単語記事: 鳥人間コンテスト

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曖昧さ回避 鳥人間コンテストとは、
  1. 読売テレビytv)の催で行われている人力飛行機競技「鳥人間コンテスト選手権大会(とりにんげんコンテストせんしゅけんたいかい・JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY)」のことである。本稿で記述。
  2. 稀に口笛絶的にうまい動画にもこのタグがつくことがある。

概要

元々は読売テレビ製作日本テレビ系ネットで放送されていた往年の名番組「びっくり日本新記録」の中の一企画として1977年スタート
(ちなみに、「びっくり日本新記録」は、様々な独自競技を創作し、一般視聴者から募った参加者が競ってその優勝者を日本新記録保持者として表しようという内容のバラエティー番組であった) 

第1回と第2回は同番組内で放送され、1979年の第3回大会より単独番組として独立

毎年7月末に琵琶湖で開催されている。大学生チームはちょうど期末テストの時期と重なっており、それが原因で留年する人が後を立たない。というか普段から勉強してない。第1回は滋賀県近江八幡であったが、その後はで開催されており、第4回以降は同松原水泳場が会場となっている。

その様子は大幅な編集を加えた上で8~9月頃に日本テレビ系で全放送される。「今年も鳥人間の季節がやってきました!」というイントロは大概間に撮ったものであり、実際はから各部門の撮影が行われている。

パイロット助走をつけてからは飛行機の浮だけで距離を競う「滑機部門」と、パイロットが離陸後の動も担う「人プロペラ機部門」がある。年によっては、女性パイロット限定部門や、人リコプター部門がある。近年はタイムトライアル部門」を入れている。

2009年リーマンショックを発端とする経済危機のためスポンサーが集まらず大会自体が全面中止となった(21回は台風による中止であり過去の大会のダイジェストが放送された)。全バードマン達はめて鳥人間コンテストは番組であること認識するきっかけとなった。ロボコンがうらやましい。

滑空機部門

第1回から続く伝統の部門である。人プロペラ機のような動を持たず、発進時の助走のみで滑する。まさに機体そのものの性が出る部門であるが、プロペラ機にくらべやかさに欠けるためかいまひとつ人気がない。明らかに放送時間が短く、少々不幸な部門である。

しかし、滑機とあなどるなかれ!上位チームはちょっとしたプロペラ機よりも飛んでいる。10mの高さから離陸して400m以上飛ぶのだから驚異的である。現在の最高記録は501.38mである。2005年2010年には、5大会連続で社会人チームが優勝しており、学生チームが優勝するのか毎年注されている。勘弁して下さいO木さん。

行方向は2パターンある。プラットホームの高さからゆっくり降下しながら飛ぶ方法と、発進時に一気に降下して機体を起こし飛ぶ方法である。前者はスピードが出ない代わりに高高度からの滑となり滞時間が長ければ長いほど距離を伸ばせる。後者は一度面まで降下することにより前者とべられないほどスピードが出る(スレスレを飛行することで地面効果((番組では面効果といってるが))により揚が増大するためである)が、かなりのテクニックを要し最悪の場合そのままっ逆さまも少なくない。

どちらの飛行方法を選ぶかは自由だがどちらかというと一気に降下する方が結果的に距離が伸びているようである。

また、飛行時間はいほうが得なことが多い。これは夕方に近づくにつれ大気の気温が上昇し、琵琶湖上のが強くなるためである。荒れ始めたら最後、が止むことは難しい。・・・にもかかわらず最後の発進で高記録を出すあのチームネ申だと思う。

過去に新規チーム向けに機体の大きさを制限したフォーミュラ部門が設立され、一時的に盛り上がった。しかし、視聴率が伸びなかった記録が頭打ちになったせいか第32回を最後に滑機部門へ吸収されてしまった。滑機部門こそ人力飛行機の醍醐味だと筆者は思うのだが、なかなか視聴者にはその思いが届かないようである。

人力プロペラ機部門

ディスタンス部門

言葉の通り、ディスタンス=飛行距離を競うものである。昔からある部門であり、単に人プロペラ機部門というとディスタンス部門をすことが多い。初期は3点測距によりプラットホームから距離を測っていたが、近年の長距離化に伴いGPS活用して測距をしている。飛行経路は問わず、プラットホームからの直線距離が記録となるため、読みが非常に重要である。チームによっては琵琶湖上の気リアルタイムで観測するような変態ところもある。

