魏(Wei)とは、中国の歴史上の国、中国人の姓、地名である。
国
曹魏
曹魏とは、三国時代に建国された3つの国のうちの1つである。本来の国名は単に「魏」であるが、他の時代に建国された魏と区別するために、曹氏の国であることから曹魏と呼ぶこともある。三国時代の3つの国の中で最も早く建国され、また勢力も最大であった。なお、間違えられることがあるが、曹操は魏の初代皇帝ではない。曹操は魏の礎を作ったが、漢王朝から禅譲されて皇帝になり、魏の国を建国したのはその息子の曹丕である。
220年に曹操が死去したあと、後を継いで後漢の丞相となった曹丕は、同年に献帝から禅譲され魏を建国した。曹丕が死去したあとは長男の曹叡が跡を継いだ。曹叡は36歳(史料によっては34歳)の若さで死去してしまい、養子の曹芳が跡を継ぐのだが、即位したときにまた8歳と若かったため、曹爽と司馬懿が後見とされた。しかし、この2人の対立がおき、即位から10年後の249年に司馬懿がクーデターを起こし実権を握る。以降、魏は司馬氏の傀儡政権となり、曹芳とその跡を継いだ曹髦は司馬氏に対して権力奪還を試みるもともに失敗し、曹芳は廃され、曹髦は暗殺された。そして265年に曹奐が司馬炎に禅譲し、魏は滅亡することとなった。
三国志(正史)は晋の時代に編纂されており、晋自体が後漢→魏→晋という流れからきているためか、魏が正当な王朝であるとされている。一方で、演義では蜀と常に対立していた国ということもあってか、あまりいいイメージがもたれないような記述となっている。
なお、邪馬台国の記述が見られる魏志倭人伝とは、魏書三十 烏丸鮮卑東夷伝第三十のうちの魏書東夷伝倭人条のことを指しており、魏志倭人伝の「魏」はこの曹魏のことである。
魏姓
漢字として
- Unicode
- U+9B4F
- JIS X 0213
- 1-82-18
- 部首
- 鬼部
- 画数
- 18画
- 意味・字形
- 高い、高大、という意味があるが、上に挙げているように国名、姓、地名で用い、それ以外の意味で用いられることは珍しい。〔説文解字〕の本字は巍で「高きなり」とある。楊雄の〔方言〕には、細い、能くする、という意味が載っている。
- 字形
- 形声。〔説文解字〕では声符を委とするが、嵬声説もある。
- 音訓
- 音読みはギ、訓読みはたかい。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 魏闕
関連項目
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E9%AD%8F


ページ番号: 469464
リビジョン番号: 1307552
読み:ギ
初版作成日: 08/08/17 12:42 ◆ 最終更新日: 11/10/01 21:14
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