鴨居【かもい】
障子や
襖などの建具の開閉でみられる引戸。この建具の建て込みのために上下に溝のついた横木の材を取り付けます。
上
枠が
鴨居、下
枠が敷居と言います。
「
鴨居」とは「
鴨+居」です。では「
鴨」とは何か。「
鴨」とは
水鳥の総称で浮かぶ
鳥を意味します。
つまり床と
天井の間に浮いたようにある
水平材です。そして「居」ですが、これは人が潜る(くぐ・る)という意味です。
同じような意味で使われているのが「
鳥居」の居。
神社の入口にありますよね。
「
鳥」とは一直線の
道筋を意味します。
神の社へ続く
真っ直ぐな
道の入口に建立したものが
鳥居です。(両
翼を広げて二本足で立っているとの説と
鳥のとまり木で
鳥の居場所の説もあり定かではない)
鴨居で溝がないものを
無目(むめ)と言います。そして床(とこ)にある
鴨居と同じような
水平材を落とし掛け(おとしがけ)と言います。
つまり「
無目」も「落とし掛け」も人が潜らないので名称に「居」はついていません。
逆に「敷居」は人が通るので「敷+居」で「敷居」となります。
(省略しています。
全て読むにはこのリンクをクリック!)