近年は機体の性向上が著しい。飛行速度に合わせてプロペラの向きを変える可変ピッチやサーボモーターによる尾の制御(これについては人じゃないと偉い人が難色を示しているとか)といった、のかかる本格的な仕様となっている。上位チームの機体の性限界に達している部分もあり、正直パイロットの持久にかかっていることが多いと感じる。時々、二人乗りやケツペラ(プロペラが最後尾にある)や二重反転プロペラのような変態機体もある。結果は・・・お察し下さい。

1998年には琵琶湖横断、2003年には人力飛行機部門で琵琶湖大橋を越えようかという記録を打ち立てるチームが現れたため、以後は途中Uターンを認めることで飛行距離の上限を伸ばすことにした。しかし、このルールはすぐに破られる。2008年大会においてUターンプラットホームまで帰還、ルールMAXの36kmという大記録が出た。現在折り返し地点をさらに延ばし、折り返しての最長距離40kmにすることで対処している。

まさに日本航空技術の高さを世界に示す結果である・・・が、ギネスに載るような公式記録として認められるためには自で離陸する必要がある。鳥人間コンテストプラットホームは離陸しやすくするための補助と見なされてしまう。つまり、プラットホームから飛び立つ限り公式記録には成り得ない。ちなみにギネス記録はマサチューセッツ工科大のダイダロス'88116kmである。

タイムトライアル部門

タイムトライアル部門は第30回(2006年)から始まった視聴率回復のための新しい部門である。発進後1km先で折り返しプラットホーム付近へ戻ってくるまでの時間を競う。会場から見える範囲でワクワクドキドキハラハラの熱戦が繰り広げられる・・・はずだった。実際は旋回するには高度な飛行技術が要することや、タイムを出すため高速設計にしたせいでパイロットの持久が持たないなどの理由から、完走できたのが毎年たった1チームという状況であった。

そこで第33回大会では折り返し地点を500mに縮め、完走率を高めるルール正を行った。これによって複数のチーム折り返しを果たし、本当の意味でタイムトライアル部門が成立した。ゴールに戻ってきたときの感動は他の部門では味わえないものがある。しかし、ゴール辺直前であるため、一歩間違えば大事故に繋がりかねない。着地点を誤れば飛行危険区域の侵入と見なされ失格となる場合もある。

催者側も積極的な参加を呼びかけており、上記ディスタンス部門にべてチームが敬遠するため新規参入しやすい分野と言われている。しかし、人力飛行機でに逆らって飛ぶのは非常に難しく、ある意味鳥人間史上最も過酷な部門かもしれない。

出場するためには

書類審査

鳥人間コンテストに出場するためにはに行われる出場者説明会に参加する必要がある。東京大阪で開催されるため、地方のチームは懐に痛い。その後、厳しい書類審クリアしなければならない。大体2倍くらいの倍率と言われているが、新規チームが合格するのは至難の業である。特に人プロペラ機部門は高度な技術が要されるため、よっぽどのことがない限り(滑機で成果を挙げたor強チームのOBがいるor中国etc)難しい。まずは滑機部門をオススメする。どうしても人プロペラ機をやりたい人はT北大やT工大やO府大に入学しましょう。 

最終審査

さらに大会会場において機体とパイロットについて計3回審を受ける。合格すればシールを機体に貼らなければならない。映像をよーく見れば機体の横に3つシール貼ってあるのが確認できるはずである。審員によって入念に機体チェックされる・・・がこの審で落ちることは滅多にない。飛ぶ飛ばないよりもパイロットの安全が確保できているかが最重要らしい。過去に安全が確保できないとして失格になった例はある。

図面上は飛ぶはずなのだが、大抵の人力飛行機は、スタート直後に面に落ちる。原因としては機体の製作精度と発進クルーパイロット練習不足が挙げられるが、大概は前者である。逆に飛ぶ飛行機は一で分かる。機体が綺麗な飛行機は飛びますby偉い人

飛行上の注意

とにかく人命が最優先である。理をした飛行はしてはいけない。に逆らわないで飛びたい、かつ記録を出したい。バードマン達は常に悩まされている。

一見すると学生達の青春として微笑ましいであるが、10mもの高さ(ビル3階分に相当)から面に落下する恐怖は計り知れない。時に飛行機器とも化す。過去に桟突し、あわや大惨事になりかけた例や、に衝突しパイロットが負傷した例がある(この時はパイロットが回避行動をしたため最悪の事態は避けれたらしい)。緊急事態にも冷静に対処することが重要である。

