がなく、2013年3月1日準制限カードに緩和。半年後には制限解除された。
余談
- ほぼ全ての儀式モンスターに対応しているが「sophiaの影霊衣」「凶導の白き天底」など効果外テキストで制限が掛かっている儀式モンスターは儀式召喚できない。
- 旧テキストは「特殊召喚する」とだけ書かれていた。裁定上、儀式召喚として扱われたが蘇生制限に引っかかると解釈されるテキストである。現在は明文化され分かりやすくなっている。
- 儀式召喚するモンスターに指定がない初の儀式魔法。特定の属性を指定した「大地讃頌」「奈落との契約」なども以前から存在したが、一切の制限がないこのカードはそれだけでも革新的だった。現在は「流星輝巧群」「高尚儀式術」など複数の指定のない儀式魔法が登場している。
- 同パックで登場した「ライカン・スロープ」「覚醒戦士 クーフーリン」は墓地の通常モンスターによって強化され「高等儀式術」との併用を想定したデザインであることが窺える。専用の儀式魔法の立場が無い。
関連動画
関連項目
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