魔法少女育成計画 restart単語

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魔法少女育成計画 restartとは、著：遠藤浅蜊、絵：マルイノのライトノベルで、魔法少女育成計画シリーズ第２作目(２＆３巻)にあたる。刊行はそれぞれ2012年 11月と12月。

月刊コンプエースにてコミカライズが2016年 6月号より連載。作画は海苔せんべい。

2023年 1月29日、『魔法少女育成計画朗読会』最終公演終了後に『プロジェクト restart』という名目でアニメ化が発表された。監督は橋本裕之。

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……悪いこと言わないから今すぐ引き返すぽん

概要

「魔法少女育成計画」の事件が終息した後の世界。魔法の国公認の魔法少女として暮らしていた少女たちは、突然「それではゲームをスタートします」のメッセージと共に謎の空間に飛ばされる。そこで、彼女らは3日おきに自動ログアウトするVR RPGに参加することになるのだが・・・。

今作から「どのキャラクターの視点か」というのが各パートの冒頭にキャラ名で明記されるようになり、視点の切り替わりが理解しやすくなった。以降の魔法少女育成計画シリーズでおなじみとなる。

ソーシャルゲームの紹介文

魔法少女育成計画とは？
☆初心者でも入りやすい簡単さ&熟練者を飽きさせない奥深さ！
★マジカルトレースシステムにより可能となった現実と変わらない操作感覚！
☆リアルの極致に達した超美麗なグラフィク！
★無限に増え続けるアイテムがコレクター魂に火をつける！
☆どれだけプレイしても完全無料！課金一切無し！

魔法少女の皆さん、剣と幻想の世界へようこそ！
『魔法少女育成計画』は魔法少女専用ソーシャルゲームとして生まれ変わりました。
仲間同士で絆を深め合い、力をもって強敵に立ち向かう。強さと優しさ。知恵と勇気。全てを備えなければ、この世界で生き抜くことなど到底できません。
封印されたエリアを開放しながらどんどん先へと進んでいきましょう。最深部に潜む魔王を倒し、ゲームをクリアする頃には、リアルでも魔法少女へと成長しているという、教育、訓練用シミュレーターとしての側面も持つスーパーなRPGなのです。
十五人の仲間と協力して魔王を討伐し、世界に平和をもたらしましょう。

・ゲームの目的……魔王を討伐する。
・クリア報酬……百億円。ただし魔王を倒したプレイヤーのみ。
・エリア開放報酬……百万円。ただしエリアを開放したプレイヤーのみ。
・参加賞……十万円。ゲームオーバーしても支払われる。

登場人物（CV:ドラマCD版）

クランテイルチーム

ペチカ　
- とても美味しい料理を作れるよ
- 前編表紙担当でメインの視点として描かれているキャラ。5分間両手を触れ続けた物(土などなんでも)を料理に変えることが出来る。魔法少女としては戦闘向きではない魔法＆低い身体能力のせいで即席で組んだパーティーメンバーから半ばお荷物扱いされていたが、魔法を使った美味しい料理を振る舞うことでパーティー内での地位を確立していく。
クランテイル　
- 半分だけいろんな動物に変身できるよ
- ペチカ、那子、リオネッタが所属するパーティーのリーダー。自身の魔法で戦闘能力も高い。下半身を自分が目にしたことのある生物に変身させ、モデルとなった動物の性能を完全に再現することが出来る。あまり感情を表に出さない性質だが機嫌のいい時は馬の下半身の尻尾を揺らす、機嫌の悪い時は蹄を鳴らすなど魔法で動物化している下半身で感情を表してしまう癖がある。
御世方那子　
- どんな動物とも友達になれるよ
- クランテイルチームのメンバー。語尾のおかしな日本語を使う。戦って勝利した動物を献身的な「友達」にできる魔法を持ち、ゲーム内の生物型のモンスターを使役して戦う。性格は意外にドライで使役しているモンスターは猫可愛がりするが、更に強いモンスターを使役したらあっさり前に使役していたモンスターを倒してしまう。チームメイトのリオネッタとは常にいがみ合っているがペチカの料理を食べる時はそれなりに仲が良い。
リオネッタ　
- 人形を思い通りに操ることができるよ
- クランテイルチーム所属。お嬢様口調だが皮肉屋でイヤミが多く、同じチームの那子とは喧嘩ばかりしている。ペチカの料理に心底惚れ込む。視界に入った任意の人形を自在に操ることができ、大雑把に人の形をしているものでも、元々関節が存在しない石像などでも自在に操ることが可能。