バードマンのめいれいは決まっていのちだいじにである。

視聴者の皆様に知っておいて欲しいこと

鳥人間コンテストは番組です。撮影した映像を放映前に流すと番組として成り立たなくなってしまいます。編集期間が長いため結果を知りたいのは分かりますが程々にしましょう。

噂によると鳥人間コンテストは採算が取れずキツイらしい。例えば、プラットホームと呼ばれる発射台は建設に1億円かかっているとかいないとか。さらに漁業関係者への補償やダイバーなどのパイロット救出・機体回収対策、ヘリ撮影、会場周辺の回路・渋滞対策など含めると大な額になると考えられる。これを放送2時間分のスポンサーからの収入だけで賄うにはかなり厳しい。だからDVDボックス買って。

あと人力飛行機は結構高い。滑機は較的安いものでも数10万円、高いものだと100万円以上かかっていたりする。人プロペラ機になると100万以上はざらで300万近くかかっているものもある。そして、そのコストの大半は組みの炭素繊維である。過去に某イング社が新旅客機の製造で大量消費したため供給不足となり、バードマン達は在庫の確保に奔走したとか。

実際の鳥人間コンテスト2日間開催される。これをたった2時間に収めるのは困難であり、問答用でダイジェストプロの編集によりなんとかしている状態である。とにかく一度根に来ればその大変さが分かります。現場を知っている者は落ちる飛行機を見ても笑えないとか何だとか。

会場でよくあること

とにかく当日、会場は炎下になります。十分な熱中症対策と思いやり精を持って観戦しましょう。あと大会は住民の皆さんの理解あってのもの。バードマンの皆さんはきれいにして帰りましょう。「立つ跡を濁さず」です。

歴代の名フライト・事故

1985年 滑空機部門 『初の200m台』 豊田飛行愛好会

向にその記録を大きく左右される滑機部門だが、機体設計精度の向上により、現在では、優勝記録は軒並300mをえており、最高記録は501.38mである。

しかし大会開始当初は、100mに及ぶかどうか、というラインを浮き沈みしていた。
開始から8回を数え、その最高記録は約160mだった。

そんな中、ブレイクスルーとなったのが、この豊田飛行好会のたたき出した290.45mという大記録であった。 
向に恵まれた中、前述の、地面効果を活用した飛行方法をほぼ初めて試み、結果、それまでの記録に倍近い差をつける大記録を打ち立てての優勝を遂げた。
惜しくも300mには届かなかったが、この記録は以降6年間打ち破られることはなかった。

1998年 ディスタンス部門 『琵琶湖横断』 チームエアロセプシー

中山浩典をパイロットとする『チームエアロセプシー』は、92年に史上初の2km台、95年にそれまでの記録を4倍近く上回る約8.7kmを打ち出して、それぞれ優勝を遂げたチームであった。

そして98年の大会、快の中、向の安定した緩い向かい風に恵まれた同グループの機体は、中山の強な操縦によって、20分以上に渡るフライトの末、とうとう史上初の琵琶湖横断を成し遂げる。
機体が“対”へと達した初の間だった。

このときの記録は、それまでの記録をさらに倍以上上回る、23688.24m。 
以降、ディスタンス部門の戦いは、対へ達した後の帰路にまで及ぶことになる。

チームエアロセプシー鳥人間コンテストの出場は現在しておらず、人力飛行機による世界記録への挑戦などに活躍の場を移している。

2006年 ディスタンス部門 『激突事故』 東京工業大学Meister 

2000年の初出場以降その頭を現し、今や東北大学Windnautsとの優勝争いを毎年繰り広げるほどの強となった東工大Meisterに起こった大事故。
恐らく大会史上でも稀に見る規模の事故である。

ライト開始直後、例年通り、東工大の機体は記録に向けて一見順調に離陸した。
しかし、強すぎる向かい風によって直進を維持することが出来ず、機体はまもなく北側へと転進。 
パイロット必死に制御を試みるが、その先には崖が迫っていた。
「飛び降りろ!」などと観客からが飛ぶ中、機体はそのまま突・墜落

