鳩の休日とは、日本テレビが放送開始・終了時に放送している局ID(コールサイン・技術情報等)の通称である。正式にはBGMの曲のタイトルが『鳩の休日』であり、そこから付けられた。
概要
1953年8月28日、先行して開局したNHKに次ぎ、日本テレビが日本初の民放テレビ局として開局したときから使用されている。途中カラー化、音声多重化などで一部構成の変更などがあったが、「NTVの図案化ロゴ>鳩小屋に三匹の鳩>両脇の鳩が飛び立って消える>真ん中の鳩が飛び立ってアップになる」までの前半のアニメーションは一切変更されず、2000年まで日本テレビを象徴する映像として放送されていた。なお、鳩のアニメーションは当初はモノクロ放送だったのにも関わらず、やがて来るカラー放送を想定して最初から色ガラスを使ったカラーアニメーションとして作られていたという説がある。
しかし、2000年から放送休止時にフィラーとして「NNN24(現:日テレニュース24)」が放送されることに伴い、簡易的なものに変更され一旦姿を消した。
一応、日テレ側としては「放送休止中」と発表していたものの、地上デジタル放送の開始、日テレの汐留移転等の影響から、その復活は絶望視されていた。
ところが、2008年に日テレの開局55周年を記念して(短縮アレンジバージョンだが)見事復活。
古くからの日テレファンやオープニング・クロージング愛好家達を歓喜させた。
その後短縮版のみ使用され続け、1分間のフルバージョンは使われないと思われていたが、
2011年7月24日のアナログ放送終了、停波直前に
カラー最初期版(と思われる)鳩の休日のフルバージョンを放映。
さらに、最後の画面に「58年間 ありがとうございました」のテロップを付け
日本テレビを象徴し、多くの視聴者に愛され続けた鳩の休日でアナログ放送の最期を締め括った。
しかし2014年1月にロゴ、キャッチフレーズ変更によって
6年間の役目を終え鳩の休日は再び姿を消すことになった。
蛇足だが、日テレで放送されている「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」で、松本人志が罰ゲームでこの鳩になるという屈辱名誉を受けている。
関連動画
最新版の鳩の休日 近い未来、このようになるかもしれない
アナログ放送終了版鳩の休日
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関連項目
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