マジカルデイジーチーム

マジカルデイジー　
- 必殺のデイジービームを撃てるよ
- 中学生の時に魔法少女になり、現在大学生の魔法少女。魔法の国がかつて広報のために彼女をモデルにアニメを制作しており、そのせいで魔法の国を知らない一般人にも「マジカルデイジー」の知名度は高い。のっこちゃん、ジェノサイ子、＠娘々とパーティーを組む。命中したものが分子単位で分解されるビームを放てるが、必殺の名の通り生物に当たると確実に致命傷になるので、アニメをやっていた頃から生物への使用は禁止しており、廃棄物の焼却などに使っていた。
のっこちゃん　 
- まわりの人の気分を変えられるよ
- デイジーチームに所属。デイジーチームの様子は主に彼女の視点から描かれる。10歳の小学4年生だが4歳の時に魔法少女になったベテラン。魔法で自分の感情を周囲に伝播させることができるが、自分自身が本気で思い感じる必要があるため、思い込みの力が重要となる。自身の魔法でチームのムードメーカーになろうとする。
＠娘々 
- お札の中にものを閉じこめられるよ
- デイジーチームに所属。キャラ作りの一環で語尾に「アル」をつけている。戦闘能力は非常に高い。かつて魔法少女を引退していたが、何故かゲーム開始時勝手に復帰させられた。重量や大きさを無視し、札で触れた物体をその中に封じておくことができる。所持している札は十枚。
夢ノ島ジェノサイ子　 
- 魔法のスーツでどんな攻撃でもへいきだよ
- デイジーチームに所属。現実世界では漫画家をしている。まほいく無印より少し前にラ・ピュセルと魔法少女ファンサイトのオフ会で出会ったことがある。固有アイテムとして、あらゆる衝撃や熱を完全に防いでしまうスーツを持つ。ヘルメットのバイザーを下げれば、マグマの中でもダメージゼロで活動できる。一見隙間があるように見えても、魔法の力でカバーされている。

プフレチーム

プフレ（CV：後藤沙緒里)　
- 猛スピードで走る魔法の車椅子を使うよ
- シャドウゲール、マスクド・ワンダーとチームを組む。先祖代々続く超が3つくらいつく大富豪の娘。変身前でも容姿端麗な上に頭脳明晰・判断力も優れるゴーイングマイウェイなお嬢様系女子高生。シャドウゲールとは幼い頃から生活を共にする主従関係であり、彼女をこき使ったりイタズラしたりかなりぞんざいに扱っている。固有アイテムとして、高速で走る魔法の車椅子を使用する。最高速度は音速を超え、生身の魔法少女が追いつくことは難しい。なおシャドウゲールの魔法によって改造されており、ビームなどの武装がされている。
シャドウゲール（CV:種田梨沙）　
- 機械を改造してパワーアップできるよ
- プフレチームの様子は主に彼女の視点から描かれる。プフレの家に代々仕えてきた家系の生まれ。幼い頃からプフレと行動を共にしているが「こいつを殴ってやれたら気持ちがいいだろうなと思うことが月に5回くらいある」と考える程度に独特の忠誠心を持つ。魔法によって機械類を改造して性能を上昇させる事ができる。シャドウゲール自身は機械に明るくないが、対象の機械の構造を全く知らなくても改造が可能。
マスクド・ワンダー　 
- いろんなものの重さを変えられるよ
- プフレチーム所属。正義のヒロインを自称して名乗り口上・敵を倒した際に決めポーズをとるなどかなりの熱血。それとは裏腹に中の人はマニュアル至上主義な女の子で、ある人物に夢の中で師事したことで今の魔法少女スタイルを身に着けた。触れた物の重量を変化させることができ、物体の一部分のみに効果を及ぼすことも可能で自分自身に魔法をかけ高くジャンプする、自分の拳を重く＆攻撃する相手を軽くして派手に吹っ飛ばすなどといった応用も可能。