パイロットは踵を粉砕折する怪を負ってしまった。

結局この年は東北大に優勝を譲ったが、翌年には見事に優勝に返り咲いた。 

2008年 ディスタンス部門 『奇跡の往復』 東北大学Windnauts

後述の大会のせいで妙な方向に有名になってしまった強東北大学Windnautsだが、2008年大会史上初の琵琶湖往復を成し遂げた。

チームエアロセプシーによる対到達からちょうど10年が経ったこの大会で、当時と同じく、安定した向とに恵まれた中、東北大の機体は30分近くのフライトによって、36000mを見事飛びきった。
正式記録も36000.00m。これは、往復成功により、記録測定の限界えたためである。 

2011年 ディスタンス部門 『フルパワー』 東北大学Windnauts

中村拓磨参照。

2012年 滑空機部門 『史上最高記録』 みたか+もばらアドベンチャーグループ

1983年に出場を開始し、1999年以降11度の優勝を掴み取るという圧倒的な強さを発揮している社会人グループ『みたか+もばらアドベンチャーグループ』が2012年501.38mの大記録を打ち立てた。

2001年に史上初の400m台をたたき出した同グループが、現在の滑機部門最高記録保持者である。

消えたコミックエントリー部門

初期は存在したが、日本鳥人間コンテストでは消えた部門。滑機部門の一部。言うなれば「仮装大賞with鳥人間コンテスト」。「ただの格好をしただけで飛び降りる」「すらないハリボテで突っ込む」等、所謂機体が飛べるかどうかは二の次、インパクト・ウケ狙い至上義のネタである。かつて滑機部門と人プロペラ機部門の間に放映されていた。論この部門の参加者は本当の意味でのアマチュア一般人バカが多かった。世界的にはこっちがメインでやっているものも多い。何を隠そう元祖鳥人間コンテストとされるイギリスの「Birdman Rally」がこれ体である。

何故日本れてしまったのか。技術立国日本マジになり過ぎたのか。例えるなら『機動武闘伝Gガンダム』のガンダムファイトで、各格闘メインでやってた中に射撃戦メインで本気で勝ちに来たブリテンガダムが大会の趣旨を塗り替えてしまったようなものだろうか。本気の中戦の合間にあるこの部門が好きだった、復活してほしいという懐古現在少なからずある。

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鳥人間コンテストについて語るスレ

239 : ななしのよっしん :2015/09/02(水) 22:57:52 ID: R5i625CBO5
事故のところになんで2007年ないんですか?裁判まで起こされてるんですよね?
240 : ななしのよっしん :2015/09/03(木) 20:02:42 ID: ZptWfqGGUJ
ルールの項か作ってくれないかなぁ(他人任せ)
「飛ぶ飛ばないの判断は運営に一任 飛べと言われて拒否したら以降その学校は出禁」
とかいうルールはほんと衝撃的だった
241 : ななしのよっしん :2015/09/03(木) 21:05:56 ID: u0kmzFb83i
前はもっといろんなチームのフライトを放送してたのに、最近は製作過程とかパイロットの個人的な事情とかをメインにするようになっててつまらん。滑機部門で300m越えしてるのにダイジェストとかふざけんなよ
242 : ななしのよっしん :2015/09/04(金) 12:30:59 ID: 8PpIxW5S/7
>>228
243 : ななしのよっしん :2015/09/05(土) 10:21:52 ID: bDK+79nrYC
冷静に考えたら、コンテスト1ヶ前にPが決まってもなおチーム記録を50m以上も更新したIwataniが一番おかしい。
244 : ななしのよっしん :2015/10/29(木) 03:31:41 ID: YWDFLzJEyV
>>lv239462295
245 : ななしのよっしん :2015/11/04(水) 22:00:33 ID: Q5TkOL8ryK
>>239
何でいのかを聞く前に何故必要なのかをキチンと書いてからだドア
掲示板で話し合う気がが勝手な事すんな
246 : ななしのよっしん :2016/02/08(月) 19:26:43 ID: akOA4SxODJ
>>245>>239のどの辺に対して気に障ったんだ?
ん、何が悪いって?
何が悪いのかと怒る前に何故怒るのかをキチンと書いてからだドア
247 : ななしのよっしん :2016/05/11(水) 11:24:17 ID: 8tjJxqieil
今年は強常連チーム東京工業大学Meisterがまさかの書類審落ちも、
公式記録飛行に挑戦するための準備を少しずつ進めてる模様。
挑戦~達成まで、うまくいってほしいね。
248 : ななしのよっしん :2016/09/08(木) 00:56:18 ID: Dcu8QZuIeN
>>sm29605558
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