ディティック・ベルチーム

ディティック・ベル（CV：村川梨衣）　
- たてものとお話できるよ
- メルヴィル、ラピス・ラズリーヌ、チェルナー・マウスを率いるベルチームのリーダー。あまりに個性的でアクが強いチームメンバーをまとめるのに苦労する。人間時にも探偵を生業にしている。「建物へのキス」をすることで、建造物に疑似的な人格と顔を与え、会話できるようになる。建造物はベルに対し友好的だが、建造物の所有者の不利益になるような情報は話してくれない。なおゲーム内では建物が全てGMの所有物扱いとなっており、魔法を使っても情報を教えてはくれない。
チェルナー・マウス　 
- ものすごく大きくなれるよ
- ベルチーム所属。無邪気で我儘。自身を巨大化させる魔法を使ってチームの狩場の専有などを行っている。巨大化の限界は不明で、30メートル程度までなら特に消耗はしないが、それ以上大きくなる場合、大きさに比例して疲労が激しくなる。またサイズに比例して体重も力も一緒に大きくなる。
ラピス・ラズリーヌ（CV：小澤亜李）　
- 宝石を使ってテレポートできるよ
- 見た目は清楚だがなにかと騒がしい。あまり考えずに直感で動くタイプだが自然と正解を引き寄せる。戦闘センスも非常に高い。マスクド・ワンダーと同様に名乗り口上などを用意しており初対面のワンダーと数秒で友人になれた。忘れん坊将軍。魔法によって、自分で調達した宝石のある場所へ瞬時に空間転移する。戦場に舞う青き煌めき！
メルヴィル 
- 色を自由に変えられるよ
- ベルチームに所属。見た目は派手だが物静かな性格。訛りがキツすぎてラズリーヌが翻訳してくれないと意思疎通は困難。プレイヤー達は初対面時に皆なぜか不快感を抱いたが……？自身の色を自由に変えることでステルス状態になれる。

ソロプレイヤー

アカネ　 
- 見えているものならなんでも斬れるよ
- ソロプレイヤー。何やら常に殺気立っており「音楽家」を探している。視界内にあるものに対し、距離を無視して斬りつけることができる。その際、固有アイテムである刀か脇差を振り上げ、振り下ろすというプロセスが必要になる。例えシールドを張っても、本体が見えればシールドを超えて斬ることが可能。プロセスが完了する直前に移動する、遮蔽物などで視線を塞ぐ、などの方法をとれば斬撃をかわすことが可能。

ゲームマスター

キーク　 
- 電脳空間で自由自在に行動できるよ
- 16人の魔法少女をゲーム空間内に誘い込んだGM。「正しい魔法少女ならこのゲームをクリアするはずだ」と言って憚らない。魔法により電脳空間を作成し、その中の全てを思うがままに操る。ネットワーク経由で他者の魔法の端末をコントロールし、魔法的なトラップを仕掛けることも可能らしい。とある目的でもってこのゲームを作ったようだが…？
ファル 
- ゲーム内でチュートリアルやGMからのお知らせ、プレイヤーからの質問に答えたりしてくれるマスコットキャラクター。前作のファヴと同型の電脳妖精型マスコットで容姿も全く同じだが性格はファヴとは正反対。マスターであるキークの強行的なやり方に反発しており、プレイヤーが早くゲームをクリアできるように遠回しにヒントを与えてくれたりする。